水生大海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サイコメトリーができる家系が営む質屋のお話
江戸時代から続く質屋で、祖母と暮らす円
この家系の女性は不思議な力を持ち、円は物に触れることで記憶を感じる事ができる能力
質草や円が触れた物にまつわる記憶と背後で起こっている事件の謎を扱った連作ミステリ
真珠のネックレス、ブリキのおもちゃ、サイン色紙、指輪、絵 等々を扱った計5編
各短編を通じて一本のストーリーにもなっている
あと、初見で感じた題名や表紙イメージ以上にサスペンス要素が強くて面食らった
・真珠の想い
・ブリキの宝物
・少年からのサイン
・指輪の誘惑
・彼の絵はささやく
真珠のアレコレはちょっと色々な意味で酷い
職場の人間関 -
Posted by ブクログ
新米社労士(社会保険労務士)・朝倉雛子(26歳、恋人なし)のお話。続編が出た新聞広告を見て興味を惹かれ、最初の巻から買ってみた。
有給休暇、解雇、裁量労働、育児休業、年末調整、パワハラ、労災、超勤手当…。ここに出てくる内容は、大企業だろうと中小企業だろうと人事担当者なら知っておかねばならないことのように思えるけど、法の解釈や運用にいささか自信がない時にはプロに聞くということも必要なんだろうな。
よくありがちな労務問題がうまいこと物語に仕立てあげられていてまずまず面白く読めたが、わざわざミステリーっぽくすることもなかったように思った。
実際に労務問題が起こった時の企業の現場はこんなに簡単には -
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Posted by ブクログ
坂木司さん、初野晴さんの本をそのうち読みたいと
思っていたので、いっぺんに読めるのー!と、借りた本。
『お仕事小説アンソロジー』第2巻。1巻は未読。
面白かった。
登場する職業は、スイミングインストラクター・社労士・宅配ピザ店長・遺品整理会社員・ラジオパーソナリティ・メーカーOL。
まったく自分とは縁遠い職業ばかりだけど、共感できる点もたくさんあった。
仕事も親業も、よく観察し、自分の気持ちは抑えて相手のために何が良いのかを考え、最適な提示方法を試行錯誤し・・何より相手を信じて任せることがとっても大切なんだなと。
アラサー女子たちがちゃんと気づいて、あちこちぶつかって傷をつくりながらも(