水生大海のレビュー一覧

  • 希望のカケラ 社労士のヒナコ

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    新年一冊目。社労士の仕事には興味があるけど、ぬかなかそれをテーマにした小説はない。
    シリーズ一作目から読みたかったけど書店になかったのでこの三作目から。
    職場環境をどうするか、法が整備されてもなかなか変わらない体質の会社もある。社労士の役割って関わり方次第で大きいなあと感じる。
    次は一作目!読んでみよう。

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    2023年01月15日
  • 女の敵には向かない職業

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    ネタバレ

    勤めていた会社が倒産し、一念発起して憧れの漫画家・香蓮のアシスタントになった彩華だったが、同じ事務所で働く漫画家であり香蓮の弟・神薙がセクハラ、パワハラなどと、ハラスメントオンパレードで閉口気味になる。

    そんな中、香蓮のネームがネットで売られているのを発見し、それを見た神薙がSNSで呟いた事が大炎上した。おまけに、同じアシスタントの菜々が何者かに襲われて…

    次々と容疑者が浮かぶけれど、中々決定打にはならずどうなるかとハラハラしてましたが、まさかの展開に驚きでした。

    神薙に関しては、きっと生涯このままなんだろうなぁと思います。やる側はそんなつもりないとか言うけど、やられた側は一生忘れないで

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    2022年12月21日
  • 熱望

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    ネタバレ

    詐欺にあった可哀想な人だと思っていたら取り返す為にか自分が詐欺師となっていただなんて。詐欺に遭う辛さが分かりながらも警察には頼れず、ならば同情の余地なしの男ならいいじゃん、とちらっと応援してしまったり。でも良い人を騙すのはやっぱりね、、そして気づいたら殺人まで犯していただなんて自分でもびっくりだろう。衝動的殺人はそうして起こってしまうのか。それでも逃げて生きる道を選ぶ彼女の機転の良さには関心。果たして彼女の未来はどうなるのかまだまだ波乱が予期される結末だ。

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    2022年11月10日
  • ランチ探偵

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    解決までがスムーズでとても読みやすい作品
    個人的には掟上今日子感を感じた、内容は全然違うけどw
    こんな同僚がいたら面白いなぁと。自分が麗子の気持ちになって読める感じがとても好きでした

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    2022年09月07日
  • だからあなたは殺される

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    ネタバレ

    最初から正義の振る舞いに好感が持てず、この感覚が後々どう繋がっていくのか否か気になりながら読み進めていく。
    本編に事件自体は思いのほかあっさりと片付くがその後の展開は見事であった。不思議と優羽はしたたかであるが憎めない存在であった(やったことは良くないが・・)
    それぞれの登場人物の闇と嫌な部分がしっかりと表現されていた。
    初めて読んだ作家さんであったが後半の流れが個人的には非常に好みであり、他の作品も読んでいきたいと思った。

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    2022年06月19日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    最後が駆け足になったストーリー展開が気になったなったので★マイナス1です。
    しかし、第一弾と同様、労務管理に関わる知識を得るのと同時に、介護に携わりながら勤務することの大変さを知ることができました。そして、企業や社会は、活きやすいように環境を変えていかなくてはならないと感じた一冊でした。

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    2022年04月21日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    お話の筋書き上、どうしても会社側を悪者にしたいと思うんだけど、会社の言い分もあるよなーと思ってしまった
    難しい問題

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    2022年04月01日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    小説が10本、評論が1本のテンコ盛りだが、表題の「ベスト本格ミステリ」の名前にはややそぐわない感じだった.特に面白かったのは『透明人間は密室に潜む』だった.内藤謙介・彩子夫妻を軸に透明人間病の話が展開されるが、川路昌正教授が開発しようとしている非透明になれる薬を阻止する彩子の行動が楽しめた.

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    2022年03月28日
  • 善人と天秤と殺人と

    匿名

    購入済み

    真面目な珊瑚と、おおざっぱな翠。
    中学校の修学旅行で後味の悪い事故を起こした二人はその後疎遠になっていたのに、婚約者の義理の妹という形で再開する。

    語り手は珊瑚になったり、翠になったり。
    潔癖な珊瑚と思いきや、過去には不倫をしていたり、その相手も自分次第で全然違った人物に見えてくるのも面白い。

    途中で展開が一気に変わる部分では、あとがきにあるように、あまりに演劇のようで少し笑ってしまうくらいです。

    読み進めていくうちに少し引っ掛かっていたことが、やっぱり最後に回収されていました。



    #ドロドロ #ドキドキハラハラ

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    2022年03月25日
  • 僕はいつも巻きこまれる

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    主人公が、後から後から行動や発言を疑われて、最初はプラスの話題性だった様子なのに打って変わって…という設定のテンポ感と、SNSから憶測の話題が飛び交って…という「現代社会あるある」が上手くマッチしている構成。実際SNSってそこまで人の実名飛び交うんだろうかそれって一昔前のmixiやら2ちゃんねるの時代じゃないの、みたいな細かな「主人公が窮地に追いやられていく過程」の詳細のところはやり過ぎ感が気になるといえば気になるものの「あ、ありえない話じゃないなこーいうの」という流れは上手く描写されていると思った。

