夢枕獏のレビュー一覧

  • 神々の山嶺 上

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    2021年最初の一冊にふさわしい良作。

    深町の平凡な人生に納得できない葛藤
    羽生丈二の山にかける熱い想いや挫折
    ジョージマロリーのエヴェレスト登山の謎

    色々な要素が詰まっていて読み応え抜群。
    カトマンズという異国の地が主な舞台となっているのも個人的には旅の情緒があってよい。

    平凡な人生を特別なものにしてくれる、自分は周囲の人とは違う、生きている実感を山は与えてくれる…
    深町のマロリーの写真にすがる気持ちや羽生の生き様にそんな人間のうちに秘めた欲望を読み取った。
    だからといって全く平凡な人生を送っている自分は山へ気持ちがいかない。自分では考えられないからこそ
    ここまで山に取り憑かれた男たち

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    2021年01月04日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    17年かけて描いた作品をこの1か月足らずで読み終えた。天平から平安に至るこの時代の中国と日本の交流があったからこそ生まれるこの物語にワクワクして読み進められた。

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    2020年12月13日
  • 大江戸恐龍伝 六

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    キングコング。
    まあこんな感じのバッドエンドしかないかな?と思いきや、最後でちょっとハッピーエンドでよかったよかった。
    春信いた!

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    2020年12月07日
  • 大江戸恐龍伝 五

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    ニルヤカナヤ編終了。ハラハラドキドキの冒険もの。
    めでたしめでたしで終わってもよさそうで、終わらない。
    連れてこられた饕餮が不憫。あと春信はどうなった?動物好きとしてはその辺が気になる。

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    2020年12月03日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.1 【合本版】

    購入済み

    漫画版餓狼伝を読み、原作に興味が出てきたので購入。
    丹波文七だけでなく他の登場人物全員の、戦闘描写、心理描写が多いので感情移入して読めました。
    漫画版ではあっさり終わった丹波VS梶原戦でしたが、原作では深い闘いが繰り広げられてとても面白かったです。

    何よりスッキリとした文章なので、格闘技に詳しくなくても読みやすい。

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    2020年12月02日
  • 大江戸恐龍伝 四

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    ネタバレ

    前半沖縄編、後半インディージョーンズ。
    少年漫画のノリだが、徐福伝説などのちりばめ方が凄い。博識。

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    2020年12月11日
  • 大江戸恐龍伝 二

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    才能がありすぎるのもなんだか悲しい。
    源内のもどかしさをひしひしと感じる。
    龍伝説にニルヤカナヤ、更には太閤様が絡んできて内容は一見荒唐無稽だが、そう感じさせない情報量とストーリー展開の巧さ。

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    2020年11月19日
  • 大江戸恐龍伝 一

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    出オチ的で無茶なタイトルだが、今のところわりと普通な歴史フィクション。
    最初ちょっとジュラシックパーク。
    小さなエピソードが連なり、歴史的な事柄がちょこちょこ入る。ところどころ獏さんっぽいが、まるで司馬遼太郎を読んでいるよう。
    まだ話は動かず、人物の顔合わせといったところ。

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    2020年11月12日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    山に取り憑かれた男が、未達の無酸素単独南西壁に挑む迄の流れを丁寧に作り込み、エヴェレストに対する登山家の憧れ恐れが良く分かります。そして、圧倒的で緻密な描写でエヴェレストの迫力が伝わり、その尋常では無い過酷で死と隣り合わせの登山を読みながら体験する事が出来ました。
    ジャンル問わずお勧め出来ます。

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    2020年11月07日
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)

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    現代の話とと少し昔の話が交差し混じり、謎の世界へ。
    螺旋、進化、禅問答。圧倒的蘊蓄量。
    とにかくうまく説明できない内容。
    日本SF大賞。でもこれはSFなのか?

