水生大海のレビュー一覧
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素直で可愛らしい文体ではあるが、
内用はなかなかにヒネクれている(^ ^;
主人公は無職の女の子。
伯母さんが入院している間、
代理でアパートの管理人を務めることに。
が、いつの間にかアパートは、
小さなショップの集合体となっていた。
そのショップの「夢見る主人」たちが、
一癖も二癖も三癖もあって(^ ^;
でもそれぞれにきちんとストーリーがあって、
やな奴と思ったら、実はいい人だったり、
でも本当はもっとやな奴だったり(^ ^;
だまし合い、化かし合い、まっすぐで、でも
したたかでしぶとい登場人物たち。
好きにはなれなくても、共感できる部分もあって。
「恋心」は、すべてのトラブルの -
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最後に2を読みました。
じつは垣谷 美雨さんの「心の隙間を灯で埋めて」の冒頭、遺品整理業のすさまじい描写に出会って、ちょっと臆しました。でも、作品としてはこれがいちばん印象に残りました。
PCで簡単なデザインをするパートをしたことはあるけれど、夫の死後、まったく未知の仕事に、しかも身内の会社に救われるかたちで入社した星湖さん。追い詰められた状況から展開する話に、できすぎてると感じるところがあっても、これを構成した小説家の技を素直に楽しんでしまいました。
ほかにも、名前を知っていても読んだことのない作家さんに出会えるのが、アンソロジーのよいところですね。 -
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ネタバレ働く女性アンソロジー、第二弾。
今回は、下記のラインナップ。
スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこない展開の仕方だった。丹羽さんが良いね。かっこいい。あんな女性近くにいたら良いね。
宅配ピザ店店長が主役の「晴れのちバイトくん」…マネージャーとして働く女性って多いと思う。私の親友もショップの店長やってるし。管理する立場ならではの悩みは必ず存在する。そんな女性に、あるある!と共感してもらえるであろう作 -
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◎消せない過去、5年前に向かって謎を解く
水生大海先生の、風見高校シリーズ第1弾。
風見高校に進学した響は、できれば会いたくなかった人たちと、高校生活が始まった直後に会ってしまうことになった。5年前、校外学習でやってきたメンバーたちだ。
あんな事件がなければよかったのに。今までそれで苦労してきたのに。
友樹、紀衣、ユカリ、宙太。それぞれ響の存在に気づき、それなりの距離の取り方をするが、なかなか響との距離は縮まらない。
5年前の事件を引きずったままはじまり、そのままずるずるとその事件が文化祭をきっかけに発覚してしまう。
黒板にこれ見よがしに書いてあった言葉は、明らかに響が呪いの原因の「佑姫