水生大海のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お仕事日常の謎のミステリーですね。
「社労士のヒナコ」シリーズの3冊目です。
やまだ社労士事務所に勤める朝倉雛子は、四年目になる。
かなり経験値がましたとは言え、コロナ禍で新たな問題も出てくる。
雛子は、独立を視野に入れているが、世の中は理屈通りにはいかない。またまた、苦戦の連続だが、持ち前の感の良さと好奇心で懸案の問題の裏にあるなぞを解き明かす。
五話の短篇連作。
いずれも癖のあるキャラクターが出てきて、雛子を悩ませる。
社会保険労務士の仕事の複雑さを、丁寧に綴るのは、さすがですね。理屈っぽくならないように、事案の謎を絡めて、読みやすい文章を駆使されています。
やまだ社労士事務所の面々の、 -
Posted by ブクログ
社労士の仕事も良く知らなかったし、労働保険、退職、年次有給、産休育休、非正規雇用、労災、裁量労働制などなど、知らないことも多く、なかなか勉強になった。
社労士は、雛子のように、誰に対しても毅然としていないとできない仕事なのだと思う。
そして、雛子の言うことは正論。個人的には、嫌いじゃないけど、でも正論すぎてそれを煩がる人がいることも、それだけじゃ世の中回らないこともわかる。
派遣社員時代のエピソードもそれを物語っていて、バランスって大事だな、と。
全てがちゃんちゃんと丸く収まらないところもリアリティがあって、スイスイ読めた。
続編も手にしたいと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勤めていた会社が倒産し、一念発起して憧れの漫画家・香蓮のアシスタントになった彩華だったが、同じ事務所で働く漫画家であり香蓮の弟・神薙がセクハラ、パワハラなどと、ハラスメントオンパレードで閉口気味になる。
そんな中、香蓮のネームがネットで売られているのを発見し、それを見た神薙がSNSで呟いた事が大炎上した。おまけに、同じアシスタントの菜々が何者かに襲われて…
次々と容疑者が浮かぶけれど、中々決定打にはならずどうなるかとハラハラしてましたが、まさかの展開に驚きでした。
神薙に関しては、きっと生涯このままなんだろうなぁと思います。やる側はそんなつもりないとか言うけど、やられた側は一生忘れないで