水生大海のレビュー一覧

  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)
    小5の夏の「事件」。
    そのせいで中学卒業までの期間が辛いものに。
    そんな過去を封印したくて県外の優秀校に入学した響だったが、
    彼女はそこで「事件」の当事者たちと再会してしまい・・・

    といった感じの学園青春モノ+ちょっとしたミステリの物語。
    色が強いキャラたち(でも、実際いるよね、こんな奴ら)の言動...続きを読む
  • エール!(3)
    短編だから仕方ないですが、思ったより一つ一つの内容が薄かったです。特に原田マハさんの「ヴィーナスの誕生」は、簡単なお仕事紹介のようでまったく心に響きませんでした。マハさんだから面白いはず!と期待し過ぎたのかも。「クール」は純粋なお仕事小説ではないけれど、ゑいさんの人柄がクールで良かったです。伊坂さん...続きを読む
  • エール!(3)
    「何番目くらいだといいんでしょうか」
    「千番目くらい?」

    わたしにこの切り返しはできない。
    でも、それくらいがちょうどいい。
    わたしが一番大変、わたしだけが大変、と思うのは簡単だから選びたくなるけどね。
  • エール!(2)
    6作品の短編。
    ちらほらと見知った店名が出てきたりで
    微妙なリンクが楽しかったです。

    最初のインストラクターには驚きです。
    体育大を出て…みたいな事は思ってましたが
    まさか試験があるとは。
    よくよく考えれば、語らないと分からない経歴より
    そういうものがあった方がいいのかも?
    逆もまた言える、という...続きを読む
  • エール!(2)
    1が思いの外良かったので読んでみた。
    特に大きなことがなくても、問題が解決しなくても
    ちょっとしたことで頑張ろうと思えるような平凡な中でも
    自分にとっては大事だったり重大事だったりする日々。

    それぞれの短編の世界が微妙に繋がって同じ世界になっていて
    この世界で色んな人がいて、いろんな仕事をしながら...続きを読む
  • エール!(2)
    「エール!2」
    働く女性、職業もの小説。全6編。
    平日のピザ屋を少人数ソフトでこなすための工夫、裏事情が興味深かった。

    *坂木司「ジャグジー・トーク」 スイミングインストラクター
    *水生 大海「五度目の春のヒヨコ」 社会保険労務士
    *拓未 司「晴れのちバイトくん」 宅配ピザ店 店長
    *垣谷 美雨「...続きを読む
  • エール!(1)
    短編集。
    正直実を言うと特に好きな作家さんがいるというわけでもなくて
    なんとなくで読んだのだけれどとても面白かった。

    どれも仕事やプライベートであるいろんな日常に、
    共感しつつ励まされるような話運びでほっとできる。

    独立した短編でありながら、お話の間に小さな相互関係もあり
    そうしたところもちょっ...続きを読む
  • エール!(3)
    ぼちぼちですかね。
    何となく流し読みしてしまいました。

    原田さんの作品が、よかったかな。
    あとは、日明さん森谷さんの読みやすいかんじですかね。

    伊坂作品も何となく流してしまったから、
    全体としては、少し期待外れでしたね。
  • かいぶつのまち
    「少女たちの羅針盤」の続編ということで購入。

    前作のほうがスリルと勢いがあった。
    またメンバーが出てくるのは嬉しかったし、バタのキャラも好きだけれど
    あえて外側から関与するぶん、読んでる側も客観視してしまって入り込めなかった感はあるかな?

    新たな高校生のメンバー主観だとまた違った面白さがあったと...続きを読む
  • エール!(2)
    お仕事小説アンソロジーの2。
    3を先に読んでいるのだけれど
    これシリーズは執筆陣も豪華だし
    内容もバラエティに富んでいて楽しく読めていいね。

    テーマは働く女性達への応援アンソロジーとのこと。
    このシリーズは日常にちょっと疲れちゃったときに
    ほっと一息つくのに調度いい。

    さてと。
    明日は月曜日。
    ...続きを読む
  • エール!(2)
    いろいろな仕事に就いて働く人たちのアンソロジー。2作目。

    どの人も初読だったのかな。

    現実で衝撃的なことがあったため集中できず。
    仕事は何事もなかったかのように行っているけど
    読書では現実逃避しきれなかった。。
  • エール!(2)
    女性のお仕事小説アンソロジー第2弾。
    1作目よりヒロインの仕事や環境がバラエティに富んでいて面白かった。世の中には本当に様々な仕事がある。
    坂木司と光原百合以外は初読だったが、どれも読後感さわやか。
  • 少女たちの羅針盤
    映画を先に見たパターン。

    映画の時はミステリーだと思わずに見始めて、
    このミステリー部分いるかなあ、と。

    が、今回小説を読んで、結果を知っていながらもミステリー部分も楽しめた。
    二度目だからかな…。

    とにかく青春劇としての部分がすごく良い。
    が、解説にあった少女漫画というのも何かわかる。