水生大海のレビュー一覧

  • エール!(2)

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    ネタバレ

    働く女性アンソロジー、第二弾。
    今回は、下記のラインナップ。
    スイミングインストラクターが主役の「ジャグジー・トーク」…こうやって言い合える同期がいるのは良いよね。いるだけで大分気分が楽になる。
    社会保険労務士が主役の「五度目の春のヒヨコ」…これ良かったな。ミステリーっぽい雰囲気もあり、飽きのこない展開の仕方だった。丹羽さんが良いね。かっこいい。あんな女性近くにいたら良いね。
    宅配ピザ店店長が主役の「晴れのちバイトくん」…マネージャーとして働く女性って多いと思う。私の親友もショップの店長やってるし。管理する立場ならではの悩みは必ず存在する。そんな女性に、あるある!と共感してもらえるであろう作

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    2016年02月21日
  • 結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります

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    質屋という商売のことを色々知れたのは面白かった。特に古物商との違い。
    最後はちょっときれいにまとまりすぎなのと、おばばがスーパーすぎな気もしました。

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    2016年01月23日
  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)

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    ◎消せない過去、5年前に向かって謎を解く

    水生大海先生の、風見高校シリーズ第1弾。

    風見高校に進学した響は、できれば会いたくなかった人たちと、高校生活が始まった直後に会ってしまうことになった。5年前、校外学習でやってきたメンバーたちだ。
    あんな事件がなければよかったのに。今までそれで苦労してきたのに。

    友樹、紀衣、ユカリ、宙太。それぞれ響の存在に気づき、それなりの距離の取り方をするが、なかなか響との距離は縮まらない。
    5年前の事件を引きずったままはじまり、そのままずるずるとその事件が文化祭をきっかけに発覚してしまう。
    黒板にこれ見よがしに書いてあった言葉は、明らかに響が呪いの原因の「佑姫

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    2016年08月29日
  • 君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫nex)

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    「消えない夏」シリーズ続編。
    前回と同様に探偵役は宙太で、過去の事件を紐解く。前作との違いは学校内で起こった事件という点と自分たちの事件では無いところ。
    心理描写などは前作よりも詳細。章毎に語り部が異なる為、誰だか分からなくなる事もあるが、色々な目線であり面白い。
    派手な事件では無いが、解決の後にさらに展開が準備されており飽きさせない。

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    2015年10月08日
  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)

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    青春ミステリ。比重は青春が8割。
    小学校の頃の事件、高校の女子社会、文化祭、先生に抱く恋心、おまけに宝探しと青春要素はたっぷりとある。
    それぞれのキャラ付けはあとがきにも書かれているように5人戦隊風。
    続編もあるようなので楽しみ。

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    2015年09月16日
  • 君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫nex)

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    「消えない夏…」の続編。

    登場人物紹介の序列は「宙太・ユカリ・友樹・響・紀衣」となり、前作と比べ宙太とユカリの比重が高まった。

    今回はほとんど全て校舎内でのシーンばかり。学園推理ものシリーズとしての様式がほぼ固まった感じがする。5人のメンバーや脇役の役割もイイ感じに固まって来ているように思うし、続編が楽しみだ。

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    2015年06月30日
  • 消えない夏に僕らはいる(新潮文庫nex)

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    学園モノ推理。

    風見高校1年生「響・紀衣・友樹・宙太・ユカリ」の5人が関わった過去の事件にまつわる謎解き。

    節ごとにメンバー5人の主観視点が入れ替わりながら、物語が進むが、節の冒頭に誰の視点かが示されているので混乱することは無い。

    正義正論の委員長。投げやりな担任教師。ドロドロしたクラス内女子トークなどなど、いや~な感じのリアリティが渦巻く。

    なんとなく“名前探し”“冷たい校舎”といった初期の辻村作品に近い感じ。ぼくの夏休みにも似たノスタルジックな夏の出来事という雰囲気好きだわ。

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    2015年06月30日
  • 少女たちの羅針盤

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    高校生4人が立ち上げた劇団「羅針盤」、その中の一人が殺害された。数年後、舞利亜という売れない女優が短編映画のヒロインを演じることになったが・・・。映画→原作。この順で観てよかったと思う。原作では少ししか描かれていない劇中作が映画でアレンジされていたが、ユーモアがあって面白かったのでそれを思い出しながら読むことができてよかった。映画の女優さんたちやロケーションを思い出しながらお話を読み、映画では描かれていなかった場面、変更点などを見つけて違いを楽しむこともできた。ミステリーより青春小説の要素が強い作品。

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    2015年05月19日
  • 夢玄館へようこそ

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    夢を追い続けるということの、いい面と悪い面をまざまざと見せつけられる。そんな連作短編。部活動みたいな感じもあってのほほんとした雰囲気もありつつ、人のイヤな面も見せられる。
    夢に対する考え方、夢を持ち続けているかどうかで、だいぶ見え方が変わってくる作品だと思う。

