水生大海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「少女たちの羅針盤」。
このタイトルがとにかく素敵。
解説によると、当初は「罪人いずくにか」という
タイトルだったようだけど、これは変更して正解かと。
現在と過去を交錯させた面白いミステリ。
館モノのミステリを題材にしていながら、
輝くのは過去の少女たちの青春物語。
4人それぞれがそれぞれにいろんな想いを抱えて、
それでも演劇というひとつの目標に向かって進んでいく。
キラキラと輝いてる。
だからこそ、だからこそ、訪れる悲劇がとても悔しい。
読んでいて、本当に嫌になる。
それだけ作品の中で4人が生きているということか?
現在の物語が完結した後、成長した少女たちはどうなるのだろう?
それがとても気になる。 -
Posted by ブクログ
短編映画のヒロインとしてロケ現場にやってきた舞利亜。
そこに待っていたのは、書き換えられた台本。
それは彼女の過去の罪を暴くようなものだった。
さらに監督からは触れられたくない過去を指摘され、
撮影では思うように演じられなくなってしまうのだが…
果たして、彼女をそんな状況に追い込んでいるのは誰なのか?
というミステリーだけではありません。
彼女が高校時代に深く関わっていた劇団『羅針盤』の結成から
ある悲劇までの過去の話も交互に語られている。
それは舞利亜が一体誰で、何を犯したのかを語るものでもあり、
青春モノとミステリーを併せ持つようなものに。
現在と過去、それぞれで進行する謎の真相と『羅針盤』の活動経過。
読み応えがあってかなり楽しめました。
ミステリーの面ではちょっとせこいなと思う部分もあったけど、
それほどあからさまでもなかったし、
そこがなくても違和感を持つ部分がちゃんとあったからいいかな。
さて、みなさんは舞利亜が誰なのか、分かるでしょうか?
俺は分かりましたよ。詳細なトリックは別として、
根拠は?と聞かれた時にある程度まともに答えられるくらいには。
水生大海さん、ほかの著作も読んでみようかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ田辺次長、パワハラ。
垣谷、セクハラだった?
森田、親の介護で疲れ倒れたのに労災じゃなく傷病手当金。本人が納得したならこれ以上、社労士はなにもできない。
契約終了。
→え、これでこの話は終わりで次の話??
デザイナー。アパレル業界。
フェリチタ カヴァロ。高級ブランド。幸せの馬の意味。
吸収合併の噂。
デザイン課のスト。
今の体制維持。
デザイン課は労働時間制を維持したまま。
朝倉に顧問契約でも相談乗ってほしいと言われる。
→うーん。これでこの話も終わりか。。
京堂コーポレーション。
喫茶部門を主軸に輸入食品、新しくできたブックス部門。
木嶋という社員から不払い残業代の請求。
ブックス部門の木嶋の妻が乗り込んできた。
木嶋、本人は残業申請しなかったのは売上が悪いから?
書店の取り分は定価の2割。
万引き。店長の木嶋、追いかけ、怪我。
本は点数が多い上に単価が安いからら、タグをつけてゲート設置は難しい。
万引きは向かいのコーヒー屋の辻?さんかまいらしたときに起きてた。
業界誌にブックカフェを作る予定だと取り上げられていた。
辻?、万引きの壁になってた。万引きの幇助。
→職業もの。帯にはお仕事ミステリーと書いてあったが、ミステリ色はほとんどない。。最後の万引きのところが少しあるくらいか。。
絵も地味なデジタル系の絵。
文字が多く、読みづらい。
展開が退屈。。 -
Posted by ブクログ
美大の仲良しグループの一人の結婚式を軸に、美大時代のセクハラ問題やグループ展でのギャラリーストーカー事件が少しずつ明らかになっていくミステリー。
タイトルどおり、本作の根底にあるのは「当事者意識の欠如」と「責任転嫁」だ。セクハラやアカハラ、ストーカー、創作活動における剽窃など、現代的なテーマを扱いながら、それぞれの立場から語られることで、同じ出来事でも見え方が変わっていく構成は面白かった。
ただ、「あなたは何度騙される?」という煽り文句に期待して読んだものの、個人的にはそこまで驚かされる展開ではなく、やや物足りなさが残った。乙羽がなぜ美緒の作風を剽窃し、仕事まで横取りするようになったのか、その動機も十分には描かれないまま終わってしまった点が惜しい。
扱っているテーマは現代的で考えさせられる一方、ミステリーとしてはもう一歩踏み込んでほしかったというのが率直な感想。