水生大海のレビュー一覧

  • ランチ探偵 彼女は謎に恋をする
    コロナ禍での、オンライン合コンなど、今っぽい話ほ含めつつの謎解き。 結局、合コンのほうがオマケで合コン相手も相談がメインだったりするのが面白い。
  • きみの正義は 社労士のヒナコ
    <ひよっこ社労士のヒナコ>の2冊目。
    4回目のワクチンを打ったので、休日のルーティンを全て止めて本を読む。

    改正労働契約法かぁ。無期転換ルールについては2013年に施行されて実際に対象となる人が出てくる2018年まで準備や対応に結構大変だったのだが、この本に出てきたようなところも多くあったのかしら...続きを読む
  • 設楽不動産営業日誌 お客様のご要望は
    丁寧に話は進む。真相の大きさと、登場人物のそれへの受け止めやその後の扱いが何となくアンバランスで落ち着かない感じ
  • 冷たい手
    主人公:朱里が巻き込まれた過去の事件がどういった事件なのかは中盤で明らかになり、後半は過去と現在のリンクを探していく展開
    ストーリー展開から容易に犯人候補は絞られるが、個人的には最後に一捻りあったのは良かった。
    水生作品を読んだのは2作目であるが、読みやすい展開の中で一捻りあるので非常に興味がそそら...続きを読む
  • きみの正義は 社労士のヒナコ
    ❇︎
    社労士事務所で勤務2年目の雛子が、
    一癖も二癖もある雇用主と労働者の間で、
    労働問題と真っ直ぐ向き合う物語。

    企業として法律を守るのは大事。
    でも、労働者の働きやすい環境を整えるのも
    大事だと奮闘してくれる雛子の正義が眩しい。

    労務に関係して発生したトラブルや疑問を
    事務所の先輩たちのアド...続きを読む
  • ひよっこ社労士のヒナコ
    新人社労士ヒナコ
    社労士事務所のお客は会社の方なので働く人に肩入ればかりはできないもどかしさを感じる
    ヒナコは正社員になれない中派遣で働きながら国家資格の社労士をとったのだ
    いまの息苦しい働きかたをがまんしている多くの人々を描いている
    知ってるようで知らないことが分かるのは興味深いし読みやすい
  • ひよっこ社労士のヒナコ
    ❇︎
    以下、6作の短編

    五度目の春のヒヨコ
    綿菓子とネクタイ
    カナリアは唄う
    飾りより、灯りより
    空に星はなく
    握りたい手は

    卒業時に内定が獲得できず、派遣社員として
    働く雛子は派遣先であらぬ疑いをかけられ、
    続くはずだった契約の終了を告げられた。

    自分が守られることのない立場だと痛感して
    ...続きを読む
  • 夜更けのおつまみ
    ちょっと一杯の人も
    ちびちび、ずーっと飲む人も。
    31名の物書きさんたちが
    それぞれの愛する肴一品を紹介。

    この「ちょっとずつ」感がいい。
    一応、簡単なレシピがついているから
    自分で作ってみるのもアリ。
    酒は妄想で味わうだけですが
    肴って飲まない人間の舌にも合うのよね〜。
  • だからあなたは殺される
    "だからあなたは殺される"この題名の意味が変化する感覚、おもしろい!
    最初の感覚と読後感はかなり変わり、自分が正義(兄、刑事)優羽(妹、女子高生)になったりする心情。
    どちらになるかで、読後感が違って見えて来る。
  • エール!(3)
    伊坂幸太郎さんの短編集収録の彗星さんたちが良かったので、元のアンソロジーの方も読んでみました。それぞれの作家さんの色が出ていて楽しめましたが、短編自体あまり好きではない方なので、評価は普通になってます。
  • 教室の灯りは謎の色
    学び方もいろいろあっていいもんな〜そりゃそうか
    そうか
    全てがはっぴーじゃないからより優しさが際立っててよきかな
  • エール!(2)
    好きな作家さんがいたので読んでみた。そしたら舞台が今いる街なんじゃないかと思えるような他の作家さんが書いた短編があった。こんなのがあるからアンソロジーは時々読むと楽しい。
  • ひよっこ社労士のヒナコ
    社労士さんってこんな仕事をしているのか…。
    労働者とは、自らの労働力を提供することについて雇用主と「契約」しているんですよね。対等な契約関係になっているのかが大事ですな。

    社会人として知っておきたいところを小説で読めるのも良いですね。
    労働組合についても、お仕事小説みたいになってたら面白いかも。
    ...続きを読む
  • 新鮮 THE どんでん返し
    「どんでん返し」と銘打たれてるからには!と思って読んでるので、まぁそうくるよね、とか思ってしまって、失敗したなと。でもどんでん返しが好きだからこんな風に何個も一気に読めるのは嬉しい。
  • 結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります
    サイコメトリーができる家系が営む質屋のお話

    江戸時代から続く質屋で、祖母と暮らす円
    この家系の女性は不思議な力を持ち、円は物に触れることで記憶を感じる事ができる能力
    質草や円が触れた物にまつわる記憶と背後で起こっている事件の謎を扱った連作ミステリ

    真珠のネックレス、ブリキのおもちゃ、サイン色紙、...続きを読む
  • ノゾミくん、こっちにおいで
    警察に死人の捜査をさせているので、ミステリーとホラーの融合を目指しているのだろうが成功しているかどうかは微妙。

    あまりに死体が多く救いがないので読後感は良くない。人物造形にも甘さがあるように感じられ、今一つ魅力的で感情移入できる登場人物もいない。

    都市伝説の出来る過程に追ったという点では、それな...続きを読む
  • ひよっこ社労士のヒナコ
    軽く楽しく、あっという間に読めた。社労士の仕事はこういう感じなのかと、様子がつかめた。お仕事小説で、今まで知らなかった職業について理解が深まるのは楽しい。主人公雛子は、色々と苦労しながらも、社労士一年目からクライアント先の様々な人たちと堂々と渡り合えてすごい。所属事務所のチームワークもよいからなのだ...続きを読む
  • ひよっこ社労士のヒナコ
    新米社労士(社会保険労務士)・朝倉雛子(26歳、恋人なし)のお話。続編が出た新聞広告を見て興味を惹かれ、最初の巻から買ってみた。

    有給休暇、解雇、裁量労働、育児休業、年末調整、パワハラ、労災、超勤手当…。ここに出てくる内容は、大企業だろうと中小企業だろうと人事担当者なら知っておかねばならないことの...続きを読む
  • エール!(3)
    お仕事短編集の第3弾。自分が一番共感できたのは第2弾だったかな。就活中の人なんかが読んだらいいんじゃないかと思いました。人生でいくつの仕事を経験できるか、そんなに多くないから小説で擬似体験、、
  • 冷たい手
    帯に「あなたは犯人を見破れるか。」とあります。
    まあ、どうしてかはともかく、「この人だろうな……」とアタリをつけていた人が犯人でした。
    朱里の性格があまりよくつかめなかったかな。
    寮生活時代は、典子とよくぶつかってたとか、そんな感じがいまの描写ではあまり見当たらないし。改心したのか?