夢枕獏のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっとよみました。上下巻の感想です。
漫画の方を読みたいなと思って数年たってしまい、結局読んだのは小説の方。有名なだけあって面白くないわけはない。これだけ長いのに漫画のようにするすると読めてしまった。
ひとつ気になったのは女絡みの話が多いこと。
山の話をわざわざ手に取る以上、山に人生を捧げた狂った人間の話が一途に読みたいところ。
主人公がやたらと別れた女や新しい女に言及していてうんざりしてしまった。女々しい。。。羽生との対比が際立つにしても、もう少し主人公には格好良くあってほしかった。
特に誘拐とか現地妻とかそのあたりの話はいらなかったなぁというのが、恋愛ものが苦手な自分の率直な意見である -
Posted by ブクログ
週刊チャンピオンで連載中の小説バキ外伝「ゆうえんち」。
主人公は葛木無門。あの柳龍光を師匠の仇という少年。時系列はバキの最強死刑囚編の前なので、柳を捕まえた少年ということですね。
いろいろと、バキの登場人物との関わりがあったり、夢枕獏の小説の登場人物が出てきたりと、板垣恵介&夢枕獏の世界を重ね合わせて煮詰めていく様子です。
無門の素性に驚き、師匠である松本太山の素性にまた驚く。
克己の兄という無門。こずえの父親だという太山。いやいや、好き勝手やらしてもらっているなぁ、という感じです。漫画版餓狼伝の方も、好き勝手やらしているので、お互いにどうぞどうぞ、なのでしょう。
刃牙とこずえが -
Posted by ブクログ
星5つでもよいのだが、「音無しの剣」の術理が明かされる下巻はさらに面白いはず。星4つにとどめておく。
史実に詳しい者なら、近藤・土方・沖田が本作で死ぬことはないと解りきっている。だったら、架空の剣豪と刃を交えても安心していられるかというと、ハラハラさせてくれる夢枕獏の筆力。
新選組ファンにとってバイブルと言える司馬遼太郎『燃えよ剣』。本作の沖田総司は、司馬版に殺人嗜好症を加味したような残念な奴。あと一歩で半村良『産霊山秘録』の沖田になってしまう。
大好きな土方歳三が活躍するのは嬉しいが、「丈六尺に近い」というのはどうだろう。実際は170前後ではないか。 -
Posted by ブクログ
2021年最初の一冊にふさわしい良作。
深町の平凡な人生に納得できない葛藤
羽生丈二の山にかける熱い想いや挫折
ジョージマロリーのエヴェレスト登山の謎
色々な要素が詰まっていて読み応え抜群。
カトマンズという異国の地が主な舞台となっているのも個人的には旅の情緒があってよい。
平凡な人生を特別なものにしてくれる、自分は周囲の人とは違う、生きている実感を山は与えてくれる…
深町のマロリーの写真にすがる気持ちや羽生の生き様にそんな人間のうちに秘めた欲望を読み取った。
だからといって全く平凡な人生を送っている自分は山へ気持ちがいかない。自分では考えられないからこそ
ここまで山に取り憑かれた男たち -
購入済み
漫画版餓狼伝を読み、原作に興味が出てきたので購入。
丹波文七だけでなく他の登場人物全員の、戦闘描写、心理描写が多いので感情移入して読めました。
漫画版ではあっさり終わった丹波VS梶原戦でしたが、原作では深い闘いが繰り広げられてとても面白かったです。
何よりスッキリとした文章なので、格闘技に詳しくなくても読みやすい。