東川篤哉の連作ミステリ作品集『はやく名探偵になりたい』を読みました。
『館島』、『仕掛島』に続き、東川篤哉の作品です。
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人をイラつかせる無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。
鵜飼杜夫は、烏賊川市でも知る人ぞ知る自称「街いちばんの探偵
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身体だけは丈夫な助手の戸村流平とともに、奇妙奇天烈な事件解決へと、愛車ルノーを走らせる。
ふんだんに詰め込まれたギャグと、あっと驚く謎解きの数々。
読めば読むほどクセになる「烏賊川市シリーズ」初の短編集。
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2008年(平成20年)から2011年(平成23年)に発表されたた作品を収録して、2011年(平成23年)に刊行された、架空の地方都市・烏賊川市を舞台に繰り広げられる本格ユーモア・ミステリ・烏賊川市シリーズの第6作です。
■藤枝邸の完全なる密室
■時速四十キロの密室
■七つのビールケースの問題
■雀の森の異常な夜
■宝石泥棒と母の悲しみ死に至る全力疾走の謎
■解説 福田雄一
はた迷惑な奴らリターン? 名探偵の条件… 気力・体力・変人あしらい、、、
そしていかがわしい依頼が舞い込む町在住であること! 烏賊川市で探偵事務所をひらく鵜飼のもとには、なんとも不思議な事件が持ち込まれる… 探偵見習い・流平とともに、いい加減に華麗な推理と、ずっこけチームワークで難事件を次々解決?
2011年本屋大賞受賞、東川篤也の大人気烏賊川市シリーズ最新作!
本作は迷探偵の鵜飼杜夫と助手の戸川流平のコンビが事件を解決する展開… 珍しく、ビルオーナーの二宮朱美や烏賊川市警察署の砂川警部と志木刑事は登場しませんでしたね、、、
短篇集なのでバラエティに富んだ事件が愉しめましたねー 相変わらず、テンポの良い展開とユーモアと本格のバランスが絶妙で、クセになる面白さです。
どの作品も面白かったですが… イチバン印象に残ったのは『宝石泥棒と母の悲しみ死に至る全力疾走の謎』かな、、、
盗まれたルビーの隠し場所よりも… 語り手の正体がねー 巧ーくミスリードさせられましたねー 良くできた叙述トリックでした。
それ以外にも、
倒叙モノの『藤枝邸の完全なる密室』の、犯人が気付いていない密室… それに雪が絡んで、トリックが暴かれる展開は見事でした、
『七つのビールケースの問題』の自動販売機とビールケースを利用した犯行も面白かったですね、
どの作品も面白かったなー 次も東川篤哉の作品を読もうと思います。