夢枕獏のレビュー一覧

  • 餓狼伝 : VI

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    いよいよ始まったトーナメント。数々の闘いの連続に読み進めるスピードも増し、いつもより頁をめくる指先にも力が入ってしまう。じっくり興奮を味わいたいのだが、どんどん読み進めてしまいもったいない気もしたが、最終頁の数行でもう次巻が読みたくて仕方がない。

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    2025年04月16日
  • 餓狼伝 : V

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    グレート巽の過去に焦点を当てている本巻。こんなふうなキャラクターの掘り下げがあるからキャラクターに対しての感情移入が高まり、この先の物語がより一層楽しめるようになるのだろうな。

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    2025年04月16日
  • 餓狼伝 : IV

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    個別の濃密な闘いは少ないが、そのぶん主人公たちを取り巻く組織や団体の思惑や動き、ある意味で大きな闘いが進んでいて、この先主人公たちをどこに連れて行き、どう闘わせるのだろう?と今回も次巻へのわくわくがとまらない。

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    2025年04月16日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    完全にフォーマット化された構成なのに、全く飽きもせずに面白い。
    晴明宅の野趣溢れる庭で酒を飲み、どちらかが不思議な話を持ち出し、2人でゆこうと行って解決に行く。
    原因は言葉が呪になったものか想いが鬼になったもののどちらかで、晴明が博雅の何気ない発言にヒントを得て一件落着。ただそれだけなのに、どうしてこんなに面白いんだろう。
    そういえば、最近蘆屋道満が可愛く見えてきた。

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    2025年03月26日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 7

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    原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 7』秋田書店。

    5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。

    第7巻に到達。完結までにはあと何巻を要するのだろうか。

    藤田勇利亜の作画は、板垣恵介の描く『刃牙シリーズ』よりも登場人物がおどろおどろしく、妖怪じみている。その点は夢枕獏の伝奇小説や格闘小説の方に近いのかも知れない。ハリウッドザコシショウの誇張ものまねみたいなものだ。


    『ゆうえんち』に葛城無門に縁のある人物が現れる。その名は葛城無門の育ての父親の弟の神奈村狂太。何者か知らないが、恐ろし

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    2025年03月08日
  • 神々の山嶺 下

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    いよいよ下巻では本格的な登山描写が増えて、とても読み応えがあった。極限の状況下で8,000m級の山に登る精神的、肉体的な辛さがこれでもかというくらい伝わって来た。苦しい中で自分の弱さと向き合う姿には普遍的なものを感じた。
    とても面白かったけど、もう一回読みたいかと言われると微妙かも?アニメや映画など他の媒体のものを見てみたい。

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    2025年03月08日
  • ヒマラヤ漂流 『神々の山嶺』へ

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    ネタバレ

    著者が敢行したエヴェレスト登山のフォトエッセイ集+α。
    エッセイ部分が最も楽しめたが、第3章の小説の抜粋にも心惹かれた。今度読んでみよう。

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    2025年03月05日
  • 神々の山嶺 下

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    どこまでも写実的に登山という行為にかける人々を描いた物語。山のことはぼくはよく判らないのだけれど、結局のところ男というのは何らかの「山」に登る生き物なのですよ。「そこに山があるから」というのが誰の言葉であるかさえこの物語を読むまで知らなかったけれど、その言葉に妙に納得した気分になってしまうのは、やはりぼくも夢とやらを捨て切れない男のひとりであるということか。夢枕氏がうらやましくなってしまうのはぼくだけだろうか。かなり毀誉褒貶がわかれているようだけれど、ぼくは傑作だと思う。何よりも熱い。忘れていた何かを思い出させてくれるような、そこはかとなく暗い熱さだよな。かつて何かを追い、そして果たせなくて歯

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    2025年02月25日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 1

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    豪華なスピンオフ

    まさか刃牙で『菩○掌』が拝めるとは...。
    本家の登場人物を絡めた上での餓狼伝から久我さん登場とは意外なスタートでした。原作にも負けず劣らずの絵で違和感もなく楽しめますが...刃牙ワールド深すぎないか、このままだと烈海王のいとことか徳川さんの隠し子とか無限に出てきそう。
    地下闘技場より過酷で死の匂いが濃い「ゆうえんち」は次である程度分かってくるのかな。

    #カッコいい #笑える #ドキドキハラハラ

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    2025年02月10日
  • 楊貴妃、綺羅羅(話売り) #1

    匿名

    無料版購入済み

    楊貴妃

    楊貴妃ものは読んでみたかったので嬉しいです。
    絵が本当にキラキラしている感じです。これからどんなドロドロになるのでしょうか。

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    2025年02月05日
  • 陰陽師

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    文春文庫50周年×映画「陰陽師0」のカバーで、
    山崎賢人さんが。
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    物語は
    時空(とき)を超えて
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    社内の仲良い人からおすすめいただいた一冊です。
    映画も見ず、漫画も読んだことないのですが…
    小説で正解でした。面白かったです。

