あらすじ
山本美月さん、絶賛!
「ミステリー小説なのに、なぜかお腹が空いちゃう」
シリーズ第3弾!
すべての構図が、見えました――
美味しい謎を、いただきます!
ランチ合コンにいそしむ阿久津麗子と謎には目がない天野ゆいかの迷コンビには、コロナ禍のなかでも新たな出会いが待っていた。学校の廊下に置かれていたお稲荷さん、百貨店に届いた不穏な脅迫メール、キッチンカーへの嫌がらせ…合コン相手が持ち込む謎に目を輝かせ推理するゆいかに、麗子は天を仰ぎ…。恋の行方も気になる本格グルメミステリー。
目次
MENU1 お稲荷さん、いまは消え
MENU2 アンモナイトは百貨店の夢を見るか
MENU3 ずっとお家で暮らしてる
MWNU4 五月はたそがれの国
MENU5 天の光は希望の星
解説/青木千恵
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
コロナ禍でも何とか合コンにありつきたいと、麗子のバイタリティが凄いです。
合コンより謎解きが好きなゆいかと、何とか合コンに軌道修正掛けたい麗子の攻防戦もお気に入りです。
お気に入りは「お稲荷さん〜」。
良い話に聞こえたお稲荷さんの話だったけど、まさかそんな裏があったとは。コートを着てなかったのも納得でした。
あれだけ合コンしてるのに、一向に麗子に彼氏が出来ないのも可哀想ですが、まだまだランチ合コンを続けて欲しいです。
Posted by ブクログ
コロナ禍でも状況に合わせて感染対策をしてランチ合コンをする麗子とゆいか。コロナが他の感染症と変わらない扱いになった今から見ると「あー、こんなんだったなぁ」と思うけど当時はわからないことだらけで振り回された。お稲荷さんに大理石のアンモナイト、ペンの空間移動、キッチンカー、フラッシュモブ。ストーリーは面白いんだけどなぜこの本に出てくる料理て美味しそう、食べたいなという気分になれないのかしら。
Posted by ブクログ
コロナだけれど、合コンランチ。
会ってやってみたり、ネットでやってみたり。
色々な方法があるな、でしたが、それを駆使してまで
やってしまうのが凄いような?w
人と喋りたい、という欲求に非常に共感でした。
ついに合コンではなく、謎を解いてもらう方の需要も
出てきてしまっていますw
人と出会う、という最低ライン(?)はできてるので
よろしい、かも知れません。
しかし…女は怖い。
突撃しているのもすごいですが、行動力が…。
そして男も、ちょっと考えろ、と突っ込める人物。
年を考えたら、そんなものかも知れませんが
いくつでも、女は女、です。
Posted by ブクログ
旅のお共として。シリーズ3作目、5篇の連作短編集。今回はがっつりコロナ禍での話。世相だねー。ランチ合コンもできなくなり、リモートでやったり、テラスでやったり、久しぶりに復活させたり。麗子がおいしいもの大好き、ってのが回を重ねるごとに前面に出てる気がする。もちろん良いことだけど。麗子がお茶を分けることもできないんだと寂しく思うのは非常に共感できた。ほんとマスコミのせいでみんな無駄に心配し過ぎる3年だったと思う。将来、この3年の対策が無駄だったと明かされる時期が来るのだろうか。そして、まだシリーズは続きそうな感じ。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。短編集。今回も楽しく読めた。
合コンがしにくい環境のなかでそれなりにやっているところがすごい。
ゆいかの観察眼がするどくて感心する。
人は無意識のうちに心境が言葉や態度に出てしまうことがよくわかった。「ずっとお家で暮らしてる」が印象に残ってる。女の争いは怖い。表面上はわからないところが特に。