夢枕獏のレビュー一覧
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原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 7』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
第7巻に到達。完結までにはあと何巻を要するのだろうか。
藤田勇利亜の作画は、板垣恵介の描く『刃牙シリーズ』よりも登場人物がおどろおどろしく、妖怪じみている。その点は夢枕獏の伝奇小説や格闘小説の方に近いのかも知れない。ハリウッドザコシショウの誇張ものまねみたいなものだ。
『ゆうえんち』に葛城無門に縁のある人物が現れる。その名は葛城無門の育ての父親の弟の神奈村狂太。何者か知らないが、恐ろし -
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どこまでも写実的に登山という行為にかける人々を描いた物語。山のことはぼくはよく判らないのだけれど、結局のところ男というのは何らかの「山」に登る生き物なのですよ。「そこに山があるから」というのが誰の言葉であるかさえこの物語を読むまで知らなかったけれど、その言葉に妙に納得した気分になってしまうのは、やはりぼくも夢とやらを捨て切れない男のひとりであるということか。夢枕氏がうらやましくなってしまうのはぼくだけだろうか。かなり毀誉褒貶がわかれているようだけれど、ぼくは傑作だと思う。何よりも熱い。忘れていた何かを思い出させてくれるような、そこはかとなく暗い熱さだよな。かつて何かを追い、そして果たせなくて歯
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文春文庫50周年×映画「陰陽師0」のカバーで、
山崎賢人さんが。
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物語は
時空(とき)を超えて
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社内の仲良い人からおすすめいただいた一冊です。
映画も見ず、漫画も読んだことないのですが…
小説で正解でした。面白かったです。
6編の短編集です。
「蟇」は夢中で読みすぎて
通勤電車で乗り過ごしかけました。苦笑
自然、人、動物…どんなものにも起こり得る。
前知識もないまま読みましたが、
全体を通して思ったのは、
文字数は少ないのに、
読んでる最中に浮かび上 -
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第7弾 短編6つ
相変わらず、晴明の家でお酒飲んでて、「行こう」
「行こう」
で、話が進む。
【二百六十二匹の黄金虫】
いきなり、露子姫やん!常連さんになりそう…
ぶんぶんが、色キレイでも、夜中に飛び回ったら、怖そうやけど、何か、花火でも見るように…w
【鬼小槌】
次は、道満や!
常連さんばかり…
しかし、何か、近所のお爺ちゃんがイタズラしてる感じにしか見えん。
悪の総本家の立ち位置は?w
【棗坊主】
気づかなかったって話はあるけど、気付いてからのその態度が凄い。
そこまで、割り切れるというか、悟ってるというか…
【東区により上る人、鬼にあうこと】
動物も長年生きると人の言葉を話すの -
Posted by ブクログ
第6弾やったはず^^;
短編5編+あとがき
今回もいつものパターンで、2人でお酒飲みながら…
今回は、晴明の師である賀茂忠行の息子保憲が度々登場する。
この人も子供の頃から見える人。父忠行が修行をしてはじめて見えた物怪が、修行もせずに見える。
晴明と争う才能がありそう。
晴明の師とか、兄弟弟子という話もあって当然なんかも?
しかし、めっちゃ面倒くさがり屋っぽい。そこがキャラ立ちしてて良い!
道満も時々登場するけど、もう悪役って感じやなく、何かの事件に加担してても、動機が面白いからみたいな感じで、凄い自由人みたいな…
この人からしたら、晴明らも実力とかは別にして、役人なんで、自由に映ってない -
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羽生の過去がどんどん分かっていき、物語に引き込まれていきます。
やや気になるのが1話あたりのページ数がかなりムラのあること。
一気見する分には良いですが隙間時間に読むのには向いていません。