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    2015年04月06日
  • エール!(2)

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    ネタバレ

    坂木司で検索して見つけた本。6編のアンソロジー。働く女性を応援する、がコンセプトみたいで、いろいろな仕事が出てくる。微妙につながりがあるとこもいい。怪我をさせるというミスを犯した私にもタイムリーな本だった。そして、もっとがんばらなくていいというか、ニートの本を読んだばかり、という点でもタイムリー。最後の初野晴「ヘブンリーシンフォニー」だけイマイチなじめなかった。この人、前にもみたことあるのにな。

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    2014年08月02日
  • エール!(2)

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     確かに元気になれる。働く女性の悩みのパターンに応じて、物語がありなるほどと思わせてくれる。個人的には、ピザのアルバイトの学生に悩む女性上司の気持ちがよくわかる。

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    2014年06月15日
  • エール!(2)

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    お仕事小説アンソロジー。
    女性向け、なんでしょうが、そんなに限ってしまうのはもったいない。
    男性が読んでも十分に勇気づけられる本だと思います。

    働く女性の葛藤、が多いんだろうけど、女性に限った話ではなく、みんなに共通する思いなんだろうなー。
    3集も一気に買って、これから読みます。

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    2014年02月01日
  • 少女たちの羅針盤

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    現在と過去を交互に織り交ぜながら、過去の殺人犯と現在の脅迫犯を探るお話です。
    ナイーブなお年頃である女子高生たちが魅力的です。特に「言っていることは一人前だが、まだまだひよっ子」と思わせる「青臭さ」がとても良く描かれています。優れた青春小説だと思います。
    伏線などの手掛かりから真相に辿り着けるような本格モノではありませんが、サスペンス性がある展開なので、ミステリーとしての醍醐味も十分に味わえる作品だと思います。

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    2013年08月11日
  • 少女たちの羅針盤

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    おもしろかったです。
    犯人は徐々にわかってくるものの、誰がまりあに実際に脅迫状を送ってたのかがわからなかった~。

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    2013年06月22日
  • エール!(2)

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    お仕事アンソロジーの2冊目。

    働く女子はカッコイイ。
    それはとっても。

    どれも面白かったけど、
    1よりもちょっといろんな環境の女子がえがかれてたかな。
    子どもを持つ人が働く時のあのジレンマ、
    それはとっても、あの頃の心を
    ギューッと掴まれたようだった。
    なので
    垣谷美雨の「心の隙間を灯で埋めて」(遺品整理会社社員)に
    一番感情移入しかも・・・

    いろんな人が元気になれる。
    そんな1冊。

    ちょっとおつかれの女子に、是非!

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    2014年08月24日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    映画化された作品だとは知らず、読んでみたいなと思い呼んでみました。現代と過去との時間軸が章によってかわり、現代の主人公は過去の誰なのか、いったい誰を殺したのかってのがハラハラさせられながらみれます。
    そしてまさかのまさか、あの子が死んで、まさかのまさかであの子が犯人で……かなりびっくり出した。
    最後の瑠美とバタの出会いの短編集も面白かったです。

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    2013年06月10日
  • 少女たちの羅針盤

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    過去と現在を織り交ぜていて、目的地が分かるまではちょっと退屈な感じがしたけど後半の展開が好きでした。
    「あの子の復讐は私達の手で!」
    という帯に惹かれて買いました。
    友情っていいな(笑)

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    2013年04月05日
  • 少女たちの羅針盤

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    面白かった。
    ちょっと台詞が誰が話してるのかわかりにくいし、かなめと蘭のキャラがぶれてる気がしないでもないけど作り方がとてもよく引き込まれた。

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    2013年01月03日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    「少女たちの羅針盤」。
    このタイトルがとにかく素敵。
    解説によると、当初は「罪人いずくにか」という
    タイトルだったようだけど、これは変更して正解かと。

    現在と過去を交錯させた面白いミステリ。
    館モノのミステリを題材にしていながら、
    輝くのは過去の少女たちの青春物語。

    4人それぞれがそれぞれにいろんな想いを抱えて、
    それでも演劇というひとつの目標に向かって進んでいく。
    キラキラと輝いてる。
    だからこそ、だからこそ、訪れる悲劇がとても悔しい。
    読んでいて、本当に嫌になる。
    それだけ作品の中で4人が生きているということか?

    現在の物語が完結した後、成長した少女たちはどうなるのだろう?
    それがと

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    2012年12月14日
  • 少女たちの羅針盤

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    ネタバレ

    売り出し中の女優が洋館で映画撮影を行う章と
    4年前の高校生時代に羅針盤という劇団を立ち上げ活動する章と
    交互に展開される。

    劇団で死者が出て、主人公が殺したらしいという情報が
    第一章の最後にあり、
    劇団4人の中で主人公は誰なのか、
    殺されたのは誰なのかということを探っていくのが主題。

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    2012年10月20日