夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    久しぶりに陰陽師を読んだ
    安倍晴明と笛の名手の博雅
    一緒に飲むかわす酒
    梅や桜の香り 流れいく風そして時間
    目に見えない世界を闊歩する者たち
    過去の関係や怨み 痛み 憐れみ
    ゆったりした時の中に感じられる

    読みやすく
    こんな時を過ごしてみたくなる
    そんな作品

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    2026年02月03日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    ゆくか
    ゆこう
    ゆこう
    そういうことになった
     
    もはや、このやりとりを見るために陰陽師シリーズを読んでいると言っても過言ではない。
    そのくらい博雅とのやりとりが愛おしい。

    今回は珍しく道満は出てこない。
    そして蝉丸の登場が続く。
    蝉丸といえば百人一首の
    『これやこの 行くも帰るも別れては 
    知るも知らぬも 逢坂の関』
    があまりにも有名。
    子供の頃に最初に覚えた名前と歌だった。
    その蝉丸の亡き妻の話に泣けた。

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    2026年02月02日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 9

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    バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ9巻。
    まるっと無門と羽鳥薫の戦い。

    忍者?ニンジャ?どちらの表記の方が羽鳥と表すのに相応しいのか。外連味たっぷりの観覧車対決をメインに据えるならニンジャかと思うけど、猛虎落地勢を使いこなす勝負への執念を鑑みると忍者になるのか。
    「ゆうえんち」全編通じて、観覧車対決はベストバウトに選んでしまいそうな戦いではあるのでニンジャなのかな。
    アクションスターのニンジャ、仕事人の忍者という区分けかなぁ。

    愚地独歩の後ろ姿に、私刑執行スーパーマンのマルス・リードの登場も好ましいですが、観覧車対決がやっぱりいいです。
    無門と羽鳥だけではないですが、肉体も精神もイ

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    2026年02月01日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    久しぶりに「ゆこう」「ゆこう」のやりとりがあった気がする。
    長さ的に短いのであっという間に1話を読み終えて、いつもの晴明に言葉で誤魔化されることもなく怪異が解けていってちょうどよかった。

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    2026年01月26日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    「あちちの関白」兼家がやらかす。
    「碧瑤杯」兼家がやらかす。
    「菓子女仙」悲恋。
    「ひもひめ」悪気はなかったんだ
    「黄金兼家」兼家がやらかす。
    「火車」煩悩。
    「色は匂へど」神がかりの博雅の笛
    「カタリ爺」中態とか最近出てきたよね

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    2026年01月23日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    ネタバレ

    滝夜叉姫がなんかいい人風に書かれてるの気になりました。
    上巻では人を痛めつけたりしてるので、もっと悪い人のがいいのにと個人的には思いました。
    最後の戦いのところ皆格好良かったです。
    浄蔵さん死んじゃうかと思いましたが、生きててよかった。
    蘆屋道満は、本当なんなんだ…。
    保憲さんが使ってる式神の名前かっこいいなと思いました。沙門。私も沙門に乗りたい。
    終わり方が唐突でした。もう少し後日談というか余韻が欲しかった。次巻で皆さん少し出てきたりしてくれませんかね…。維時さん好きです。

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    2026年01月22日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    ネタバレ

    前回の長編の生成り姫より相関図が分かり易い。
    言わずと知れた平将門や滝夜叉姫が題材。
    確か映画もあったような…うろ覚え。
    一行が短いので厚さのわりに読みやすかったです。
    蘆屋道満が晴明の式神見抜くシーンのやり取りがかっこいいなと思いました。なんか、こう…直接口には出さないでお互いニコニコしながらやり取りしてるところが怖い笑

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    2026年01月22日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    死んでも死にきれない、死んでからも祟ってやる、そういう強い思いを主人公の陰陽師は消し去らないことだってあるのがなんとも人間らしく古代の日本人的な包容力。

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    2026年01月22日
  • 陰陽師 鼻の上人

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    やっぱり陰陽師はいいな。
    ずーっと絵を描いていた村上豊さんが2022年に永眠されたそうで、ご冥福を祈ります。

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    2026年01月15日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 9

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    原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち −バキ外伝− 9』秋田書店。

    5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。

    月1連載につき、ようやく第9巻に到達。ゆうえんちへの参加者が何人居るのか明らかにされていないので、連載を続けようと思えば、無限に続けられるだろう。夢枕獏の『小説 ゆうえんち』の方は葛城無門がゆうえんちの主催者である蘭陵王と無門の師匠の仇である柳龍光を倒して、幕を閉じるが、こちらの方はさらに一波乱ありそうだ。

    前巻では主人公の葛城無門の闘いが無かったが、今巻ではいきなり忍者のよ

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    2026年01月10日
  • 白鯨 MOBY-DICK 下

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    いやー…時間かかったナァ

    絶対白鯨読んでからの方が面白い。
    けどあとがきと解説読んだら、白鯨行ける気がしないね笑

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    2026年01月01日
  • キマイラ聖獣変

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    ずるいぞ、夢枕獏!良いのか悪いのか、こんなラストを以前から予感してはいたが…。今まで書いてきたあとがきから作者のラストに対する気持ちを少し理解できる。しかし、結果がこれか。こんな形で読者に委ねられてしまっても、想像を広げて楽しめるかどうか。それにしても、情報量が少ない。呪殺変から聖獣変までのストーリーも埋めてほしい。聖獣変からの先も読みたい。大鳳が、九鬼が、九十九が、菊地が、深雪がどうなるのか知りたい。作者への期待!!ただそれだけなんです。

