夢枕獏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレおもしろくて、一気読みだった。
元々陰陽師には興味があり、帝都物語の頃から好きなのだ。
特に安倍晴明は大好きだ。
なのに、なかなか読む機会がなく、すでに18巻まで出てしまっていては、今更手を出すこともできずにいた。
0が出たことを知って、これは読むしかない。
多少苦手な描写はあるが、もうスラスラと読めた。
意識に何層もかけていく暗示が、難しいが、そこを理解しないと、うまく話が進まないのだ。
学生達がたくさん亡くなったのは、とても痛ましかった。
意識下の闘いでも取り込まれてしまうと、命を落としてしまうのだなぁ。
助けてあげてほしかったなぁ。
ラスト一番悪い奴は、晴明が手を下すより、悪事を白日の元に晒してやればよかったのに。
晴明が負うべき責ではないと思った。
少し疑ってしまったのだけど、養父の判断は素晴らしかった。
こういう人間が学校の長となれば、もっとよい学校になるだろう。
続き18巻読みたいけど、しばし我慢だ。
2024/05/13 22:00 -
Posted by ブクログ
「瓜仙人」「鉄輪」「這う鬼」「迷信」
「ものや思ふと……」「打臥の巫女」「血吸い女房」の7篇収録でシリーズ3作目。
村上豊のカラー絵にもなった「鉄輪」。
丑の刻参りの末に生成りの鬼になった徳子は強烈。
物語もかなり強烈。
「ものや思ふと……」では宇宙の概念がつづられる。
宇は天地、左右、前後・・・の空間を意味し、
宙は過去、現在、未来・・・の時間を意味する。
空間と時間を合わせた宇宙という言葉を、
中華文明はすでに持っていた。
そして、人は呪という手段でこの宇宙を理解していた、
と、晴明は続ける。
また、言葉は呪を盛るための器であるとも言う。
──んんん、もしかして数学的認識は呪なのだと思った瞬間だった。
「打臥の巫女」は八百比丘尼で、白比丘尼だったんだ。
すっかり忘れてましたねぇ。 -
Posted by ブクログ
ついに無門と柳の決戦が始まった「ゆうえんち」4巻。
これがラストバトルとなるか、それとももう一盛り上がりあるのか。ありそう。
決戦の前に明かされた無門と愚地克巳の父親死亡の真相。サーカスにいた頃の生みの親と、育ての親の結末。育ての親というと語弊があるか。克巳はおそらく、ことの真相は知らないのではないのかな?事件当時はまず知らないし、現在でもどうなのか。それについての描写あったかなぁ。
育ての親というのは、無門も克巳も神奈村正介でなく、松本太山であり愚地独歩であるのは、その後の彼らの成長を見れば自明。語弊という言葉では足りないな。
過去を語り終えて、さあ決戦という前にまさかの愚地独歩参戦。相手は相撲の龍金剛。この二人の戦いは夢枕獏みが深くてたまらない。格闘技はSEX、SEXは最高のコミュニケーションといった人がいたけども、この二人の戦いはそれだと思います。その最中に、堤城平のことを語りだす愚地独歩。浮気してるじゃないの。ただただ気持ちよくて夢中になって、いけるところまで二人でいこうぜ、の最中に他の相手を思うとかだめ。堤城平かあ。バキワールドで戦う彼も見てみたいなぁ。
「バキ道」で力士と戦った時、だいぶ我慢できずがっついてしまってますが、この龍金剛との戦いがあったのになぁ、と思います。それほど、力士という存在は憧れに近い好物なのでしょう。
そしてそして、ついに始まった無門と柳の決戦です。
ビルの外壁を登って接近する柳。それを迎え撃つ無門は屋上からの落下中の先制攻撃という勇敢なのか無謀なのか。
「ゆうえんち」の柳は裡に秘めた魔性が体臭となって溢れ出てきている妖怪っぷりがよいです。さて、この戦いはいったいどうなる、どんな結末で柳は負けるのか。 -
Posted by ブクログ
柳龍光と神野仁、葛城無門と羽鳥薫、葛城無門と神奈村狂太。
まさか神奈村狂太が無門の叔父だとは、まさか御留式の使い手とは。「ゆうえんち」で明かされた人間関係の中でも結構なレベルの驚き。
これ大丈夫?バキ世界の相関図どんどん更新されてゆくのだけど。案外、世間は狭いんだなぁ、と思います。そして、久我重明の存在が夢枕獏ワールドとの繋がりも生んでしまっているので、もう広がりすぎて何が何だか。
便利すぎるよ、彼。そもそも「獅子の門」と「餓狼伝」をつながってしまう形で久我重明を登場させたのは、板垣さんなのでお互い様か。
「好きにやってください」の二人なんでしょうね。
なかなか出会えない柳と無門。違う場所で戦いを続けている二人。どんな形で接敵するのか。どちらのコンディションが万全な状態なのか。はてさてどうなる。
とは言いつつも、「ゆうえんち」で負けて柳が捕まったはずなので、どういうつもりで「敗北を知りたい」と言うのか。