水生大海のレビュー一覧
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「夜半のちぎり/岡崎琢磨」
シンガポールの新婚旅行で奥さんが殺される。そこで元カノも結婚していて、彼と来ている。その彼が実は今の奥さんとも付き合っていて犯人というだけの話。
「透明人間は密室に潜む/阿津川辰海」
これは力作ですね。なぜか肌が透明になる人たちが現れてきて、そうなると透明人間は不便。人...続きを読むPosted by ブクログ -
オレがジジイで、ジジイがオレ?
使い古された設定ですが、転校生、君の名は。男女ではなく、17才の高校生と63才のリタイヤ祖父(笑)
祖父が突然、何者かに刺され、なぜかその場に孫が、孫も酔っぱらいに巻き込まれ、気が付くと入れ替わる(^^;
二人で事件解決に奮闘するも・・・
ドタバタ劇ですが、なん...続きを読むPosted by ブクログ -
郊外学習で田舎町を訪れた四人と彼らを廃校に案内した響が五年後高校で再会するが、五年前に捕まった親戚をきっかけに犯罪者扱いをされ高校では心機一転したい響は別人のふりをする。自覚も悪気もなくいじめの流れに持っていってしまうはっきりしたクラス委員が反面教師のようにリアルで印象的。等身大の人物達が瑞々しい。Posted by ブクログ
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絶望系、いなくなれ群青、知らない映画のサントラ、と読んでこれ/ その中じゃ一番面白かった/ それにしても読んでいてイライラが止まらず、さっさとカタルシスが欲しくてページをめくる手も止まらない/ 別の意味ですぐ読んでしまった/ こんなに苛つく登場人物は久しぶり/ しかしミステリ部分は弱い/ 弱すぎる/...続きを読むPosted by ブクログ
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「事件をめぐる三つの対話」
「筋肉事件/四人目の」
書籍ならでは。前者はラジオドラマでもよいかも。
そして後者は映像化不可能作品。
「夜半のちぎり」
主要登場人物4人が4人とも、普通・一般的からどこか
飛び出したところがあって、真相が明らかになった
気味悪さもあるが、だからタイトルは平仮名なのかな...続きを読むPosted by ブクログ -
目立ちたくない、友達もいらない、コミュ障気味な鷹代航には祖父がいた。がさつで大雑把で朗らかな祖父、鷹代章吾。ある日その祖父が何者かに襲われ倒れているところに居合わせた航は、自身も何者かに襲われ昏倒してしまう。目がさめると、航は章吾と入れ替わっていた。
各章ごとに日常の謎っぽいものを解いてる。おじい...続きを読むPosted by ブクログ -
事件と事故に巻き込まれたせいで、おじいちゃんと孫の心が入れ替わる!とはいえおじいちゃんもスマホ使える世代だし、意外と馴染めてる。孫の高校での日常の謎解きもしつつ、自分たちの事件の犯人探し。面白かった。Posted by ブクログ
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【収録作品】「夜半のちぎり」岡崎琢磨/「透明人間は密室に潜む」阿津川辰海/「顔のない死体はなぜ顔がないのか」大山誠一郎/「首無館の殺人」白井智之/「袋小路の猫探偵」松尾由美/「葬式がえり」法月綸太郎/「カープレッドよりも真っ赤な嘘」東川篤哉/「使い勝手のいい女」水生大海/「掟上今日子の乗車券 第二枚...続きを読むPosted by ブクログ
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やってきた教育実習生は、何と小説家だった。
それを映画化するのにあたって、の主演者に
恋をして突き進もうとする、お調子者。
それを監視と手をかすために、残り3人も…という
またこの状態か、という。
そして状況を打破するために、前回と同じように
もう1名追加。
昔起こった事件に絡んでくるわけですが...続きを読むPosted by ブクログ -
5年生の夏、ただの冒険だったものが
忘れられないものに。
5人の視点から、それぞれ5年生の夏の事やら
今の事やら、が語られています。
おちゃらけ少年だけ、5年生の時から変わってない。
ある意味、幸せに生きてきた、という感じがします。
変わらなくてもよかった、という事ですから。
とはいえ、周囲のフ...続きを読むPosted by ブクログ -
【収録作品】「密室龍宮城」 青柳碧人/「居場所」 天祢涼/「事件をめぐる三つの対話」 大山誠一郎/「夜半のちぎり」 岡崎琢磨/「筋肉事件/四人目の」 似鳥鶏/「使い勝手のいい女」 水生大海Posted by ブクログ
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シリーズ2作目。高校生5人組が登場する学園ミステリー。
「消えない夏に僕らはいる」の続編。
ある日、友樹が登校すると校舎の下に見えたのは、バラバラ死体ではなく骨格標本だった。それだけでも学校では大問題。
風見高校にやってきた教育実習生とともに、過去の落下事故が浮上する。
「消えない夏に僕らはいる...続きを読むPosted by ブクログ -
今回は坂木さんと拓未さん以外は知らない作家さんだったけどそれぞれに良かったなぁ。
別の作家さんが書いてる話と少しだづつ繋がってるのか
読んでて楽しい
でもやっぱり坂木さんのジャグジー・トークが一番好きだったPosted by ブクログ -
読みやすい小説ではあるものの、幼い頃に親戚が起こした事件のせいで高校生になってもイジメられるという感覚に馴染めない。
基本的にイジメをストーリー展開のキモに使った作品が好きではないこともあって星3つ。Posted by ブクログ -
「どんでん返し」がテーマのアンソロジー。第三弾。タイトルに「新鮮」と付いているのは、執筆陣が新鋭作家中心だからという事らしい。
大山誠一郎さんに注目していたが、期待を裏切らない面白さだった。会話体だけで出来ている作品だけど、どんでん返しで、尚且つフーダニット。その手口は鮮やかの一言で、これが文句無く...続きを読むPosted by ブクログ