夢枕獏のレビュー一覧
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夢枕獏氏の描く「釣り師」の小説。
神々があまりに面白かったので、今度は釣りに生きる男の本を手に取ってみました。
今作の舞台は小田原、早川。
色々な釣りがある中、今作では「鮎」専門で、
しかもエサ釣りでも友釣りでもなく、チンチン釣り。
普通年魚である鮎は大きくても30〜40cmでその一生を終える。
けどこの川にはもっと巨大な鮎がいる。その鮎を数年追いかける、鮎で人生を狂わせた黒淵。
その道に片足を踏み込みつつある主人公、菊村。
果たして、巨大鮎は存在するのか。
いたとして釣り上げることはできるのか。
普通、釣りって特定の1匹を相手にするものではないからこそ、その1匹に執着する常軌を -
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 3』秋田書店。
全5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
やはり、原作とは少し構成やストーリーを変えてきた。オリジナリティが加わるのは大歓迎。原作に登場しなかったキャラクターが登場しても面白い。しかし、ストーリーはなかなか進まない。3巻を終えても、『ゆうえんち』の入口すら見えて来ない。
主人公の葛城無門は愚地独歩の養子になる愚地克巳の実兄という設定で、無門の師匠の松本大山は範馬刃牙の恋人である梢江の父親という設定だ。
既に夢枕獏の『小説 ゆ -
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先月、著者の長編「エヴェレスト 神々の山嶺」を読み終え、改めてド真ん中の山岳小説の面白さを知ったことでながらく積読となっていた本書を手にしてみました。
本書は「エヴェレスト 神々の山嶺」とは違い、どこか幻想的な雰囲気を醸し出しています。
8作の短編集ですが、ガチの山岳物ではなく、山を舞台としたそれぞれに趣きがある物語です。
山を愛し、自らも山に登ってきた著者の小説群より、山の臨場感と霊気に満ちた作品を厳選し、表題作を併録。山で起こる幻想的な話、奇妙な話、恐ろしい話など山のあらゆる側面を切りとった、著者初の山岳小説集!
内容(「BOOK」データベースより)
山が、そいつに声をかけるん -
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夢枕獏さんの山に絡んだ短編集。
過去に読んだ事もあるヤツあったけど、何か摩訶不思議な話しばかり。
夢枕獏さん自身も山が好きで、作家を目指して、山小屋で働いたりしてたみたい。
しかし、山って、不思議な感じやな。
多分、私は行かんけど。
しんどい思いして、行く気はゼロ!
こんな怪しい世界に出会えるのなら、行きたい気もするけど、何か出て来る人は、山で、大変苦労してる。それも死ぬか、生きるか、紙一重という…
こんな経験したら、摩訶不思議な事も起こりそう。
こんな山に魅せられる〜
でも、でも、でも、キツ過ぎて…
幻想的な雰囲気に魅せられながら、読んでるだけが一番か…^^; -
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江戸版陰陽師って言葉に誘惑されて…
うん!ええ感じや!
でも、人ならざるモノをやっつけるんやけど、激しい闘いというんではなく、めっちゃ優雅というか華麗な…
こういうのもええ!
私生活も優雅そうで、これには少し嫉妬してしまう…日々、バタバタ生きてるモンとしては、羨ましい限り!
こんな妖が出て来たら、もう我々にはどうする事も…
また、江戸時代なんで、夜は暗く妖たちのものなのかもしれん。
こんな人ならざるモノ専門屋さんが、江戸にもおるという設定も面白い。
短編の形はとっているが、はじめは、自己紹介みたいな…
最後の桜怪談からが、本番。遊斎もカッコええけど、土平もなかなか。
面白いシリーズ開始!
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夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。
ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。
-----story-------------
生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。
人間の愚かさ、気高さを釣りの世界を通して描く。
〈上〉
時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。
やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが・・・。
同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。
果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗 -
Posted by ブクログ
夢枕獏の長篇時代小説『大江戸釣客伝〈上〉〈下〉』を読みました。
ここのところ、時代小説が続いています… 夢枕獏の作品は5年前に読んだ『鳥葬の山』以来なので久し振りですね。
-----story-------------
生類憐みの令で釣り人はどう生きたか。
人間の愚かさ、気高さを釣りの世界を通して描く。
〈上〉
時は元禄。旗本、津軽采女は小普請組という閑職がゆえ、釣り三昧の日々を送っている。
やがて、義父・吉良上野介の計らいで「生類憐れみの令」を発布した、将軍綱吉に仕えることになるが・・・。
同じ頃、絵師朝湖と俳人基角は江戸湾で土左衛門を釣り上げた。
果たしてその正体は? 釣りの泥沼から覗