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    2025年12月20日
  • 陰態の家 夢枕獏超越的物語集

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    『陰態の家』好きなので買った。人形使ひの人、家に猫さまがをる、で続編読みたいなと思ったら、本書参照であった。
    『おどるお人形』ホームズの設定がー。御大のリーダビリティは健在でさくさく読めるけども、えー。
    『空手屋稼業』をっさんの苦いアレがよいんだ。

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    2025年12月16日
  • キマイラ聖獣変

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    途中を飛ばしての完結編とのことでしたが、必ずしもそうはならないという感じの展開でした。あとがきにも、また違った形で完結するようなことが匂わされています。とりあえず、この聖獣変にいたる物語を早く読みたいと思いました。

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    2025年12月11日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    安定した面白さ。
    今回は師匠筋の賀茂保憲が何度か登場しましたが、彼の晴明に丸投げするところも本シリーズの緩い雰囲気に馴染んでいます。

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    2025年12月09日
  • 陰陽師

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    陰陽師シリーズの第1巻、面白かったです。
    以前、映画を観て、興味を持ちました。
    陰陽師の安倍晴明というと、超有名人で、いろんな物語になっていますが、やはり、夢枕獏さんの作品が一番代表的かと思います。
    平安時代の稀代の陰陽師、安倍晴明と、その親友、源博雅との掛け合いが、とても魅力的で、心温まります。
    源博雅、良い漢すぎる。
    そして、夢枕獏さんが仰っていたのが、自分の一番の功績は、安倍晴明を美形にした事だ、と。
    確かに、読んでる身としては、美形の方が萌えるのです(笑)
    この本の物語は、6篇の短編集になっていて、内容も文章も読みやすいです。
    妖怪も人死にも出てきますが、どこか、人間の憐れさと情が感じ

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    2025年12月08日
  • 陰態の家 夢枕獏超越的物語集

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    9編の話の中で第一話と第九話が
    面白かった
    漱石の家にイギリスからホームズが
    訪ねて来て人形が投げ込まれて人が
    死ぬ事件を解決する
    それはいいけど
    最後に家の女中に話しているのだろう
    と思っていたら
    何と相手は猫だった
    やられた という感じ

    第九話は怖いものが出る屋敷に
    招かれた霊媒師?
    土偶に関する霊を解いていく
    それがなかなか面白い 
    読みながら創造力を働かせ
    怖いというより
    異世界を見せられた感じ
    不思議

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    2025年11月26日
  • 鳥葬の山

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    ネタバレ

    [柔らかい家]
     個人的にこの短編集のベストはこれ。この短編集は、冗長になってきた感じのある「キマイラ」よりも、全体的に密度が高くていい感じだけど、その中でも特に好み。「顔面崩壊」や「ポルノ惑星のサルモネラ人間」並の内臓感覚の描写が満載でいけてます。自分の娘を犯して子供を産ませて、それを餌にして魚を釣ったり、食べちゃったり。かなり鬼畜。
     床を踏みしめたときの音が、板の隙間に詰まった小さな虫があげてる悲鳴だというのは、かなりいいたとえ。

    [頭の中の湿った土]
     なにもおこならいのが意外なオチ(?)の吸血鬼小説。地面に埋められた男の回想っていうで出だしは、独創的でかなり好き。吸血鬼ものっていう

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    2025年11月24日
  • 神々の山嶺 下

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    下巻ではいよいよ、エベレストに挑む本格的な登攀が描かれます。呼吸しても酸素が吸えず、氷壁はピッケルをはじき返す。人間の力では到底太刀打ちできず、一手でも間違えば死に直結する描写の連続に、緊張感があります。

    そんな極限の環境で、人生すべてを振り絞るように進む羽生の姿は圧巻でした。人間離れした執念と孤高さが、ページをめくるたび胸を締めつけます。彼は他者を寄せ付けず、人として閉じていた存在ですが、同じ夢を追う深町と、あえて手を取り合うわけでもなく、ただ同じルートを進んでいく。
    友情でも、利害でもない、奇妙で純度の高い関係性が、物語に独特の静かな熱を与えていました。

    羽生という孤高の登山者が山と対

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    2025年11月20日
  • 神々の山嶺 下

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    ネタバレ

    (上)(下)まとめて。
    ハードボイルド風の筆致が時代を感じさせ、男女のやり取り等もいかにも古めかしいのは否めないが、肝心の中身はしっかり骨太でずしりとした質量を伴っている。
    人智の及ばない神の領域…とあっさり書き記してしまうのはあまりに月並みで陳腐なことだが、それでも、標高8000mを超える峰々の世界というものはまさしく神々が統べる聖域に他ならない…と本書を読んで強く感じる。
    そしてそんな神の世界が漠然と抽象的な表現でなく、非常に具体的かつ詳細に描写されていることに感銘を受ける。
    上る人間の目線からどう見えるのか、壁を攀じる際に何を感じ、どういった手順で体を動かして高度を上げていくのか、そして

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    2025年11月18日