水生大海のレビュー一覧

  • 宝の山

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    地方の閉鎖的な村で暮らし、親戚の介護に追われる希子。村の掟に逆らわず、村役場の年上の竜哉との婚約が進む中、ブロガーとして街にやってきた茗が突然疾走する。その仕事を希子が引き継ぐことになり、人の理不尽な姿を暴いて行くという展開。

    曜というITに強い高校生
    来宝ファームの社長の麗美
    最初は、敵か味方が分からない二人でしたが、自分の力で苦境を乗り切る二人がカッコよく見えました。

    「面白そうです。わたしも、転ばされるのは嫌です。ただ起きるだけというのも嫌です。嫌だと、やっとわかってきました」
    理不尽を受け入れるか跳ねのけるか、女性に限らず男でも岐路に立つときがある。しっかり言葉にするのは大切。

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    2023年11月27日
  • ひよっこ社労士のヒナコ

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    今の私には受験資格が無いけれど、舞台が整えばいつか試験に挑戦してみたいと思っている社労士のことを少しでも知れたらいいな、と思い手に取った一冊。

    新米社労士のヒナコが、日々クライアントからの要望に応えていく中で学び、成長していくお仕事小説です。
    お仕事小説でありながら、ミステリー要素も兼ね揃えていて、読んでいて楽しみながら労務の知識を学ぶことが出来ました。

    クライアントからの無茶な要望に対し、法律を後ろ盾にして毅然とした態度で向かうヒナコはすごいなぁと思うと同時に、モヤモヤしたまま解決とされてしまう問題もあるのが、実際の現場のリアルさでもあるのかと感じました。

    続編2冊もまとめ買いしている

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    2023年11月25日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    社労士ヒナコ第二作。老人ホームの調理師を辞めさせたい、残業代を請求しない社員、セクハラ、介護で時短要求など経営者側の要求にどう答えるか?

    必ずしもクライアントの要求にストレートに応じないヒナコがいい。クライアントが悪いことがよくある。社労士の関わる広範の業務を知れるのもいい。

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    2023年11月04日
  • マザー/コンプレックス

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    地下鉄の痴漢事件に端を発する、3家族の崩壊物語

    以下、公式のあらすじ
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    地下鉄の”ある事件”を機に母性が暴走する

    蜂須賀恵理子は、悲嘆に暮れている。自慢の息子が痴漢行為を咎められ、逃げようとして地下鉄に轢かれ、死んだのだ。冤罪だと信じる恵理子は、亡き息子のSNSにのめり込み、事件の真相を探ろうと奔走する。
    夏川美夏は、激怒している。高校生の娘が電車内で痴漢を捕まえたが、被害には長い間遭っていたというのだ。美しい娘には芸能界で活躍してほしい。週刊誌記者に身辺を嗅ぎ回られ、美夏は苛立つ。
    高奈琴絵は、幸せの絶頂から突き落とされる。不妊治療の末

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    2023年10月07日
  • ひよっこ社労士のヒナコ

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    社労士になった雛子。クライアント企業〜様々な相談が持ち込まれる。無断欠勤からの退職、就業規則、育休、パワハラなどの様々な問題を解決する連作短編集。

    社労士は社会保険の計算をしてるのかと思ったら仕事の範囲が広くて驚いた。ストーリー展開とひねりもなかなか良かった。

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    2023年10月02日
  • 熱望

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    結婚詐欺にあった女が、自分も結婚詐欺のようなことを始め、やがて殺人を犯し逃亡生活を始めるといった筋で、自信過剰なひとり語りで作品が描かれておりかなり面白かったのだが、最後の展開が今ひとつかな、でもあんなもんかな。

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    2023年09月19日
  • マザー/コンプレックス

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    様々な立場の母親が巻き起こすミステリー。
    自分の子供可愛さゆえに、行き過ぎた行動をとってしまう母親達に共感は出来ないが、あり得る話ではあると思う。
    続きが気になって一気に読んでしまった。

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    2023年08月19日
  • 希望のカケラ 社労士のヒナコ

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    お仕事日常の謎のミステリーですね。
    「社労士のヒナコ」シリーズの3冊目です。
    やまだ社労士事務所に勤める朝倉雛子は、四年目になる。
    かなり経験値がましたとは言え、コロナ禍で新たな問題も出てくる。
    雛子は、独立を視野に入れているが、世の中は理屈通りにはいかない。またまた、苦戦の連続だが、持ち前の感の良さと好奇心で懸案の問題の裏にあるなぞを解き明かす。
    五話の短篇連作。
    いずれも癖のあるキャラクターが出てきて、雛子を悩ませる。

    社会保険労務士の仕事の複雑さを、丁寧に綴るのは、さすがですね。理屈っぽくならないように、事案の謎を絡めて、読みやすい文章を駆使されています。
    やまだ社労士事務所の面々の、

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    2023年08月01日
  • マザー/コンプレックス

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    痴漢事件をきっかけに崩壊していく三家族を描いたバリバリのイヤミス。
    胸糞悪い人物や、過保護な母親がわんさか登場するがミステリとして十分面白かった。

    亡き息子の痴漢冤罪を信じSNSにのめり込んでいく母親、痴漢被害に合った娘を思うあまり暴走する母親、待望の子を妊娠中に痴漢容疑で逮捕された夫を持つ妻。

    三家族はどれも地獄だ。

    痴漢事件を機に、登場人物達が皆、エスカレートしていく姿はスリリングで片時も目が離せない。
    思い込みによって起きた悲劇には言葉を失う。

    我が子の為ならば鬼にでもなれる母親の愛情と紙一重の狂気にやられた。

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    2023年07月28日
  • マザー/コンプレックス

