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武林館トーナメントの準決勝、芥菊千代と志村礼二がぶつかり合う。心技体の限りを尽くした闘いは熾烈と凄惨を極めていく。誰もが固唾を呑みながら目撃する闘いの結末は!? そののち、鳴海は宿敵たる麻生と拳を交える。試合の最中、回想する柔道との出会い。そして、激闘の果てに待つのは、新たな使い手たちの台頭だった――。男たちの命が燃える格闘エンタテインメント第6弾!
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Posted by ブクログ
夢枕獏『獅子の門 雲竜編』光文社文庫。 夢枕獏の傑作格闘大河小説の全八巻の第六巻。初文庫化。ノベルズ版で全巻既読なのだが、七ヶ月連続で文庫版が刊行されると聞き、再読。再読しても、なお面白い。 フルコンタクト空手・武林館トーナメント準決勝。芥菊千代と志村礼二の壮絶な闘いの行方は…… 前巻から引き...続きを読む続き、武林館オープントーナメントが描かれる。準決勝で芥菊千代と志村礼二の因縁の二人が激突。夢枕獏が描く、二人の精神と肉体とが渾然一体となった迫力のある闘いの描写に驚く。結末は…そして、新たな格闘家・鹿久間源の登場…嵐の予感。 ストーリー的には、板垣恵介の漫画版『餓狼伝』の後半に酷似している。原作が夢枕獏だけに当たり前なのだが。 思えば、ブラジリアン柔術の登場に明らかに日本の格闘界の様相は一変した。それまでの打撃系と投げ技と関節技系で発展を続けた日本の格闘技が、グランドでのポジション争いとガード、ポジションを取ってからのパウンドと絞め技といった流れへと変わっていく。個人的には、前田日明がリングスを旗上げし、ロシアのコマンド・サンボを操るヴォルク・ハンやオランダの打撃系格闘家のハンス・ナイマン、オランダの総合格闘家のクリス・ドールマンが活躍していた時代が好きである。
主要人物の闘いが続くためか、魂の闘いばかりになってしまった。闘いにちょっとメリハリが欲しいかな。 後2巻。どういう結末を用意しているのか?
男たちの命が燃える格闘エンタテイメントシリーズ第6弾。 今回は、2組の格闘が展開しますが、その熱い闘いの描写を新たな文体で描くことで、文字を通した戦いの一挙手一投足が目に浮かぶようでした。 登場人物も新たに加わり、熱い男たちの戦いの世界がさらに広がり、どのような結末を迎えることになるのか、...続きを読むとても楽しみです。 日常では決して味わうことのできない、スリリングなアクションを満喫できた気分です。
芥VS志村は普通の展開にはならないであろうとは思ったけれど、なるほどそういう展開になるか。ある意味納得。 登場人物をこれ以上増やさないでじっくり掘り下げて欲しいというのが希望です。最後にニューキャラが・・・。完結までもう冊数ないのでちょっと不安。
前巻から引き続き武林館トーナメント。 CDブロックから勝ち上がってきた志村と芥の闘い。 試合場の外では久我と羽柴の一触即発は邪魔が入って延期。 完全燃焼の4人と悔いが残る竹智。 鹿久間と鬼頭のニューキャラ登場。 鳴海と麻生の対戦 鹿久間に敗れる久我伊吉 闘いの表現は上手いもんだと思うが、さすがに食...続きを読む傷してきた。 そこで新たなキャラを投入。餓狼伝でもおなじみな手法。 中だるみを感じてしまう。
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