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    2022年03月05日
  • 教室の灯りは謎の色

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    こういう塾の通い方があるのは知らなかった。良い先生がいてくれるなら高校に縛られることないかも。謎を解くというか、こじれを正してくれる大人がいるのは心強い。

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    2022年02月28日
  • きみの正義は 社労士のヒナコ

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    社会保険労務士が主役の小説って珍しい。会社とか従業員とかの関わる題材だし、結構身近な問題が採り上げられている。しっかりしているような、ちょっと頼りないようなヒナコの立ち位置が丁度良い。

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    2022年01月21日
  • だからあなたは殺される

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    後半になるにつれおもしろかった。 最後は一気に読めたし、初めからあるいろいろな違和感が解消された。 後味はすっきりしない。

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    2021年12月29日
  • 冷たい手

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    ネタバレ

    中盤まで、主人公が何に怯えているのか、隠しているのか分からないまま、話はしばらく続くが、続きが気になって一気読み。

    後半は濃密な展開になる。苦しい展開。

    主人公と警察のやりとりは読んでいてイライラするほどのリアルさ。


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    2021年12月29日
  • 善人と天秤と殺人と

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    展開が早く、ストーリーが二転も三転もしてゆく。
    途中までは、話の真髄が掴めず、人によってはもしかしたら飽きてしまうかもしれない。
    2/3ほど読み進めると物語が一気に加速する。
    次々と明らかになる事実ひとつひとつが、大袈裟に描かれず、読者が置いていかれないのも良い。
    ただ、ラストは平凡。
    もうちょっと何とかならなかったのか?と思ったので、星4つで。

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    2021年11月25日
  • 冷たい手

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    ネタバレ

    著者の作品は初読みでしたが、予想以上に楽しめました。

    本作の主人公はアパレルショップで働く朱里。

    そんな朱里の職場に訪れてきた典子は婚約した事を報告。

    しかし、典子の婚約は元彼からの告白により自ら諦めることに。

    典子を心配する朱里。

    そんな朱里に届いた典子が殺されたという一報。

    事件を追う刑事。

    そして朱里、典子に隠された悲しく辛い過去。

    徐々に明らかになる真実は思わぬ結論に。


    説明
    雨の音が聞こえる。冷たい手が伸びる―。アパレル店員として働く朱里には、隠し続ける「あの日」の過去があった。「あの日」が近づき、同じ過去を共有する典子が婚約の報告に訪れた。しかしその一か月後、典

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    2021年11月09日
  • だからあなたは殺される

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    店員さんがおすすめ、とのことで買ってみた作品。大きなどんでん返しはないが、最後にタイトルの回収がされたので「なるほど〜」と感じた。
    ミステリーのどんでん返しが欲しい人には少し物足りないかも

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    2021年10月03日
  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)

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    少女が住む田舎に校外学習でやってきた4人と出会う。仲良くなった5人は夜に廃校へ向かうことになり、ある事件に巻き込まれる。1人に大きな傷を残し事件は終わりを迎える。

    事件の5年後、高校生になった少女は高校で4人と再会をする。事件の罪悪感から4人を避けてしまう。

    憧れの高校生活を送りたかっただけなのに。相手のため、自分のための行動がどんどん空回り複雑になっていく。

    罪悪感から無視をしてしまった少女、それに気付いて知らないふりをした少女、それを怒ってると判断した少女、その空気に気付けないお調子者の少年、何も知らないタイミングの悪い少年。
    5人の視点で話が進むためそれぞれの心情がわかりやすい。

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    2021年08月16日
  • 熱望

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    結婚詐欺に遭い、仕事も失った春菜。生活に困窮する中で思いついたのは、自分がやられたようにやりかえすこと。名を騙り、金を持ちそうな男に近づいて金を巻き上げる生活を続ける彼女。しかしそんな生活がいつまでもうまくいくはずもなく、さまざまな危難が降りかかることに……実に痛いし苦しい状況なのだけれどどこか突き抜けていて、読む手の止められないサスペンス。
    もちろん春菜の陥った状態は気の毒なのだけれど、だからといって悪事に手を染めていい理由にはなりません。とはいえ、なんだか彼女を憎めないのも確か。彼女の周りの人間も善良な人ばかりではないし、彼女は彼女なりに「頑張って」いるんですよね。なので果たして彼女は幸せ

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    2021年06月20日
  • 夜更けのおつまみ

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    まさに夜更けにお酒をちびちびと呑むように、ちびちびと気分が良い夜に読んでいたら結構時間がかかったけど好きな本でした。このシリーズ、他のも読んでみたい。生活感が満たされる。

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    2021年06月10日