    6編の短編集です。
    「蟇」は夢中で読みすぎて
    通勤電車で乗り過ごしかけました。苦笑

    自然、人、動物…どんなものにも起こり得る。

    前知識もないまま読みましたが、
    全体を通して思ったのは、
    文字数は少ないのに、
    読んでる最中に浮かび上

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    2025年01月31日
  • 神々の山嶺 下

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    後半は人間味あふれるところが多く

    やっと謎も解けて

    山登りに集中できた

    感動した

    実在の登山家達を調べずにいられなかった

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    2025年01月29日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    第7弾 短編6つ

    相変わらず、晴明の家でお酒飲んでて、「行こう」
    「行こう」
    で、話が進む。

    【二百六十二匹の黄金虫】
    いきなり、露子姫やん!常連さんになりそう…
    ぶんぶんが、色キレイでも、夜中に飛び回ったら、怖そうやけど、何か、花火でも見るように…w

    【鬼小槌】
    次は、道満や!
    常連さんばかり…
    しかし、何か、近所のお爺ちゃんがイタズラしてる感じにしか見えん。
    悪の総本家の立ち位置は?w

    【棗坊主】
    気づかなかったって話はあるけど、気付いてからのその態度が凄い。
    そこまで、割り切れるというか、悟ってるというか…

    【東区により上る人、鬼にあうこと】
    動物も長年生きると人の言葉を話すの

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    2025年01月26日
  • シナン(下)

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    イスタンブールに行った後に読んだ。
    アヤソフィアを超越するジャーミーを作ったオスマン主席建築士シナン、の話。実際はこんなおとこが建てたのかもしれないと思わせてくれる。
    アヤソフィアだけは行けなかったから次にいく口実に。

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    2025年01月25日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    第6弾やったはず^^;
    短編5編+あとがき

    今回もいつものパターンで、2人でお酒飲みながら…
    今回は、晴明の師である賀茂忠行の息子保憲が度々登場する。
    この人も子供の頃から見える人。父忠行が修行をしてはじめて見えた物怪が、修行もせずに見える。
    晴明と争う才能がありそう。
    晴明の師とか、兄弟弟子という話もあって当然なんかも?
    しかし、めっちゃ面倒くさがり屋っぽい。そこがキャラ立ちしてて良い!

    道満も時々登場するけど、もう悪役って感じやなく、何かの事件に加担してても、動機が面白いからみたいな感じで、凄い自由人みたいな…
    この人からしたら、晴明らも実力とかは別にして、役人なんで、自由に映ってない

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    2025年01月04日
  • 神々の山嶺 上

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    心情描写が時系列順で進んだり主人公の自問自答があったりで、エンタメ小説よりも純文学よりの小説だと思った
    登山のことに詳しくない身でも、情景を思い浮かべられるほど臨場感溢れる描写で最高だった
    この小説はそれとして1個のジャンルを確立してるようにも思えた

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    2025年01月03日
  • 陰陽師 生成り姫

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    陰陽師シリーズ初の長篇。すべてが始まったのは、いまから12年も前のことだった。月の明るい晩に堀川の橋のたもとで、心のおもむくまま笛を吹く源博雅。その音色に耳を傾ける姫。名前も知らない、淡い恋だった…。思い悩む友を、そっと見守る安倍晴明。しかし、姫が心の奥底に棲む鬼に蝕まれたとき、2人は姫を助けることができるのか? 急げ博雅! 姫が危ない──。主人公・安倍晴明はもちろんのこと、無二のパートナーである源博雅の清澄な魅力も全開の作品です。

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    2025年01月01日
  • 神々の山嶺 2

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    羽生の過去がどんどん分かっていき、物語に引き込まれていきます。
    やや気になるのが1話あたりのページ数がかなりムラのあること。
    一気見する分には良いですが隙間時間に読むのには向いていません。

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    2024年12月21日
  • 神々の山嶺 1

    購入済み

    濃い画風と山を題材としたストーリーが非常にマッチしています。
    ページ数も多く、一般的な単行本2冊分ぐらいの読み応えです。

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    2024年12月21日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    シリーズも第3巻になり、ワンパターンの構成とその時々で平安時代らしいエピソードのバランスが良い。
    かつ、知識と術によってすべてを見通す晴明と、素直な感性で本質を感じる博雅の対比も良い。蘊蓄めいたことをあまり語らず、勧善懲悪でもないストーリーは読者の想像力をもって完結するとも言える緩さによって、いくら読んでも飽きないような味わいがあります。

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    2024年12月17日