水生大海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
少女が住む田舎に校外学習でやってきた4人と出会う。仲良くなった5人は夜に廃校へ向かうことになり、ある事件に巻き込まれる。1人に大きな傷を残し事件は終わりを迎える。
事件の5年後、高校生になった少女は高校で4人と再会をする。事件の罪悪感から4人を避けてしまう。
憧れの高校生活を送りたかっただけなのに。相手のため、自分のための行動がどんどん空回り複雑になっていく。
罪悪感から無視をしてしまった少女、それに気付いて知らないふりをした少女、それを怒ってると判断した少女、その空気に気付けないお調子者の少年、何も知らないタイミングの悪い少年。
5人の視点で話が進むためそれぞれの心情がわかりやすい。
青春の苦さがいっぱいつ詰まった本だった。 -
Posted by ブクログ
結婚詐欺に遭い、仕事も失った春菜。生活に困窮する中で思いついたのは、自分がやられたようにやりかえすこと。名を騙り、金を持ちそうな男に近づいて金を巻き上げる生活を続ける彼女。しかしそんな生活がいつまでもうまくいくはずもなく、さまざまな危難が降りかかることに……実に痛いし苦しい状況なのだけれどどこか突き抜けていて、読む手の止められないサスペンス。
もちろん春菜の陥った状態は気の毒なのだけれど、だからといって悪事に手を染めていい理由にはなりません。とはいえ、なんだか彼女を憎めないのも確か。彼女の周りの人間も善良な人ばかりではないし、彼女は彼女なりに「頑張って」いるんですよね。なので果たして彼女は幸せにたどり着くことができるのか、破滅に進んでいくことになりやしないか、それが心配ではらはらさせられてしまいました。
後半の展開がとにかくとんでもなくって、もう読む手が止まりません。そしてこのラスト……うわあ。まぎれもなくイヤミスではあるのだけれど。どこかしら爽快な気分も感じてしまいます。これは彼女にとって救いになりうるのかどうか。 -
Posted by ブクログ
主人公の性格が、出だしと終盤で全然違う気が(^ ^;
「二十年前の事件」との関わりをひた隠しにして、
ひっそりと生きている主人公たち...という設定なのに、
主な登場人物の性格も生活も「慎重さ」みたいなものが
ちっとも感じられなくて...(^ ^;
むしろ直情径行で、刹那主義的で、
「今まで気づかれてなかった」という設定が、
どうにも信用できないような(^ ^;
主人公の周辺人物も、「ステロタイプのいじめっ子」で、
最後に無理やり「いい人アピールくっつけた」みたいな、
ちょっと薄っぺらいキャラが多くて...
私には今ひとつでしたとさ(^ ^;