存在のすべてを

存在のすべてを

小説・文芸
1,089円 (税込)

5pt

平成3年、神奈川県で発生した2児同時誘拐事件から30年。
当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「現在」を知る。
未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を追ってきた刑事たちの求めから、門田は再び30年前の事件と向き合うのだった。
そして取材を重ねていくなか、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。

第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位、
「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位!
質感なき時代に「実」を見つめる著者渾身の長編小説が遂に文庫化。2027年映画化決定!!

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存在のすべてを のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    未解決に終わる誘拐事件から始まる30年。3年後に祖父母の下に戻る被害児。空白の時間を追い続ける元刑事、新聞記者。
    壮大な流れの中で展開される人間ドラマ。
    本書のテーマでもある写実絵画。「存在」に対する哲学、筆者自身の作品にある実在感につながっているのだろう。

    ずっしりと重くでも明るい読後感。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    前半は、未解決誘拐事件の真相を追う警察と新聞記者の執念を描いた刑事ドラマだったが、途中から被害者の同級生を主人公とし、別軸でストーリーが進行し、 後半では事件の真相が当事者目線からのヒューマンドラマとして心動かす。
    登場人物が多くお話がポンポン飛んで、ついていくのが大変だったけど、最後には全部つな

    0
    2026年07月23日

    Posted by ブクログ

    真実は、空白の期間の中にあった『深い愛情』。

    『踊りつかれて』以来の1年ぶりに手にしました。
    平成3年に起きた二児誘拐事件。
    その中の一人、内藤亮が行方不明となり3年後に戻ってくる。
    内藤亮はどこで何をしていたのか。
    『空白の3年間』の真実を追いかける、新聞記者の門田と内藤亮を探す土屋里穂が行き着

    0
    2026年07月22日

    Posted by ブクログ

    読んでいて涙が出そうになったのは、永遠のゼロ以来。家族 信頼 どこにでもありそうで見えないけど大事なものの尊さを教えてくれる。読んでいたら幼少期に美術教室に通っていた先生を思い出して検索。実家近くの場所にアトリエを構えていた。。。お盆に会いに行く予定。

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    涙は必至。
    私が感じたのは、家族愛、けれど違う形の家族愛。子どもの視点、親の視点、第三者の視点で見方は変わり、どの視点も最後は1番良い着地点にはしたいが、世の中、そういうことにはならず、何かを諦めないといけない。
    何が正解かはわからないが、野本の選択肢は最善であったと信じたい。

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    二児同時誘拐事件がおこり
    真相がどうなるか
    ヒリヒリハラハラで
    終盤涙が止まらなかった
    親じゃないのに子供を愛し守る気持ちにすごく心を鷲掴みにされた
    ただ貴彦の幸せを祈ります

    0
    2026年07月09日

    Posted by ブクログ

    塩田武士『存在のすべてを』。
    『本屋大賞第3位』。
    ひさしぶりの塩田武士。

    30年前に起きた2児同時誘拐事件。
    未解決のまま時は流れ、3年後、ひとり、祖父母の元に現れた被害男子・内藤亮。

    そして30年後、当時、若手新聞記者として事件に関わっていた門田は、旧知の当時の担当刑事・中澤の死をきっかけに

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    2024本屋大賞3位
    半分までは場面が色々と切り替わって登場人物もバラバラで、そのたびに頭を切り替えなくてはならず、ようやく物語に入り込めたのにまた場面が変わるのか、と読むのを何度も投げ出したくなった。それらの点と点が繋がり始めてからは一気に読めました。切なくて深い話、誘拐事件の関係者,当事者の事情

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    あたたかくて哀しい、血の繋がりを超えた愛の物語だった。 30年前の誘拐事件をめぐり、止まっていた時間が再び動き出していく過程が丁寧に描かれ、真相を察しながらも届かなかった刑事達の無念と、その想いを託された記者の思いが重なり、事件の真相が紐解かれていく展開に胸が熱くなる。 世間的に見れば、あの夫婦は《

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに泣かされた社会派ミステリーだった。

    二児同時誘拐事件の真相を新聞記者が追うなかで、隠されていた事実や当事者たちの心情が明らかになっていく。刑事、新聞記者、画家、事件の当事者など、さまざまな視点から描かれることで、何が正しいのかを考えさせられた。

    写実画とは、ただ見たままを再現するもので

    0
    2026年07月22日

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