東川篤哉のレビュー一覧

  • 自薦 THE どんでん返し

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    綾辻行人、有栖川有栖、西澤保彦、貫井徳郎、法月綸太郎、東川篤哉という、めちゃめちゃ豪華なミステリ作家たちによる短編集。
    ストーリーとして好きなのは有栖川有栖の作品、ミステリとして好きなのは西澤保彦の作品だった。
    収められている作品は、ミステリという枠にとらわれない作品ばかりだが、その著者の作風には見合っている気がする。
    もしこれらの作家の中で気になっている方がいれば、その入門編という形で読んでみてもいいかもしれなき。
    ただ、どの作家も、長編になると一気に癖のある作品を書かれるような、そんな方々ばかりのような気がするが。

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    2023年05月06日
  • 密室に向かって撃て!

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    怒涛の伏線!凄いフーダニットとハウダニット!
    重厚感のある本格も好きだけどこんな緩い(?)推理も好きだと思いました。
    ユーモア・ミステリに興味が沸いたので解説で紹介のあった霞流一さんにも手を出そうかと思ってます。

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    2023年03月17日
  • 交換殺人には向かない夜

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    ネタバレ

    シリーズ4作目。これまでのシリーズ作品とは一風変わったミステリー。そのトリックに見事にしてやられた。『密室の鍵貸します』の映画トリックのオマージュ的なやつも使われてていいね。全然関係なかったけど(笑)流平だからこその深読みw

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    2023年01月10日
  • ここに死体を捨てないでください!

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    東川篤哉の長篇ミステリ作品『ここに死体を捨てないでください!』を読みました。
    『密室の鍵貸します』、『密室に向かって撃て!』に続き、東川篤哉の作品です。

    -----story-------------
    じゃあ、どこに捨てろっていうんですかっ!!
    会ったばかりの男女が、奇妙なドライブに出かけた。
    ……クルマに死体を積み込んで。

    「死んじゃった……あたしが殺したの」

    有坂香織は、妹の部屋で見知らぬ女性の死体に遭遇する。
    動揺のあまり逃亡してしまった妹から連絡があったのだ。
    彼女のかわりに、事件を隠蔽しようとする香織だが、
    死体があってはどうにもならない。どこかに捨てなきゃ。
    誰にも知られない

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    2023年01月03日
  • 密室の鍵貸します

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    東川篤哉の長篇ミステリ作品『密室の鍵貸します』を読みました。
    アンソロジー作品『新・本格推理〈02〉黄色い部屋の殺人者』に収録されていた『十年の密室・十分の消失』(東篤哉名義)を読んで、東川篤哉の作品を読みたくなりました… 東川篤哉の作品は、7月に読んだ『交換殺人には向かない夜』以来ですね。

    -----story-------------
    しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。
    彼を手ひどく振った恋人が、背中を刺され、4階から突き落とされて死亡。
    その夜、一緒だった先輩も、流平が気づかぬ間に、浴室で刺されて殺されていたのだ! 
    かくして、二つの殺人事件の第一容疑者と

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    2023年01月01日
  • 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

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    ネタバレ

    先に犯人や動機が分かる展開で、どうやって犯人逮捕へと進んでいくのかが読んでいて面白かったです。
    マリィと聡介のコンビも好きです。

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    2022年12月09日
  • 謎解きはディナーのあとで 3

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    2015年購入
    *
    推理前だけでなくもはや日常会話から暴言になってる影山が面白い。どれもトリック覚えてないお話である意味新鮮だった。

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    2022年11月04日
  • 謎解きはディナーのあとで 2

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    2013年購入
    *
    1では影山が執事になって1ヶ月くらいだったけど、2は影山と麗子の関係性が長くなったのがわかる。暴言レベルがひどくなってるのがほんとに面白い。

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    2022年11月04日
  • 館島

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    『仕掛島』を読む前に、なんとなくの気持ちで読んだ一冊でしたが、こちらのトリック、今までにないワクワク感があり、なかなか面白かったです。

    198×年、すなわち80年代の日本を舞台にした物語なのですが、携帯電話がないくらいで、現代とそれほど違和感を感じない設定で、すぐに内容に入り込むことができました。

    ただ、殺人事件という舞台で、別にあえて重くする必要はないんですが、なんとなく軽さというか、読者を選ぶコミカルタッチな感じはありました。

    ただ、その気がかりな点を乗り越えるようなトリックや伏線の数々は、あぁ、自分はやはり推理小説が好きなんだなぁと、改めて感じるところであります。


    瀬戸内海の

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    2022年10月10日
  • 密室の鍵貸します

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    コミカルでユーモアたっぷりで面白かった。
    サクサク読みたい時に丁度いいと思った。

    動機の理由が意外ではあった。

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    2022年10月01日
  • 密室に向かって撃て!

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    前作からギャグが面白くなりつつ謎解きは本格的と感じた。キャラクターも個性的で面白かったしストーリーもサクサク進めて読みやすかった。

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    2022年10月01日
  • うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理

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    ネタバレ

    今回の相棒は 馬です。

    馬 動物です。

    とうとう 動物の登場です。

    ドリトル先生ですか。

    馬券からみのお話 良かったです。

    頼まれたのに 買わなかった。

    その埋め合わせで アルバイトをする

    けなげですね。

    でも 最終章では。

    何と 悪い青年でしょう。

    魔がさしたといえ

    それは いけませんね。

    最後まで 一気に 読めました。

    続編 出るのでしょうか。

    ちょっと 期待します。

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    2022年09月06日
  • 密室に向かって撃て!

