夢枕獏のレビュー一覧

  • 決戦!忠臣蔵

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    結局、真相は、藪の中。なぜ浅野内匠頭は、吉良上野介に斬りかかったのか。ここまで資料が何も出てこない事件も珍しい。

    諸田玲子の「与五郎の妻」が特に良かった。泣けた。

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    2023年06月04日
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

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    本家シリーズ読んだことないのだけど、本家もトリビュート作品も面白かった。一押しはキャラも歌という小道具も効いてた「遠輪廻」。

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    2023年06月04日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    先月、著者の長編「エヴェレスト 神々の山嶺」を読み終え、改めてド真ん中の山岳小説の面白さを知ったことでながらく積読となっていた本書を手にしてみました。

    本書は「エヴェレスト 神々の山嶺」とは違い、どこか幻想的な雰囲気を醸し出しています。

    8作の短編集ですが、ガチの山岳物ではなく、山を舞台としたそれぞれに趣きがある物語です。


    山を愛し、自らも山に登ってきた著者の小説群より、山の臨場感と霊気に満ちた作品を厳選し、表題作を併録。山で起こる幻想的な話、奇妙な話、恐ろしい話など山のあらゆる側面を切りとった、著者初の山岳小説集!

    内容(「BOOK」データベースより)

    山が、そいつに声をかけるん

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    2023年06月01日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    夢枕獏さんの山に絡んだ短編集。
    過去に読んだ事もあるヤツあったけど、何か摩訶不思議な話しばかり。
    夢枕獏さん自身も山が好きで、作家を目指して、山小屋で働いたりしてたみたい。
    しかし、山って、不思議な感じやな。
    多分、私は行かんけど。
    しんどい思いして、行く気はゼロ!

    こんな怪しい世界に出会えるのなら、行きたい気もするけど、何か出て来る人は、山で、大変苦労してる。それも死ぬか、生きるか、紙一重という…
    こんな経験したら、摩訶不思議な事も起こりそう。

    こんな山に魅せられる〜

    でも、でも、でも、キツ過ぎて…

    幻想的な雰囲気に魅せられながら、読んでるだけが一番か…^^;

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    2023年05月23日
  • 大江戸火龍改

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    江戸版陰陽師って言葉に誘惑されて…
    うん!ええ感じや!
    でも、人ならざるモノをやっつけるんやけど、激しい闘いというんではなく、めっちゃ優雅というか華麗な…
    こういうのもええ!
    私生活も優雅そうで、これには少し嫉妬してしまう…日々、バタバタ生きてるモンとしては、羨ましい限り!

    こんな妖が出て来たら、もう我々にはどうする事も…
    また、江戸時代なんで、夜は暗く妖たちのものなのかもしれん。

    こんな人ならざるモノ専門屋さんが、江戸にもおるという設定も面白い。
    短編の形はとっているが、はじめは、自己紹介みたいな…
    最後の桜怪談からが、本番。遊斎もカッコええけど、土平もなかなか。
    面白いシリーズ開始!

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    2023年05月15日
  • おにのさうし

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    舞台は平安時代、夢枕さんっぽい物語なんだけれども、陰陽師とはまた違う人物が登場してなかなか面白かった。

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    2023年05月07日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    中学生以来の陰陽師シリーズ、自然に関する描写が本当に綺麗だなと。
    誰かを想うことの儚さ、美しさ、切なさ、醜さ、きっと平安時代も令和の今も本質的なところで変わっていないのかなと思った。

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    2023年05月05日
  • 大江戸釣客伝(下)

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    夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。
    ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。
    人間の愚かさ、気高さを釣りの世界を通して描く。

    〈上〉
    時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。
    やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが・・・。
    同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。
    果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗

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    2023年05月02日
  • 大江戸釣客伝(上)

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    夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。
    ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。
    人間の愚かさ、気高さを釣りの世界を通して描く。

    〈上〉
    時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。
    やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが・・・。
    同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。
    果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗

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    2023年05月02日
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

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    ネタバレ

    晴明様特集をしていた『オール讀物』2022年8月号を既読だったので、純粋に初読だった作品は『哪吒太子』くらいだったかもしれない。
    他も上記のものを読んでいると既視感のある作品だったし。
    それでも、一冊で様々な方の晴明様、もしくは陰陽師話が読めるのはお得である。
    そして、改めて夢枕獏先生の晴明様と博雅様の抜群の安心感と安定感が身に染みるという。

    個人的にはやはりこの二人を見たいと思ってしまうので、他の作家さんが書かれた話でも二人が出てくるとつい思い入れが。
    ゆえに『耳虫の穴』と『博雅、鳥辺野で葉二を奏でること』は特にお気に入りである。
    第三者視点から見るとあの二人はああ見えるのかと思えたのもよ

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    2023年03月18日
  • 餓狼伝BOY 下

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    圧倒的な「力」を誇示する怪物教師・切雨に対し、「ペン」で、「拳」で、2人の少年はそれぞれ挑む決心をする。そしてその先には彼らの求める「最強」への回答が…!! 幻の未収録作「餓狼伝外伝」も完全収録!!