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    2020年10月24日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    もう『陰陽師』のパラレル・ワールドもしくはこのお話の空海&橘逸勢ペアが後の夢枕版:安倍晴明&源博雅ペアの前世と考えて読むことにしました。そうしたら、どうして同じような話なんだろう…という邪念が消えて、素直に楽しめるようになりました(笑)

    この巻はそれなりに話が動いたのでクライマックスへ向かってのワクワク感がありました。高力士さんから阿倍仲麻呂さんへの「手紙」がもったいぶっていた感はありましたが…。

    密教の話は、晴明さんが博雅さんに話す「呪」の本質と同様わかったようなわからないような感じだったけれど、なんとなく普段感じない角度から「人生」を考える「種」がもらえたような気がしたかな。般若心経の

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    2020年10月06日
  • 神々の山嶺 上

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    ネタバレ

    山岳小説の面白さが存分に味わえる。
    羽生の山に対する情熱がとにかくかっこいい。
    記事や手記が生々しく、途中まで本当の話だと思っていた。 フィクションだけど? だからというか? 登山シーンと羽生の手記の場面は本当に引き込まれる。

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    2020年10月01日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    芦屋道満も出てきて仄暗い話も増えてきた印象。今までとは違う感じで楽しめた。
    陰陽師はなんとなく年を重ねていく話ではないと思っていたので、年月が経っていたことが少し驚きだった。

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    2020年09月19日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ネタバレ


    今回も短編集で、読みやすかった。
    個人的に印象に残った話は「鬼小町」。
    きれいに解決できる事件ではなかったからか、無情感が残った。
    あと、最後の話からとにかく作者が博雅のこと好きなんだな〜というのが伝わってきた笑

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    2020年09月18日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    大好きな陰陽師シリーズ。

    このシリーズは、作中の時代に合わせるように、少しゆっくりと、より空気感を感じながら読み進める。

    道満、救いのヒトですね。

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    2020年07月28日
  • ヤマンタカ 下 大菩薩峠血風録

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    こんだけ死にそうにないスーパー剣豪をたくさん登場させておいて、ちゃんとケリがつくんだろうかという心配はあったが、予想に反してキッチリ収めてくれました。

    ただ大菩薩峠という有名(?)な書について、タイトルぐらいは知っていたが、読んでもないし、あらすじも知らなかったので、面白さは半分だったかも。

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    2020年07月23日
  • 餓狼伝 1

    さすがに

    格闘技漫画では、漠さん最高です

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    2020年07月19日
  • 陰陽師 生成り姫

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    博雅お前は本当に良い漢だなぁに尽きる(╹◡╹)悲しい終わり方だけど読み終わってスッキリした気持ちになった。悲しいハッピーエンド?前作より式神も多めでそこも面白い。あと平安時代の話だけどそんなに堅苦しくなくサクサク読めました。今後もシリーズ読み進めていきたい。

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    2020年07月10日
  • 神々の山嶺 下

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    極地探検家や登山家はどのようなことを考え、なぜ危険な状況へ身を置くのかを知りたいと思って読み始めてみたが、予想していた以上に骨太の人間ドラマだった。

    作中様々な「山屋」が登場するのだが、語り部の深町を含む多くが何らかの形で仕事などの現実に縛られているのに対して、どこまでも人間関係に不器用ながら一途に山に生きる羽生が好対照をなしていると思った。また、実際にエヴェレスト登頂を試みたまま帰らなかったジョージ・マロリーのカメラをめぐる謎解き要素もあり、読んでいてだれることがなかった。山に登る人間以外にも、現地で出会う元グルカ兵や老シェルパなどのキャラクターの人生や、外貨獲得の手段に乏しいネパールは観

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    2020年06月14日
  • 陰陽師 13巻

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    安倍晴明没後1001年に『陰陽師』13巻完結。すごく分厚いです。古代エジプト時代と平安時代、シルクロードの西の端と東の端を結ぶ時空を超越した一大スペクタクルという感じでしたが細かく理解するには頭がついていけませんでした。が、とにかく大団円ということはわかりました。夢枕獏さんの原作は未読なんですが、1巻から13巻までのうち、ざっとみて前半のほうは原作を元に描かれていて後半は完全に岡野玲子さん独特の解釈と世界観で描かれているようですね。歴史や数学など学術的なことに詳しい土台がある方なら11、12、13巻あたりは凄く新しい解釈の興味深いアカデミックな内容なんだろうな、と思います。私には次元が違いすぎ

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    2020年05月13日