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    色々な母親が出てきて
    私も母親なので共感するところもあり
    ここまでするかと思ったり。

    大切に大事に育てたつもりでも
    子供からすればエゴを押し付けられているだけ。
    その圧力で心が歪んでしまうなんて
    そんなことは望んでいなかったのに。。

    ちょっと後出し感はあったけれど
    考えさせられた。

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    2023年06月17日
  • マザー/コンプレックス

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    ネタバレ

    タイトルからしてゾワゾワする胸騒ぎ。
    痴漢行為を咎められて事故で亡くなった息子の母、痴漢被害に遭いその痴漢を捕まえた娘の母、夫が痴漢で逮捕された妊娠中の妻、痴漢という卑劣な犯罪に絡む3人の母たちの感情の暴走は止まるところを知らず、こちらも一気に引き摺られて嫌悪感が湧きながらもおもしろかった。
    琴絵はともかく恵理子と美夏の毒母っぷり…母親という生き物の愚かな一面をまざまざと見せつけてくれる。
    犯人のオチのつけ方も納得。
    終盤になるにつれて意外な人物が存在感を増してきて、最後まで気が抜けないドキドキを楽しめた。

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    2023年06月10日
  • 希望のカケラ 社労士のヒナコ

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    コロナ禍によってそれに基づく給付金が支給される事になって、ますます社労士の存在が有難いと思えました。素人では知らないしがらみなんかもあって、為になりました。

    ヒナコも4年目だからヒヨコではないけれど、まだまだ舐められてる感があるのが切ないです。お仕事×ミステリーで為になりつつ楽しいのが魅力ですね。

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    2023年05月28日
  • 希望のカケラ 社労士のヒナコ

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    社労士のヒナコシリーズ3作目
    主人公のヒナコこと朝倉雛子も大分成長し独立も視野に入れながら業務に携わるようになる。
    巻を通じてコロナ禍がテーマとなっている。
    「そこは安息の地か」雇用調整助成金
    「甘い誘惑」家族手当廃止
    「凪を臨む」労働災害
    「副業はユーチューバー」副業
    「希望のカケラ」育児休業
    毎回、会社と労働者の案件とミステリが見事につながっているのが素晴らしい。

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    2023年05月28日
  • 設楽不動産営業日誌 お客様のご要望は

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    不動産屋さん日常の謎系のお話。

    物語ではあるけど、実際こういう人もいるのかなぁと思うと対応する側は大変だろうなぁ、、と。

    幼い頃の誘拐という闇なところもあり
    単純な日常の謎ではないところが良かった。

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    2023年05月20日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    社会保険労務士として会社の労務相談に乗る雛子。どれも働いていれば一度は遭遇し、またはその時に向けて備えたほうがいい案件。
    介護や育児はお互い様、といえど実際周りでカバーしている人に不満が溜まれば立ち行かなくなる。
    万引きは軽く扱われすぎ、それで閉店するお店がどんなに多いことか。中高生で遊び半分でやる人間もいるし問題の深刻さを考えていない。
    セクハラで騒いだ漆戸課長て器が小さすぎて上に立つのは無理でしょ。

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    2023年05月18日
  • 女の敵には向かない職業

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    ネタバレ

    全体的に面白く読み進められた
    内部情報を友達の姉にペラペラ喋ってしまう主人公に共感しきれない部分はあったけど
    ハラスメントというけど、こうした世界は確かに閉鎖的で才能がものをいうため、ありそうと思った
    主人公はダメなものはダメというし、それは立派だけど、それができない人の気持ちも理解できる
    特に編集者となれば尚更
    でも世の中には受け入れられない
    ちょっと極端なほどの描き方だったけどほんとにあるのかもなーーという感想

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    2023年04月03日
  • ひよっこ社労士のヒナコ

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    社労士受けようかと思って早十数年。雛子のように派遣や非正規で労務の仕事をしている私にはとても興味深いお話でした。今年の試験、今から間に合うかしら。

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    2023年03月18日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    労務問題のケースとしては、少し複雑すぎないかな?と思う編もあるけれど、お仕事エンタメとして飽きられないように、程よく知的好奇心を刺激するレベルにしようとする工夫があるのだと思う。仕事を始めて数年の社労士って、このヒナコみたいにズバズバ仕事ができるようになるものだろうか?

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    2023年02月21日
  • ひよっこ社労士のヒナコ

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    通勤電車で読むのにちょうどいいくらいの軽さ。ミステリーの要素があり飽きない。シリーズ二作目の方が評価が高く、個人的にも二作目の方がさらに好き。シリーズで読んで損はないと思う。

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    2023年02月19日
  • 設楽不動産営業日誌 お客様のご要望は

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    「その残置物はわたしのじゃありません」「騒音を訴える俺がそんなに悪いのか」
    「事故物件なんて冗談じゃない」「相続税そんなの払えねえんだよ」
    不動産会社を舞台にした4話収録の連作短編集で文庫書下ろし作品。

    不動産のチラシを眺めるのが好きな私には結構面白かった。

    町の不動産会社で働く主人公・真輝。
    彼の元には居住者から要望やクレーム、果ては不可思議な問い合わせまで舞い込んで来る。

    当事者に取ってはどれも深刻な悩みだが日常系ミステリなので軽く楽しめる。

    謎を紐解いていくと見えて来るのは人間の悪意。

    毒を孕みながらも読後は爽快。

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    2023年02月18日