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Posted by ブクログ
偶々、空海に何となく親しみを覚えるようになっていて本作に出くわしたのだが、4冊の文庫本が在る様子を見て「唐で色々なことに出くわす空海という感じの短篇、または中篇が折り重ねられている」という様式を想像した。が、それは正しくなかった。正しく「巻之一、巻之二、巻之三、巻之四」と「続く」ようになっている「長い物語」であった。
巻之一では、唐に入った空海が幾つかの出来事を経験し、“妖物”に纏わる怪事件に出くわす。
巻之二では、出くわした怪事件に過去の大きな事件が関わっていることが明かされる。
以下、巻之三、巻之四へ続く訳だ。
本当に夢中になってしまう作品だった…
Posted by ブクログ
最後の方の阿倍仲麻呂の独白が面白かった。
本の最後に載っていた対談を見て思ったのが、作者の方が相当に空海を好きなんだと思う。だから空海すげえ的な話が多いんだけど、たまにそれが疲れることもあって、それがない阿倍仲麻呂の話はかなり引き込まれて読めた。
不思議な力があるんだかないんだかわからなかったんだけど(多くの本はある派かない派かに寄って書いてあるため)、この本では科学の一部分的な感じで扱われてるのかな、と思った。あるっちゃあるけど知識を持った人じゃないと正しく使えない、みたいな。
結構2巻は1巻より面白いなと感じたので、3、4巻も楽しみ。
Posted by ブクログ
第二巻は、日本人が知っている中国の歴史上の人物オールスターキャスト、とでも言いたくなる感じだった。
空海が徐文強の畑の怪の謎を解くべく動く。
それはどうやら、安禄山の乱の際の、楊貴妃縊殺に関わるらしい。
貴妃の墓で、白楽天と出会い、都長安へ戻れば、柳宗元や韓愈と語り合う。
それも、楊貴妃の死の真相を語る、晁衡(阿倍仲麻呂)の残した文を巡って。
貴妃は、騒乱で死んだのではなかった、仮死状態にして蘇生させ、後で日本に逃がすつもりだった。
そして玄宗皇帝の命で、日本へ連れて行くのは仲麻呂だと――。
たしかにねえ、そんな伝説も聞いたことあったなあ。
何という派手な構図。
エンタメ小説として、これで面白くなかったらどうよ、という感じ。
ところで。
表紙の男性は誰?
白楽天なのかなあ。
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