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宦官・高力士が、死の直前に安倍仲麻呂へ遺した手紙には、楊貴妃の出自にまつわる、さらなる驚愕の事実が記されていた。黄鶴、白龍、丹翁……さまざまな人の想いと呪いが交錯した果てに、いま、順宗皇帝は呪法によって瀕死の状態に陥っていた。呪法の正体を暴くよう依頼された空海は、逸勢や白楽天、大勢の楽士や料理人を率い、玄宗皇帝と楊貴妃ゆかりの地──驪山の華清宮へと向かった。中国伝奇小説の傑作、ついに完結。
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Posted by ブクログ
最後まで勢いそのままに走りきってくれました。 もうちょっと漢文の勉強ちゃんとしておけばよかったです。
最終巻は週末で一気読みでした。これは大作です。空海の凄さと温かさ、心の広さが存分に…です。そしていつの時代も色恋は人を狂わす…です。夢枕獏先生は初読みでしたが、歴史小説の割に読みやすくてハマりました(早速陰陽師購入笑)。
巻之一では、唐に入った空海が幾つかの出来事を経験し、“妖物”に纏わる怪事件に出くわす。 巻之二では、出くわした怪事件に過去の大きな事件が関わっていることが明かされる。 巻之三では、過去の大きな事件の真相が更に掘り起こされ、進行中の怪事件との関係が明らかになって行く。 巻之四では、怪事件の解決が図られ...続きを読む、その後日の空海の活動の様が描かれる。序に申し上げると、事件の解決が図られる辺りに関しては、例えるなら「一堂に会した関係者に事件を巡る因縁等を解き明かす金田一探偵…」という場面のような“様式美”が入り込んでいるかもしれない… この「伝奇」にして「伝記」という作品。出会えたことが善かったと強く思う。掲載誌を替えながら足掛け17年間も連載の形で発表され続けた、作者渾身の作品でもあるが、広く御薦めしたい!
ここまで来たなら最後まで、と読み進める。 なぜ黄鶴が玄宗を恨むようになったか、にもかかわらず、娘の玉環を嫁がせたのか。 こうしたことが明らかにされる。 華清宮で、五十年前の因縁が解きほぐされる。 血の制裁と浄化という、鉄板の大団円。 そうしてやっと、空海の密の伝授を受ける。 やっと、空海の天才ぶ...続きを読むりが納得できる形で語られる。 五筆和尚のエピソードとか。 もう一度読むかと言われたら、わからないけれど、十分楽しませてもらったと思う。
空海の遣唐使時代の話。 夢枕獏は割と最近まで敬遠していたが、前に神々の山嶺を読んでから見直した。 今回は特に題名に惹かれた。 4分冊は長いけど読みやすい。 史実が上手く織り交ぜられていて、空海の超人的能力も本当にあり得るかもと思わせる(実際、空海は超人だと思うけど)。 歴史にあまり詳しくなくても知っ...続きを読むているレベルの人物がたくさん出てくるので飽きない。
今日は出かけようかどうか 迷っていた時 ちょうど梅雨期の曇天の空から ぽつり ぽつり と ええぃ 今日は雨読とするか そんな朝に この最終巻に入る すっかり本降りになった 雨の音を聴きながらの 読む一日になった それにしても 夢枕獏さんにかかると あの 弘法大師さんが こんなふうに なるのだな...続きを読むぁ と つい つぶやいてしまうのでした
空海が巻き込まれた事件は、想像を超える陰謀と野望が蠢くものだった。人の思いは一筋縄ではゆかぬものだ。時を超え、たどり着いた真実はえも言われぬ味わいで、よくぞその謎を紐解いたと空海の観察力の鋭さ、賢さに関心する一方で、翻弄された楊貴妃の運命が哀しい。野望も過ぎれば大惨事。恨みつらみで70年、80年生き...続きを読むるのは辛いものだ。後半はおかざき真里さんの阿吽とリンクするですよ。
まさかまさかの 横溝正史か!と思うような動機の数々…(ネタバレか?) 思惑に思惑をかぶせて、なおまた思惑が交錯する。 白居易の『長恨歌』をモチーフに、 「宇宙」=「人の心」を描いた1800ページでした。 読み終えてみれば 「マンガだな」 なんですけど、 やっぱりそのへん、上手いよね…書き方が。 結...続きを読む局、物語の拠り所を 真言密教の持つ道徳観、人間観、美意識…等々にしているので ややもすれば法力合戦とか、お涙頂戴とかになりそうなんですけど そうはならないんだよな…。仕掛けがとても上手いな、と思います。 さらに言うと この小説自体が、つまり、夢枕流の曼荼羅ってことに…なるんだよね? ということに気付くと、 作者は「自画自賛」と言っていたけども、 こんなの自画自賛でも何でもなく、 よく書いたな(驚嘆) です。 この人の小説って、ほとんどページの下が白くって読みやすいので なんだか読んだ気になるのが好き(笑) あと つまらないことですが 中学か高校の漢文の授業で『長恨歌』やるようだったら これ読んでからがいいかも。 「あー、これがあのシーン…」 って授業中ボロ泣きしながら受けられます(笑)
終わった。 名残惜しい気持ちと、清々しい終わり方にニヤニヤしながら。 最後の空海と丹翁の応酬が、また最高!
読み終わりました。 まぁ、これだけの大したお話を破綻もなく最後まで書き尽くす獏さんの力量と根性に脱帽。
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沙門空海唐の国にて鬼と宴す
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