水生大海のレビュー一覧
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ネタバレ2017年時点の新進気鋭の作家の短編集。
2023年度現在、青柳碧人の収録作品の展開に驚き!
著者紹介が充実していて、読んでみたい本もいくつかあった。大山誠一郎、他にも読んでみたい。
1 密室龍宮城 青柳 碧人/著
龍宮城ならではのトリックが面白い!
2 居場所 天祢 涼/著
主人公の運命には同情すべき点もあるし、最後いい話になりそうなんだけど、どうしても、主人公の変態のイメージが拭えなかった。私もそういう態度になるだろうなぁ……。
3 事件をめぐる三つの対話 大山 誠一郎/著
ラジオドラマによさそう!でも、映像にしても面白そう。
4 夜半のちぎり 岡崎 琢磨/著
それでシンガポールなのかぁ……。
5 筋肉事件/四人目の 似鳥 鶏/著
なんか時々違和感あるな?……あっ、そういうことか!うまく繋がっていてすごい。
6 使い勝手のいい女 水生 大海/著
殺しちゃったんだ!と思いつつ読んでいたら、なるほど!似鳥鶏に続いて主人公が葉月なのはすごい偶然(?)。 -
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※
『社労士のヒナコ』シリーズを彷彿と
させる働く女性が主人公の物語。
勤めていた会社が倒産したのをきっかけに、
一念発起して漫画家になる夢を叶えるために
上京を決意する主人公の彩華。
会社の倒産なんていう人生を狂わす大場面
にもめげず、夢を叶える最後のチャンスだと
発想の転換ができる主人公は強さと逞しさを
秘めていて羨ましさを感じます。
新しい仕事も決まり、まさに夢に一直線だが、
仕事先にはセクハラ・パワハラに無自覚の
ハラスメント男がいて期待に膨らんでいた
はずの頭を悩ませられてしまう。
その上、思いもよらない事件にまで
巻き込まれてしまって八方塞がりに陥る。
降りかかってくる困難に愚痴や泣き言、
弱音を溢しながら頑張る主人公からは、
前向きに頑張る元気をもらえます。
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「ノゾミくん、こっちにおいで」
海のそばでのおまじない、中高生で広がる都市伝説。 願いを叶えてもらったはずの生徒が屋上から身を投げる。 のぞみ君に殺されるとメッセージを残して・・・。
ノゾミ君に願いを託す都市伝説が反転しノゾミ君に襲われてしまう。 生徒を失ってしまった高校教師が都市伝説の端緒を探していくストーリー。 率直な感想をいうと、登場人物の誰も好きになれなかった。 主人公側の教師にしろ、巻き込まれた生徒にしろ、捜査する刑事にしろ、どうもステレオタイプな人間に醜さが乗っかていて中途半端に嫌な人物なのだ。 完全に嫌な人物なら死んでしまってスッキリすることもあるし、更生に傾けば感動や同情も一入なのだが中途半端ゆえにどんな結末を迎えてもいまいちしっくりこない。 終盤に攻勢する点ではミステリー要素もあるが推理できる点は少ないので、論理を重視しないホラーを許容できる人向けの作品。 -
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「ひよっこ社労士のヒナコ」の3冊目。
私の職場でも給与計算ができる人を募集しているが、社労士事務所に勤めている人からの応募が意外とある。
人様の会社の計算を請負でやるより自分の会社の現場でやってみたい云々という志望動機が多く、分からなくもないが、せっかく勉強の道筋がついているのだったらそちらでやるほうが良いのになと、社労士の資格を持っていたとしても宝の持ち腐れみたいな現場でくちゃくちゃになりながらやってきた私などは思ってしまう。
さて今回は、コロナ禍になった年の夏頃から始まるお話。
まず出てくるテーマが雇用調整助成金。そこから同一労働同一賃金+自爆営業、個人商店の労災保険(労災保険は色んなバリエーションで話が作れるな)、 リモートワークに副業、男性の育休取得と続く。
いきなり文庫化のお陰で特に後半のほうはタイムリーな話題になっていて、興味を持って読み進めることが出来る。
しかし、4年目で独立を考えているヒナコって…。ビジョンを持つのは悪くはないが、『独立に向けて布石は打っておかなければ』なんて10年(かどうか分からないが)早いわ!
ついでに言うと、世の中の経営者や人事責任者が保守的or頼りないor悪人ばかりのように書かれるのがワンパターンになってきた。
プチ謎解き(ミステリーと言うほどのことはない)も、大した証拠もなく問い詰めていったり、言われたことを鵜呑みにして追及をやめる、みたいなところは相変わらず。
せっかくいい素材を使っているのに、かなり残念。
なお、第四話における「減給7日分」という懲戒処分だが、制裁規定の制限を定めた労働基準法第91条に違反すると思われ、それを看過したヒナコ先生にはかなりがっかりしたことも付け加えておく。 -
Posted by ブクログ
※
ひよっこ社労士のヒナコ
きみの正義は社労士のヒナコ
に続く第三弾。
今の時勢にマッチした社会問題や労働問題が
ピンポイントで物語になっているので、
読みながらなるほどと知識を増やしてゆける
点も読む楽しみの一つです。
猛勉強の末に社労士の国家資格に合格し
三年が経ったヒナコが、クライアントである
会社とそこで働く労働者の要望や希望、
問題と真っ直ぐ向き合い、双方にとって
よりよい環境を目指して全力を尽くす物語。
社労士になったばかりのひよっこから、
経験を積むことで法に則った正義感だけでなく、
様々な角度から問題点に目を向け法を守りながら
法を武器として活用して生きる姿が素敵です。
知っていると知らないでは大違いの、
法律という矛と盾の中から状況に合った
最適解を見つけるため奮闘するヒナコから
頑張る力をもらえます。
この先のヒナコをまだまだ見ていたい物語。