水生大海のレビュー一覧

  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)

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    学園モノ推理。

    風見高校1年生「響・紀衣・友樹・宙太・ユカリ」の5人が関わった過去の事件にまつわる謎解き。

    節ごとにメンバー5人の主観視点が入れ替わりながら、物語が進むが、節の冒頭に誰の視点かが示されているので混乱することは無い。

    正義正論の委員長。投げやりな担任教師。ドロドロしたクラス内女子トークなどなど、いや~な感じのリアリティが渦巻く。

    なんとなく“名前探し”“冷たい校舎”といった初期の辻村作品に近い感じ。ぼくの夏休みにも似たノスタルジックな夏の出来事という雰囲気好きだわ。

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    2015年06月30日
  • 少女たちの羅針盤

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    高校生4人が立ち上げた劇団「羅針盤」、その中の一人が殺害された。数年後、舞利亜という売れない女優が短編映画のヒロインを演じることになったが・・・。映画→原作。この順で観てよかったと思う。原作では少ししか描かれていない劇中作が映画でアレンジされていたが、ユーモアがあって面白かったのでそれを思い出しながら読むことができてよかった。映画の女優さんたちやロケーションを思い出しながらお話を読み、映画では描かれていなかった場面、変更点などを見つけて違いを楽しむこともできた。ミステリーより青春小説の要素が強い作品。

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    2015年05月19日
  • 夢玄館へようこそ

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    夢を追い続けるということの、いい面と悪い面をまざまざと見せつけられる。そんな連作短編。部活動みたいな感じもあってのほほんとした雰囲気もありつつ、人のイヤな面も見せられる。
    夢に対する考え方、夢を持ち続けているかどうかで、だいぶ見え方が変わってくる作品だと思う。

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    2015年04月06日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    坂木司で検索して見つけた本。6編のアンソロジー。働く女性を応援する、がコンセプトみたいで、いろいろな仕事が出てくる。微妙につながりがあるとこもいい。怪我をさせるというミスを犯した私にもタイムリーな本だった。そして、もっとがんばらなくていいというか、ニートの本を読んだばかり、という点でもタイムリー。最後の初野晴「ヘブンリーシンフォニー」だけイマイチなじめなかった。この人、前にもみたことあるのにな。

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    2014年08月02日
  • エール!(2)

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     確かに元気になれる。働く女性の悩みのパターンに応じて、物語がありなるほどと思わせてくれる。個人的には、ピザのアルバイトの学生に悩む女性上司の気持ちがよくわかる。

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    2014年06月15日
  • エール!(2)

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    お仕事小説アンソロジー。
    女性向け、なんでしょうが、そんなに限ってしまうのはもったいない。
    男性が読んでも十分に勇気づけられる本だと思います。

    働く女性の葛藤、が多いんだろうけど、女性に限った話ではなく、みんなに共通する思いなんだろうなー。
    3集も一気に買って、これから読みます。

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    2014年02月01日
  • 少女たちの羅針盤

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    現在と過去を交互に織り交ぜながら、過去の殺人犯と現在の脅迫犯を探るお話です。
    ナイーブなお年頃である女子高生たちが魅力的です。特に「言っていることは一人前だが、まだまだひよっ子」と思わせる「青臭さ」がとても良く描かれています。優れた青春小説だと思います。
    伏線などの手掛かりから真相に辿り着けるような本格モノではありませんが、サスペンス性がある展開なので、ミステリーとしての醍醐味も十分に味わえる作品だと思います。

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    2013年08月11日
  • 少女たちの羅針盤

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    おもしろかったです。
    犯人は徐々にわかってくるものの、誰がまりあに実際に脅迫状を送ってたのかがわからなかった~。

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    2013年06月22日
  • エール!(2)

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    お仕事アンソロジーの2冊目。

    働く女子はカッコイイ。
    それはとっても。

    どれも面白かったけど、
    1よりもちょっといろんな環境の女子がえがかれてたかな。
    子どもを持つ人が働く時のあのジレンマ、
    それはとっても、あの頃の心を
    ギューッと掴まれたようだった。
    なので
    垣谷美雨の「心の隙間を灯で埋めて」(遺品整理会社社員)に
    一番感情移入しかも・・・

    いろんな人が元気になれる。
    そんな1冊。

    ちょっとおつかれの女子に、是非!

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    2014年08月24日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    映画化された作品だとは知らず、読んでみたいなと思い呼んでみました。現代と過去との時間軸が章によってかわり、現代の主人公は過去の誰なのか、いったい誰を殺したのかってのがハラハラさせられながらみれます。
    そしてまさかのまさか、あの子が死んで、まさかのまさかであの子が犯人で……かなりびっくり出した。
    最後の瑠美とバタの出会いの短編集も面白かったです。

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    2013年06月10日
  • 少女たちの羅針盤

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    過去と現在を織り交ぜていて、目的地が分かるまではちょっと退屈な感じがしたけど後半の展開が好きでした。
    「あの子の復讐は私達の手で!」
    という帯に惹かれて買いました。
    友情っていいな(笑)

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    2013年04月05日
  • 少女たちの羅針盤