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    2年以上振りに東川篤哉の本を読んだ。烏賊川市シリーズを初めて読み、本作は2作目であることを読みながら知ったがとても面白かった。東川篤哉はライトな作品のイメージで、読みながら警察や探偵などの登場人物も威厳があるというよりはふざけた感じであり、あまり期待はしていなかった。ただ散りばめられたギャグがくすっと笑えて面白いだけでなく、それがトリックの伏線になっていたり、ふざけてばかりいると思っていた探偵もしっかりと推理して名探偵振りを披露していたりと、しっかりと物語を楽しめた。

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    2022年08月22日
  • さらば愛しき魔法使い

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    ネタバレ

    魔法使いの助けもあり、小山田が名推理で事件を解決していくのが爽快だった。小山田は聡明であるが美女警部に弱くてドMであり、魔法少女に振り回されるという変わった特徴が印象的だった。犯人は必ず別の人物を犯人に仕立て上げるが、魔法少女の前ではまったく効果がなくチートだと感じた。また小山田という名字をなかなか覚えてもらえないという地味に可哀想な設定も面白い。

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    2022年08月22日
  • 伊勢佐木町探偵ブルース

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    親の再婚で義理の兄弟となった冴えない探偵・圭一とイケメン&エリート刑事・脩。圭一が請け負った地味な依頼が、いつの間にか無関係に思える殺人事件と結びついていく短編4話。推理は鋭いのにツメの甘い圭一とおバカな助手・真琴、最後はビシッと締めてくれる脩、3人のコンビが楽し過ぎる。著者特有の『烏賊川市シリーズ』路線のギャグも満載でめちゃくちゃ面白かった!シリーズ化希望。

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    2022年07月24日
  • 交換殺人には向かない夜

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    ネタバレ

    東川篤哉の長篇ミステリ作品『交換殺人には向かない夜』を読みました。
    『完全犯罪に猫は何匹必要か?』に続き、東川篤哉の作品です。

    -----story-------------
    不倫調査のため、使用人を装い山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。
    ガールフレンドに誘われ、彼女の友人の山荘を訪れた探偵の弟子・戸村流平。
    寂れた商店街で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。
    無関係に見えた出来事の背後で、交換殺人は密やかに進行していた……。
    全編にちりばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線! 
    傑作本格推理。
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    2005年(平成17年)に

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    2022年07月11日
  • 映画 謎解きはディナーのあとで

    ネタバレ 購入済み

    映像で観てからの補完に推奨

    過去に映画視聴済み。
    相変わらず麗子と影山のやり取りに隙はなくコンビ漫才を繰り広げてくれた。
    そして映画バージョンらしく、舞台も大きく豪華!影山の謎の趣味暴露には笑った。腹立つけど楽しい人だよね影山。
    そんなにスマートではない影山の救出劇はほんとにハラハラして見所!
    影山も完璧ではないんだなあ。
    ただ、やはり結末はどこかあまり救われないのはミステリーとしては仕方ないのか。
    事件ありきの物語だからどうしてもみんな幸せ大団円とはならないね…。
    それでもできる限りの最高のハッピーエンドで終わってくれるからハッピーエンドが好きな人間としては嬉しい。
    なのに最後の最後にまさかまさかの伏線

    #感動する #ドキドキハラハラ #笑える

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    2022年06月25日
  • 小学館ジュニア文庫 謎解きはディナーのあとで

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    気の強いセレブ・麗子と、毒舌で推理力抜群の執事・影山とのユーモアたっぷりの会話がとても面白いです!
    なんやかんや影山を頼っている麗子…

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    2022年05月22日
  • 私の嫌いな探偵

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    烏賊川市シリーズ第7弾。流平の出番は少なかったが、レギュラーメンバーの朱美も加わり、前巻とは違い、いつもどおりの展開だ。短編5本それぞれのトリックも面白い。「死に至る全力疾走の謎」はかなり無理があるが、黎明ビルの壁に激突する状況が目の前に浮かぶから不思議。それらのトリックを見抜く鵜飼探偵はやはり名探偵なのではないだろうか(笑)

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    2022年05月12日
  • 館島

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    時代設定が少々古いこともあって、作品にどういう影響があるのかと思いきや、あるようなないような。

    ただ、思ったよりも壮大でかつ氏らしからぬ正統派らしいトリックだった(笑)。今回、ユーモアはどちらかと言えば控えめで、むしろそれが伏線になるようなことはあまりない。全くないわけじゃないし、解決へのヒントになってるところもあるんだけど、ユーモアというより単なるキャラ故のという気がする。

    キャラ設定は少しコテコテすぎて、やや胸焼けがするような感じもしたんだけど、トリックの仰々しさ(解説にあるように新本格へのリスペクトかな)が良い意味で裏切られた感じがある。キャラへのうっとうしさを補って余りある作品だと

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    2022年02月23日