水生大海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
印象に残っているのは、育休の話。
いくら法律で守られているからと言って、利益追求を目的として存在する会社側に余力がないと、育休を取るのは難しいというのは心が痛んだ。
法や就業規則だけ整えばいいという話ではないのだと感じた。
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個人的に、余力がある会社で育休を取れた私は恵まれていたと思うが、マミートラックは苦しかった。
やりがいよりも生活が大事というところでなんとか踏ん張ってきたが、自分が荷物になっているという感覚はつらく、自分はここでは役に立てないという確信が退職を決意して、社労士を目指すことを検討している。
資格は手段で、その先に何を実現したいのかが大事だと考える。
ワークシェアリングには興味がある。
日本の未来がより働きやすくなりますように。
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Posted by ブクログ
高校時代の親友が社労士を目指して勉強を始めたというので、どんなお仕事なのか小説を通して知りたくて読んだ。多岐にわたる仕事内容(保険料の計算、就業規則の作成、コンサルティング……)がよくわかり、そこにドラマもあるので、お仕事小説として面白かった。明るくほっこり系のお話かと思いきや意外とダークな面も多く、それはそれだけ人々が自分の仕事や生活に精一杯だからであって、そこに切り込んでいかなければならない社労士って大変なんだろうなぁと実感した。雛子の正義感がちょっと空回りしている感があり、社労士という立場とはいえそこまでやっていいのか? と疑問に感じるところが多々あるのと、各話の終わりがいまいちすっきりせず、雛子の関りが結末にうまく結びついていない感じがあるのが気になった。
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Posted by ブクログ
オーディブルで。どんでん返し系短編。
『妻は嘘をついている』家に帰ると見知らぬ男の遺体が。妻の浮気を疑うも、妻によって疑惑は晴らされる。が、娘のインスタによってそれが嘘だとわかり、そして、同じことが自分の身にふりかかる。
『まだ間にあうならば』売れない俳優の女の子が、推しアイドルのMVでの彼女役に抜擢されたことで、同じファンからの攻撃を受ける。攻撃してくるのは、かつての推し仲間だと思っていたが、意外な人物だった。
『三年二組パニック』卒業式である人物への復讐をするという噂を聞きつけ、クラス内の揉め事に頭を悩ませる担任。当日告発されたのは、その担任だった。
『家族になろう』身分違いの恋のため、反対されていると思っていた二人の間にあった真実。
『あの日。キャンプ場で』大学の映画サークルで主演女優をつとめるいやな女を、ちょっとした意地悪で、キャンプ場に置き去りにしたサークルメンバー。しかし、後日彼女が遺体で見つかったことにより、罪悪感を覚える。事故と処理されたが、疑いを持ち、調べていくうちにサークルは分裂してゆく。
『三年二組パニック』は、ある事実が明らかになった時、「キモっ」と思った。 -
Posted by ブクログ
▼不勉強で世間知らずだったので、「社労士(社会保険労務士)」という存在や、その仕事役割については何も知りませんでした。その意味では「へ~」に満ち溢れた愉しい本でした。働き方や従業員の保険、などなどのプロフェッショナルを置く余裕がない企業では、社労士んさんが大きな役割を担っているのですね。
▼連作短編。「お仕事物」でありつつ「ライトなエンタメ」というゾーンを狙って、かなり健闘されていると思いました。ただ、当然ながら難しい問題が毎回起こるので、フィクションの力で各話をさわやかな終わり方にする、、、というのはやりきれてはいません。仕方のないことですが。だから問題提起があって、当然ならが構造的な解決にはならず(そりゃそうです。政治家や官僚の皆さんが解決できないのだから)、その上でこの物語の中でフィクションとしてできれば痛快に終わりたい・・・・けれども、割と問題提起で終わっていく、という回も。
▼それなりに小規模な事業体だと、いろいろが理想と現実とはギャップがでかいよなあ・・・育休産休の問題だけでも、キレイゴトでは通らない・・・そんな悩み方をしながら読んでしまいました。その段階で作者側としてはもう、してやったりなんでしょう。