存在のすべてを

存在のすべてを

小説・文芸
1,089円 (税込)

5pt

平成3年、神奈川県で発生した2児同時誘拐事件から30年。
当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「現在」を知る。
未解決のまま異様な展開をたどった事件の真実を追ってきた刑事たちの求めから、門田は再び30年前の事件と向き合うのだった。
そして取材を重ねていくなか、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。

第9回渡辺淳一文学賞受賞、2024年度本屋大賞第3位、
「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10第1位!
質感なき時代に「実」を見つめる著者渾身の長編小説が遂に文庫化。2027年映画化決定!!

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

存在のすべてを のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これはすごい!!
    2児同時誘拐の被害者1人が辿る運命と、巻き込まれた夫婦の生き方。写実画家の夫婦がすごい。BGMには
    longing/LOVE
    今年1番泣いた。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    30年前の事件から始まる壮大な物語の真実が浮かび上がる。
    画家の儚い運命と出会い。
    切なさが押し寄せる。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    塩田武史さんの作品はこれで2作目。1作目は「罪の声」。そして、本作品を読み始めて初っ端からの感想が、やっぱり塩田武史さんはすごい、、。本当にこの一言が深くしっかり感じられた。
    実際に、本作品を読み進めるにあたるロジックが徐々に明かされ、こんな緻密な内容の構想にしているのかと驚く他ないし、良い意味で予想通りにはいかない。作品の素晴らしさ、本作品が語りかけるこの世の中のリアル感。
    映画が公開される前に、ぜひ一度読んでほしい。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    泣いてしまった。「存在」という言葉の意味。。この本は人にもお勧めすると思うし、私もまた読み返すと思う。

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    3年の空白期間があったからこそ生きてこられた。
    4歳で誘拐された少年が7歳になって戻ってきた。未解決の誘拐事件、事件を担当していた親友である刑事が亡くなったことをきっかけに真実を追い始める記者。誘拐された少年の高校時代の友達。
    当事者にしか分からない悲しみや葛藤、そして喜びや幸福。確かにそこに存在していて、そして永遠に完成することの無い、完成させることなど出来ない3年間の家族の形に涙。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    『映画化』の帯に惹かれて購入。終盤のたたみかけが圧巻。
    これ、どこをどう切り取って2時間くらいの映画にするんだろう?変な端折り方されないといいな…と、いうのは映画監督が解説書いてるくらいだから杞憂なんだろうね
    とにかく未発表のキャストが気になるなぁ

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    これは、面白い。30年前の未解決誘拐事件を発端に、重厚な社会派ミステリーで、当時関わった人物の詳しい描写や、終焉に向けて、だんだんとストーリーが明かされていく展開に興奮し目が離せなかった。厚い本なので時間をかけて読んだが、読後感が最高に良かった。
    マスコミ、警察、画家、家族それぞれの思惑が交差し、登場人物に感情移入させられる。
    社会派ミステリーのお手本。褒めすぎか(笑)。それほど自分は好きだった。
    来年映画化されるそうだが、誰がどの人物を演じるかとか、とても楽しみだ。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    骨太かつ重厚に織りなされた長編で550ページ超を一気に読んだ。塩田武士は本当にうまいなと思う。過去の事件の描写をプロローグにするのは塩田スタイルなんだけど、今回もそこから物語は始まり、誘拐事件を皮切りに、捜査員、新聞記者とミステリとして物語は展開していく。点と点が繋がっていきそれが線になり、立体的になっていく展開に引き込まれる。

    この話は「八日目の蝉」や「流浪の月」を思い出させられるようなテーマなんだけど、当事者が語ると言うスタイルではなく、周囲の人間が断片から復元していくと言うスタイルで、そこに新聞記者を使っているのが塩田武士らしい。既視感を覚えるようなテーマなのに新鮮な面白さを作り出していた。

    ミステリでありながら高校生の淡い恋や血の繋がりを超えた親子の愛情が描かれていてどちらも心を動かしてくる。特に仮初のはずの親子関係が血縁や時間を超えた何かを結ぶあたりの描写には泣かされた。その他に俺が好きだったのは2つの成人男性同士の友情が描かれていて、それは新聞記者の主人公と刑事、画家と画商なんだけど、この人間関係もすごく良かった。重厚だって言ったのはそのように幾重もの人間関係が丹念に描かれているところだと思う。

    それと俺が好ましいと思うのは、塩田武士は舞台装置としてだけそう設定された人物を極力排除しようとしているのではないかと言うところ。これはどういうことかと言うと、悲劇を描くための悪事を起こすためだけの悪人だったり、悲しみを引き起こすために死ぬためだけに出てくる病人だったり、そういう人物のこと。ともすればネグレクトをしていた誘拐された少年の母はこうなりそうなところを、塩田はページを割いて少しでも彼女の人物像を描こうとしている。その丹念さがすごく好ましい。

    なぜかガンプラが出てくるのもガンプラを通ってきた身としてはニヤリとさせられて、これは取材の産物なのか塩田の個人的な趣味なのかは気になるところ。それと、物語の展開にはそりゃちょっと都合良すぎないか?っていうものが2つくらいあったんだけど、まあそれを無視させる以上に物語に力がありそこまで気にならなかった。ひとつ希望を言うとするなら、俺としては500ページ以上かけて描いてきた登場人物たちがどうなったのかをエピローグでしっかりと描写してもらうのが好みで、そこは少し物足りなかった。とは言え読み終わった直後のいまはこの物語の余韻にもう少し浸っていたい。とても面白かった。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    新聞記者、刑事、そして写実画家という職業を通して、生きる意味を考えさせられる。感動したけど、中途半端な恋愛要素と最後のどんでん返し的オチは要らなかったんじゃないかなぁ…

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    出会いがあれば別れもあるというが、今作の別れほど切ない話は無いと思う。自分が貴彦と優美なら、どのような選択をしただろうか?と考えてしまう。客観的に見れば、違う選択をした方が良かったのではないか?と思う。しかし、子供には不思議な力があり大人の心と身体を動かすのだと思う。子供はとても尊い存在だ。

    0
    2026年09月26日

存在のすべてを の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

朝日文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

塩田武士 のこれもおすすめ

存在のすべてを に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す