    トリックが、通じない相手には、拳や足が壊れようが敵にぶち込むしかない!
    恐怖を凌駕する、勝利への狂気、内なる獣を解き放つしかない!
    丹波文七の始まりが、カッコいい!

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    2023年03月05日
  • 餓狼伝BOY 上

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    「最強になりたい!!」 
    権力と暴力、丹波文七と木戸シンイチ、2つの異なる「最強」を志す2人の少年の出会いが新たなる伝説を紡ぎ出す!!
    「最強」の頂を欲してやまぬ男・丹波文七の激動の少年時代を描く物語!!

    獣を内に飼いながら強く見せるトリックはあるけど、喧嘩したことがない丹波文七。
    学力で権力を手に入れようとする木戸シンイチ。
    ふたりが、純正な力そのものの桐雨と向き合いどう強くなるか、楽しみ。

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    2023年03月05日
  • 餓狼伝 26

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    泉宗一、松尾象山、堤城平、次々と名のある武道家たちに立ち合いを挑む男・村瀬豪三! 純なる闘いを追求する男の足は、やがて「最強」の頂を欲してやまぬ男へと……!!
    板垣恵介版「餓狼伝」完結?

    村瀬剛三の様々な武術を学ぶことで総合的に強くなるメソッドは、丹波文七と似ているので、もう少し丹波との戦いをじっくり見たかった。
    って言うか、北辰館vs FAWの5対5マッチやらずに完結って、どういうこと?(怒)

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    2023年03月03日
  • 餓狼伝 13

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    松尾象山が、仕掛けた挑発により、北辰館vs FAWの興行抗争が、勃発。
    一方で、丹波文七と堤城平に友情が芽生えた。

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    2023年03月02日
  • 餓狼伝 14

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    北辰館会館主催、全日本空手道オープントーナメントが開幕! 顔面パンチが解禁され、参加32名中実に16名が他流派で占められる異例の幕開けとなったが…!? 蓋を開けてみると、掴みや寝技に制限をかけるなどの形だけなので、長田がプロレスラーの姿で抗議すると、松尾象山はバーリトゥード・ルールをあっさり受け入れ、史上初のなんでもありのトーナメントとなった!

    一回戦から、空手家が柔道家などに破れる波乱含みの展開が続く!

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    2023年03月02日
  • 餓狼伝 12

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    格闘技界の覇権をかけ、同日開催される2つの異種格闘技戦興行。FAWの社長・グレート巽は自身の秘蔵っ子・鞍馬彦一を対抗興行である北辰館トーナメントに送り込むことを目論むが、興行当日、FAWのリング上で鞍馬は…!?
    風雲急を告げる12巻。

    梶原に対して下剋上を敢行、柔道家の船村に絶妙な煽り、そして相手の裏をかく勝ちっぷり、巽以上に巽イズムを理解する鞍馬彦一、面白い!
    松尾象山が、巽に危険な罠を仕掛ける!

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    2023年03月02日
  • 餓狼伝 10

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    北辰館トーナメント開幕直前! 参加予定の猛者たちがにわかに動き出す中、プロレス団体FAWも大規模な異種格闘技戦を開催し…!?
    嵐の前の静けさの10巻。

    この2つの異種格闘技戦、「虎王」が鍵になる。
    丹波文七vs堤城平戦、開始!

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    2023年03月02日
  • 餓狼伝 9

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    2つの異種格闘技戦が同日開催!! ともに格闘技界のカリスマ率いる団体同士、互いのプライドをかけた興業合戦が勃発!! 文七を軸に格闘技界が大きく動き始めた!!!
    激震する9巻。

    長田vs堤城平戦!長田のパワーに推し負けない堤城平のラッシュ、パワフル!
    闇の空手家・久我重明とのバトルで底知れないポテンシャルを見せる鞍馬彦一!
    役者が、揃ってきた。

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    2023年03月02日
  • 餓狼伝 6

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    プロレス団体FAWを率いるカリスマ・グレート巽を語る上で、避けることの出来ない過去が在る。若きグレート巽=巽真の実力を買い、スターに押し上げた男とは…一体!?
    グレート巽の知られざる過去が明らかになる「泣き虫サクラ編」開幕の6巻。

    「泣き虫サクラ編」は、オリジナルの展開。
    グレート巽は、アンダーグラウンドでのバーリトゥードでのしあがる!
    サクラは、桁外れの超感覚と怪力でアンダーグラウンドでの世界に君臨する!

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    2023年03月02日
  • 月に呼ばれて海より如来る 〈新装版〉

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     オウムガイから螺旋をめぐる宇宙のお話。

     とても不思議な読後感でした。

     著者が得意とする爽快な読後感やカタルシスをほとんど味わうことがなく、逆にそれが妙に心に引っかかるようなそんな印象を受けました。

     といって、それぞれのエピソードは読みごたえのある作品であり、登場人物一人一人に感情が向けられるようでした。

     オウムガイにそんな歴史やロマンがあるとは、今まで想像したこともなかったので、気づきや視点とは、とても大切なことだと改めて感じました。

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    2023年02月26日