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    面白かった。
    ちょっと台詞が誰が話してるのかわかりにくいし、かなめと蘭のキャラがぶれてる気がしないでもないけど作り方がとてもよく引き込まれた。

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    2013年01月03日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    「少女たちの羅針盤」。
    このタイトルがとにかく素敵。
    解説によると、当初は「罪人いずくにか」という
    タイトルだったようだけど、これは変更して正解かと。

    現在と過去を交錯させた面白いミステリ。
    館モノのミステリを題材にしていながら、
    輝くのは過去の少女たちの青春物語。

    4人それぞれがそれぞれにいろんな想いを抱えて、
    それでも演劇というひとつの目標に向かって進んでいく。
    キラキラと輝いてる。
    だからこそ、だからこそ、訪れる悲劇がとても悔しい。
    読んでいて、本当に嫌になる。
    それだけ作品の中で4人が生きているということか?

    現在の物語が完結した後、成長した少女たちはどうなるのだろう?
    それがと

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    2012年12月14日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    売り出し中の女優が洋館で映画撮影を行う章と
    4年前の高校生時代に羅針盤という劇団を立ち上げ活動する章と
    交互に展開される。

    劇団で死者が出て、主人公が殺したらしいという情報が
    第一章の最後にあり、
    劇団4人の中で主人公は誰なのか、
    殺されたのは誰なのかということを探っていくのが主題。

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    2012年10月20日
  • 少女たちの羅針盤

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    短編映画のヒロインとしてロケ現場にやってきた舞利亜。
    そこに待っていたのは、書き換えられた台本。
    それは彼女の過去の罪を暴くようなものだった。
    さらに監督からは触れられたくない過去を指摘され、
    撮影では思うように演じられなくなってしまうのだが…

    果たして、彼女をそんな状況に追い込んでいるのは誰なのか?
    というミステリーだけではありません。

    彼女が高校時代に深く関わっていた劇団『羅針盤』の結成から
    ある悲劇までの過去の話も交互に語られている。
    それは舞利亜が一体誰で、何を犯したのかを語るものでもあり、
    青春モノとミステリーを併せ持つようなものに。


    現在と過去、それぞれで進行する謎の真相と

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    2012年09月17日
  • 私のせいではありません

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    「六年前の赤い扉」
    「純白の誓いのあとで」
    「瑠璃色のプレゼント」
    「瞳を緑色に染めて」
    「暗い海に射す青は」

    タイトルに色が含まれた五話収録の連作短編集。

    美大の同級生である陽向・瑠璃・未緒・乙羽は、卒業後に現れたギャラリーストーカーによって日常をじわじわと侵食されていく。

    本書で初めて知ったギャラリーストーカーという概念は、一般的なストーカーより線引きが曖昧で、その不確かさが物語に不穏さをさらに倍増させていた。

    そして起きるべくして起きた殺人事件。

    自己保身と無自覚な悪意、人間の残酷さが露わになり薄ら寒さを覚える読後。

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    2026年04月04日
  • その噓を、なかったことには

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    イヤミスな感じだった。どれも後味が悪〜いのばっかり。
    あんまりそういうのは楽しめないので読むのがきつかったが、家族になろうは特に辛い。本人悪くないのに、母に不幸を願われるっていったいどんな苦痛なんだと思う。辛い。

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    2026年03月30日
  • その噓を、なかったことには

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    ネタバレ

    「家族になろう」この夫婦は今後子どもも産まれるのにどうするんだろう。無かったことにはできない、実は血縁の男女が知り合って、はよくある。けどこの浮気相手の産んだ子だから可愛くない、最後にその子本人が事実を知り苦しめばいいという壮大な計画を実行した母親はまさに女だったってことなのかな。傍から見たら親の生活を委ねてる事情はあっても、育てるべきでは無かったよね。かなりの恐怖。
    私の読解力がないためか読むのに時間がかかった。

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    2026年03月21日
  • メゾン美甘食堂

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    読みやすくサラサラと読めた。レトロな賃貸がまず素敵。そこで、寮母のように安く定食が食べれるっていいな。寮母のごとくごはんを出していた叔母さんにかわり、ピンチヒッターを務めた涼真が代わりに定食をつくる。マンションの住人は仕事などで悩みを抱え、定食を食べにくる。悩みに寄り添い、薬膳の考え方の食材を使いごはんを提供する…
    という感じで、章ごとに住人がかわり悩みも変わる。
    薬膳要素が最初はとても少なかった?のに後半は薬膳推し。起こる不思議な出来事も、話を聞いて涼真が解決する。

    なんだか薬膳、おいしいごはん、悩み、ミステリーみたいな、よくありそうな感じのものを少しずつつまんだ印象を受けた。設定はどこか

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    2026年03月20日
  • その噓を、なかったことには

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    5つの短編で構成されています。
    あっという間に読み終わりました。
    どんでん返しがあるという前評判でしたが、どの話にも「こわっ」と思える箇所があることに魅力を感じました。
    中でも強烈だったのは「家族になろう」です。
    あまりにも怖くて、読み終えた時は、しばらくぼーっとしていました。

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    2026年03月13日