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Posted by ブクログ
私の好きな「日常の謎」本(^ ^
観察力バツグンの「謎好き」OLがホームズ役で、
その同僚で恋人絶賛募集中のOLがワトソン役の、
安楽椅子探偵もの、と言える。
ただし事件は「向こうからやって来る」のではなく、
ホームズが「自ら首を突っ込んで行く」(^ ^;
OL二人組、と言うことで「合コン」に積極参加。
ただし諸々煩わしくないように「ランチ合コン」に。
その合コンの相手から、謎を拾い上げて
快刀乱麻の解決をするホームズ先生(^ ^
...いねぇよ、こんなOL、とツッコみたくもなるが、
ちょっとした「OLとしての」描写がリアルなせいか
それほど大きな違和感を抱かずに読める。
キャラクターはややステレオタイプなきらいはあるが、
シチュエーション設定に無理がなく、
また「ランチの描写」がリアルでおいしそうで、
すいすい楽しく読める(^ ^
また文庫版巻末の解説にもあるが、
「メインの謎」が解決した後で、
必ず小さな「オマケの謎」がある。
これがランチにおけるメインとデザートのようで、
本当に構成に抜かりがない感じ(^ ^
通勤のお供に、気楽に読むのにぴったりな一冊(^ ^
Posted by ブクログ
テレビドラマが面白くて再読。
オーソドックスな安楽椅子探偵もの。
失恋した会社員・麗子は同僚のゆいかを誘ってランチ合コンに精を出すが、合コンの相手方に関わる謎にゆいかが反応し、合コンは謎解きの場に。
面白かった。
2017.07.19
オフィス街の日常的な謎を解決する安楽椅子探偵もの。
大仏ホーム経理部の阿久津麗子は、同僚の天野ゆいかを誘ってランチ合コンへ。
ミステリとしては普通。
お昼休みに一時間の時間休をとって「ランチ合コン」という設定と、豪華なランチが楽しかった。
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解決までがスムーズでとても読みやすい作品
個人的には掟上今日子感を感じた、内容は全然違うけどw
こんな同僚がいたら面白いなぁと。自分が麗子の気持ちになって読める感じがとても好きでした
Posted by ブクログ
遠恋中の彼氏に振られた麗子は同僚のゆいかとランチ合コンを計画。そこで話題になるちょっとした謎を安楽椅子探偵ゆいかが解決する。テンポが良くて読みやすい。ゆいかは毎回推理力がすごいな。シリーズ化されているそうなのでこれから続編が楽しみだけど、このシリーズ続けるには二人はランチ合コンを続けなきゃいけないのよね。彼氏を見つけたい麗子さんには気の毒だな・・・。
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てっきり料理に纏わるミステリだと思っていた。物語は飽きることなく一気読み。理由は分からないけど、なぜか主人公に惹かれる。続編も読みたい。
あらすじ(背表紙より)
お昼休み+時間有給、タイムリミットは2時間――大仏ホーム経理部のOL・阿久津麗子は、同僚の天野ゆいかを誘ってランチ合コンへ。恋人に振られたばかりでいい出会いを求める麗子だが、なぜか男性陣から持ち込まれる話題は、犯人探しや暗号解読ばかり。深夜に動くエレベーター、金曜日に大量の弁当を購入する美女、ストーカー事件の真犯人、失踪した新婦が残したメッセージ、アパートの窓に日替わりで現れる動物、消えた結婚指輪。ミステリマニアのゆいかは、それらの「謎」に興味を示し……。オフィス街の怪事件に安楽椅子探偵のニューヒロイン・天野ゆいかが挑む!
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アームチェア探偵物の日常系ミステリ。
解決の場は、だいたいレストランだったり合コン中だったりするのだけど、実在する店を紹介する話だと、更に面白いかも。
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経理部で働くOLコンビが主役のコージーミステリー。
ランチ合コンという発想は新しいものの、美人で意識が高いのにどこか残念な麗子と頭脳は鋭いけれどヒューマンスキルに欠けるゆいかというキャラクター設定は、ありきたりな印象です。
血生臭い事件はないものの、読み易い日常の謎の裏に少しブラックな人間関係の背景が含まれているので、好みが分かれる気がします。
Posted by ブクログ
日常の謎解きの短編集。探偵役はOL。ランチ合コンしながら相手の謎を解いていく。話も面白いが、ランチがとってもおいしそう。
恋は発展していかないが、謎解きはどんどん進む。
ちょっとした会話の端々で色んなことが推理できるものだな。
Posted by ブクログ
最後の2篇は面白かった。あとは、つまらなくは無いけど動きが全くないから退屈だなと思って読んでました。安楽椅子探偵って、助手はジタバタするものだと思ってたので、こうまで何も無くランチで話聞いて解けましたって…と、すこし思ってしまった。美味しそうだなと思ったのは駄洒落の店。
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女性ばかりの大仏ホーム経理部の中でも、ちょっと浮いた存在である天野ゆいか。彼女は他の人のようなコミュ力やOLっぽさはないが洞察力が鋭く、人と話をしているうちに意外な真相を見抜くことも多いのだった。
女性主人公の「安楽椅子探偵」をグルメに絡めてやりたかったんだな、というのが凄くわかる反面で天野ゆいかのキャラクターがどうにも、文章だけで読んでいくと、他の人に対してあんまり気遣いができないただの理屈っぽい不躾なヤツじゃん的な、初っ端からあまり好きになれずという感じだった。
扱う事件が、ちょっと(一般人の思考とはズレもあるような)妙な理論じみたテーマのことも多く、会話と食事の途中でゆいかが、謎が解けた、と謎解きパートに移行してもなんだかピンと来ない感じ←これは作者によるゆいかの謎解きの説明の書き方や語彙の問題でもあるような気がする
Posted by ブクログ
TVドラマ化決定と書かれた新聞広告で知って読んでみました。OLが昼休みのランチ合コンで謎解きするという構成は新鮮といえば新鮮ですね。「昼休み」という時間的制約があるからか、掲載されている短編はいずれもテンポよく話しが進みますし、読みやすかったです。
ただその反面、話しの舞台はランチのレストランに限定されており場面転換がなく、また謎解きのネタそのものも”小粒”なものばかりです。この点については読者の好みがわかれるかもしれません。
唯一ぬいぐるみの話しだけは実際に現場へ行ってみる、という展開が待ち受けており、「おっ、それで実際はどうなっているの?」と先が気になる出来栄え、他の話しは可もなく不可もなく、といったところでしょうか。そうはいっても読みやすかった=それなりに楽しんだ、ということで星は3つにしました。