夢枕獏のレビュー一覧

  • 餓狼伝 1

    さすがに

    格闘技漫画では、漠さん最高です

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    2020年07月19日
  • 陰陽師 生成り姫

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    博雅お前は本当に良い漢だなぁに尽きる(╹◡╹)悲しい終わり方だけど読み終わってスッキリした気持ちになった。悲しいハッピーエンド?前作より式神も多めでそこも面白い。あと平安時代の話だけどそんなに堅苦しくなくサクサク読めました。今後もシリーズ読み進めていきたい。

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    2020年07月10日
  • 神々の山嶺 下

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    極地探検家や登山家はどのようなことを考え、なぜ危険な状況へ身を置くのかを知りたいと思って読み始めてみたが、予想していた以上に骨太の人間ドラマだった。

    作中様々な「山屋」が登場するのだが、語り部の深町を含む多くが何らかの形で仕事などの現実に縛られているのに対して、どこまでも人間関係に不器用ながら一途に山に生きる羽生が好対照をなしていると思った。また、実際にエヴェレスト登頂を試みたまま帰らなかったジョージ・マロリーのカメラをめぐる謎解き要素もあり、読んでいてだれることがなかった。山に登る人間以外にも、現地で出会う元グルカ兵や老シェルパなどのキャラクターの人生や、外貨獲得の手段に乏しいネパールは観

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    2020年06月14日
  • 陰陽師 13巻

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    安倍晴明没後1001年に『陰陽師』13巻完結。すごく分厚いです。古代エジプト時代と平安時代、シルクロードの西の端と東の端を結ぶ時空を超越した一大スペクタクルという感じでしたが細かく理解するには頭がついていけませんでした。が、とにかく大団円ということはわかりました。夢枕獏さんの原作は未読なんですが、1巻から13巻までのうち、ざっとみて前半のほうは原作を元に描かれていて後半は完全に岡野玲子さん独特の解釈と世界観で描かれているようですね。歴史や数学など学術的なことに詳しい土台がある方なら11、12、13巻あたりは凄く新しい解釈の興味深いアカデミックな内容なんだろうな、と思います。私には次元が違いすぎ

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    2020年05月13日
  • 陰陽師 10巻

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    『天文博士 賀茂保憲 冷泉院遷御に於いて 反閇をつとめること』『安倍晴明 建礼門の前にて 安摩を舞ふこと』本がかなり分厚くなり、内容も馴染みのない言葉が多く、精神世界のような次元を超越した話しになって、読み進めるのに時間がかかりましたが、面白かったです。天と地を結びつけるスケールの大きい安摩の舞のシーンでは、物凄いエネルギーが晴明の身に集中して貫いていくのがよくわかりました。それと、晴明も凄いですが、博雅の頭で考えるより先に胸に響いて涙を流すことが出来る純粋さも素晴らしい。晴明と博雅。晴明と真葛の繋がりは、単純な友情という言葉とか、惚れたもの同士とかいう言葉におさまらりきれない特別なものがある

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    2020年04月25日
  • ヤマンタカ 上 大菩薩峠血風録

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    大菩薩峠は読んだことないが、その主人公(机竜之介)と作中の登場人物(宇津木文之丞)、新選組トリオ(土方、近藤、沖田)、もう一人出所不明の剣豪(巽十三郎)。作中で雑魚はあっさり斬り殺されていくが、残ったこれだけはどうやっても殺せそうにないスーパー剣豪ばかりのバトル小説。

    久しぶりに読んだ夢獏さんだが、キマイラとか餓狼伝とかも似たようなシチュエーションでいまだ未完。このシリーズは次巻で決着つくんだろうかね?

