夢枕獏のレビュー一覧
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「闇狩り師」(短編集2巻)、「崑崙の王」(長編)、本作と、時系列順に読んできた。書かれた時期は、「蒼獣鬼」の方が「崑崙の王」より先だが、九十九乱蔵がキマイラに登場している龍王院弘と出会うのが「崑崙の王」で、その後に「蒼獣鬼」の出来事が起きている。どちらを先に読もうが、乱蔵の物語にほとんど関係ないが、今回は並行して読んできたキマイラに合わせて再読した。
鳴神素十と戸田幽岳、どちらも人間を超越した陰陽師と神霊能力者。2人の対立の中で呪詛、憑依や生まれ変わりが行われ、そのことに利用されようとする素十の息子真人を乱蔵が救うストーリー。初版のときには《妄霊篇》《異神篇》 の2巻になっていたが、今回は1冊 -
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ネタバレ掲載作品
1) 天邪鬼
仏師と天邪鬼な童子の鬼の話
2) 下衆法師
下術に魅せられた寒水翁が妖に取りつかれる話
3) 陀羅尼仙
仙人になろうとした僧が成仏できない話
4) 露と答へて
歌と百鬼夜行の嘘と超子殿の機転の話
5) 鬼小町
如水法師の寺をお参りする二人の人格を持つ老婆の話
6) 桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと
屋敷の柱から子どもの手が出たり指が落ちてくる話
7) 源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと
堀川橋の妖を見に行った博雅が清明と異界に入る話
一巻と同じ調子で続く、清明と博雅の短編集。お決まりの情景描写や繰り返される展開も、美しく安心感があって読み心地を楽し