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    2020年04月23日
  • 陰陽師 1巻

    購入済み

    後半は難しい

    前半は原作に沿った流れなのでわかりやすいが、後半になると宗教観というか精神的な話が多くなるので難解で読むのが辛い。でも雰囲気がステキなのだけども。何回も読み直すとわかるのかもしれない

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    2020年04月21日
  • 陰陽師 9巻

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    『瓜仙人』『源博雅 思はぬ露見のこと』『内裏 炎上ス』の3編。方士(妖術使い)の丹蟲という翁さんはちょっとキモチわるかったけど、管狐はかわいかった。扉絵で晴明と真葛がいい感じに描かれていたのでそういう仲になるのか!?と気になって読み進めたけど、まさかの手順間違い。杯の二、とはカップの2、つまりタロットで言えば相思相愛。(陰陽師はタロットも心得ているのか?笑)今のところはプラトニックな相思相愛の関係ということ?新枕の儀にハメられたことに最後の最後になってやっと気がつく博雅のうぶ男ぶりに笑。とにかく目の前の笙にばかり心奪われていて、私が相手の姫君だとしたらすごく好感持ってしまうと思う。そんな晴明と

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    2020年03月07日
  • 陰陽師 4巻

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    『蟇』と『白比丘尼』の2つの話。
    応天門の変について学ぶことが出来ました。(ググりつつ読みました)謎の多い応天門炎上事件の真相に迫る晴明と博雅。タイムスリップもののような不思議な感覚で面白かったです。
    不老不死の悲しみを描く白比丘尼。丹生都比売神社にまつわる話。
    真っ白な雪の中に佇む晴明のラストシーンが秀悦でした。

    それにしても喜怒哀楽の激しい博雅にはいつも癒されます。晴明に言わせれば、鬼も退散させるほどの優しい良い漢なんですね。優しさや素朴さは鬼にとっては恐ろしいもの…ですか。ふむふむ。

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    2020年02月09日
  • 陰陽師 3巻

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    『黒川主』と『鬼やらい』の2つの話。黒川主のほうは描写が怪しく艶めかしくて圧倒されました。黒川主のことも賀茂忠輔のことも責めない。やるべきことをしたまで、誰も悪くないと言う晴明の姿を見て、しみじみと「おまえは優しい男なのだな」と博雅が言うところがいいですね。鬼やらいのほうはおどろおどろしい鬼達が出てくるのに怖いというより博雅の活躍に爆笑でした。壊れた玄象を抱いてさめざめと泣く博雅に胸熱です。「おまえは奥ゆかしいのだな 晴明」と淡雪を見上げながら語るシーンはほんとうに趣深いですね。

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    2020年02月08日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    ここまで来たなら最後まで、と読み進める。

    なぜ黄鶴が玄宗を恨むようになったか、にもかかわらず、娘の玉環を嫁がせたのか。
    こうしたことが明らかにされる。
    華清宮で、五十年前の因縁が解きほぐされる。
    血の制裁と浄化という、鉄板の大団円。

    そうしてやっと、空海の密の伝授を受ける。
    やっと、空海の天才ぶりが納得できる形で語られる。
    五筆和尚のエピソードとか。

    もう一度読むかと言われたら、わからないけれど、十分楽しませてもらったと思う。

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    2020年01月30日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    前巻は仲麻呂が李白に送ろうとした手紙で終わっていた。
    この巻では高力士が仲麻呂(晁衡)に宛てた手紙をクライマックスとする。
    手紙の後には、黄鶴と瀕死の高力士との対話に続く。
    いよいよ楊貴妃と玄宗の話に集中していく。

    楊貴妃にかけられた術を緩めたのは誰か。
    ドゥルジとは誰か。
    黄鶴と楊貴妃との関係は。
    ―といったことになるのだけど。

    空海は主人公というより、狂言回しのような位置にいる。
    逸勢はもはや、ワトソン君。
    詩に取りつかれたオタク青年、白楽天がむしろ個性的に見える。
    手紙の文体が基本同じなので、話者が変わった感じがあまりない。
    ちょっと残念な感じ。

    巻末の解説を読んで、十八年もかかっ

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    2020年01月30日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    第二巻は、日本人が知っている中国の歴史上の人物オールスターキャスト、とでも言いたくなる感じだった。

    空海が徐文強の畑の怪の謎を解くべく動く。
    それはどうやら、安禄山の乱の際の、楊貴妃縊殺に関わるらしい。
    貴妃の墓で、白楽天と出会い、都長安へ戻れば、柳宗元や韓愈と語り合う。
    それも、楊貴妃の死の真相を語る、晁衡(阿倍仲麻呂)の残した文を巡って。

    貴妃は、騒乱で死んだのではなかった、仮死状態にして蘇生させ、後で日本に逃がすつもりだった。
    そして玄宗皇帝の命で、日本へ連れて行くのは仲麻呂だと――。
    たしかにねえ、そんな伝説も聞いたことあったなあ。

    何という派手な構図。
    エンタメ小説として、これ

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    2020年01月30日
  • 獅子の門7 人狼編

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     6人の闘う男たちの拳と魂が震える格闘エンタテイメント第7弾。

     6人の男たちの前に立ちはだかる強敵も現れ、益々目が離せない展開でした。

     闘うことが生きることである生き方を自分は決してできないので、味わっている自分がいました。

     強敵の登場によって、6人の出番が減っている所が少し残念でした。

     次巻が最終巻なので、どのような結末を6人が迎えるのかその人生を見届けたいと思います。

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    2020年01月26日
  • 陰陽師 2巻

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    菅原道真の怨霊を道真が作った詩を詠むことで鎮めるシーンが凄い。
    「悪霊に対するのに必要なことは恐れでも敬いでもなくて理解」むむ、素晴らしい。これはでも、悪霊に対することだけでなくて生身の人間にも言えることなのではないか…?
    式神を操る晴明に翻弄され腹を立てる博雅が面白い。それと道真の詩の解釈を晴明から聞いてボロ泣きするところもいい。クールな晴明とホットな博雅、この2人が好き。

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    2020年01月26日
  • 陰陽師 1巻

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    陰陽師、安倍晴明について知りたくて読み始めました。玄象という琵琶の話、ベベン…ベオン…という琵琶の音が脳内に再生されておどろおどろしい雰囲気が満ちてて凄かったです。そんな中でぜんぜん動じない晴明様さすが!一方、ころっと相手の思う壷にハマる源博雅は対照的で面白いです。良いコンビですね。
    闇が闇として残っていた時代…華やかな王朝文化の影に鬼神、妖魔、怨霊が蠢く平安京。岡野玲子さんの絵柄が怪しげで雅やかな当時の雰囲気が伝わってきてぞくっとしつつぐいぐい引き込まれます。原作者の夢枕獏さんも絶賛してますね。

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    2020年01月25日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    野村萬斎の映画の印象が強かった陰陽師。
    何となく読んだ1冊だったけど、思ったよりも読みやすい
    読んでいて蟲や妖のゾワゾワした気持ち悪さだったり
    晴明の庭の幻想的な雰囲気が想像できて面白かった。
    シリーズが揃ってるわけではないけど、とりあえず手元にある陰陽師を読んでいこうと思う。
    映画の陰陽師が好きな人、妖怪の類の話が好きな人は好きそう。
    むしめづる姫がお気に入り

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    2020年01月18日
  • 陰陽師 10巻

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    関係性

    晴明と保憲の関係、晴明と真葛との関係、晴明と博雅との関係。いくつもの関係性が複雑に絡み合っている。ただ現代語が多い。

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 9巻

    購入済み

    内裏が焼けること自体が浄化であり必然だったともいえるとは…博雅が炎の中から必死で楽書や楽器を救おうとする様に色々感じるものがある

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    2019年11月26日
  • 陰陽師 8巻

    購入済み

    雨乞いの為、晴明と博雅が若狭から吉野までめぐる。水の流れ、宇宙の氣、生命の転化。壮大な旅の果てには魂の浄化。

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    2019年11月26日