夢枕獏のレビュー一覧

  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    ネタバレ

    読むきっかけは、映画館で予告を観て 先に本を読もうと本を買いました。1076ページ時間はかかりましたが読み応えがありました。3月映画観にいきます。

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    2016年01月30日
  • 神々の山嶺 2

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    羽生の手記の文章力を際立たせる画力。
    極限の状態に陥る可能性の高い所へ自ら向かう人の姿に、人は「自分の中の辛さ」を重ねるのだろう。重ねて、自分にとってはこんなに辛いのに、それ以上の過酷さを受けてなお生きている人がいる、と言う事が信じられないから、追い掛けてしまうのだろう。羽生の足跡を負う深町の中にある想いは読者を代弁するものだ。

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    2016年01月25日
  • 神々の山嶺 1

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    羽生丈二…男臭い。夢枕獏さん描くところの男臭さが出てる。
    「顔は間違いなく四十代の男のそれであるのに どことなく 十四・五歳の少年の色気のようなものがその写真にはあった」
    と言う表現を使う辺り。

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    2016年01月25日
  • 大江戸恐龍伝 六

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    ついに火鼠も現れ、龍も江戸の町に放たれてしまう。
    そして、源内の最後。
    ニルヤカナヤの黒芥子も伏線として利用される。
    お吟と樊が似ていることや火鼠の正体も含めて、まとめて明らかになる。

    しかしすっきり晴れ晴れというよりは、源内にはやはり日本は狭かったのだろうと思わせる締め。
    生き急いだ源内。自分と周りとの流れる時間(スピード)の違いに苦しんだのだろう。

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    2016年01月24日
  • 大江戸恐龍伝 五

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    ニルヤカナヤと龍の謎が解ける。
    庄九郎、樊と樊が操る龍も連れて江戸に戻った源内は、両国で龍の見世物を始める。

    舞台はニルヤカナヤから江戸に移って、ニルヤカナヤでは伸びやかに活動していた源内も、江戸ではなんだか息苦しそう。

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    2016年01月24日
  • 大江戸恐龍伝 五

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     伝説の島ニルヤカナヤでの紛争から無事に逃れ、江戸にもどった平賀源内は連れ出した龍を使って江戸で見世物を始めるのだが…。

     ニルヤカナヤでの二つの国の対立に巻き込まれながらなんとか難を逃れようとする場面は手に汗握る緊張感を持ちながら読み進めていきました。

     後半は、一気に流れが変わり、恐竜を江戸で見世物にするという、源内ならやるかもしれないと感じさせる展開には違和感を感じずに一緒に楽しませてもらいました。

     だが、このまま話は無事に済むはずもなく、恐竜のことや暗躍する盗賊団の謎など、まだまだ源内の運命が気になってしまうのでした。

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    2016年01月24日
  • 大江戸恐龍伝 四

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    有野作之進の持っていた絵の謎を解明し、ついにニルヤカナヤへと船を向ける。
    そして、たどり着いた島で、龍に襲われる。
    また、有野作之進が持ち帰った種から咲いた青い花、遭難した船から生還した水夫・弥太郎の目蓋が切り取られた理由が明らかになる。
    テンポ良く進み、もうすぐ終盤の雰囲気があるが、まだ残った謎もあり、火鼠との関わりも明らかにならず、新たな伏線も敷かれたようなので、まだまだ楽しめそう。

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    2016年01月23日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    安定の面白さ。
    あとがきにもあったように、『マンネリをおそれない』これが本当にうまくいってるんだと思った。

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    2016年01月14日
  • 大江戸恐龍伝 四

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     伝説の島ニルヤカナヤを求めて旅立った平賀源内は、立ち寄った琉球で新たな謎と出会いながらもついに目的地にたどり着く。

     これまでの謎を解き明かしていくミステリー展開から謎の島を目指して旅する冒険活劇の展開に変わり、違う楽しみを味わうことができました。

     ニルヤカナヤに着いてからはいきなり恐竜と出くわし、一気に緊迫感を感じながらもページをめくる手が止まりませんでした。

     次の巻の展開がやっぱり楽しみです。

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    2016年01月12日
  • ヒマラヤ漂流 『神々の山嶺』へ

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    『神々の山嶺』の映画化に合わせて刊行された写真&エッセイ集のようだ。写真は夢枕獏本人によるもので、ヒマラヤの圧倒的なスケール感が素晴らしい。

    第一章は書き下ろし。山の写真と詩のコラボレーションであり、夢枕獏の初期の実験小説にも似ている。

    第二章はヒマラヤ日記。夢枕獏が仲間たちとヒマラヤを訪れた際の日記が写真と共に綴られる。

    第三章は『神々の山嶺』から。大傑作山岳小説『神々の山嶺』から抜粋した名シーンが写真と共に掲載されている。

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    2015年12月25日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    映画の情報が先に入っていたので、どうしても羽生の鬼気迫る姿が阿部ちゃんの濃い顔とともに目の前にちらついて‥。阿部寛、ハマリ役だと思います。
    エベレストトレッキングしてみたかったけど、そんな物見遊山的な自分が恥ずかしくなる。
    だけどますます、濃い青い空、そこにそびえたつ山々を仰ぎ見たくなった。

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    2015年12月24日
  • 大江戸恐龍伝 三

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     いよいよ平賀源内が大船を仕立てて、黄金の島で恐竜が棲むという「ニルヤカナヤ」へ向かって旅立つ。

     今までの謎が少しずつ繋がり、また新たな謎を呼びながら謎の島へ旅立っていくという物語がやっと動き出した感じがしました。

     話が過去に戻ったり、舞台が沖縄に移ったりと物語の展開がどんどん広がって行き、次の巻も楽しみです。

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    2015年12月24日
  • 大江戸恐龍伝 二

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    平賀源内は、ゑれきてるの復元に成功する一方、ある絵文字の解読に力を注ぎ、驚くべき秘密を暴き出していた。

     絵文字の解読の場面は、謎解きのミステリーのように一気に読まされてしまいました。

     解読された文章には、歴史を遡り、豊臣の秘事にまで話が広がり、これからの展開が楽しみになりました。

     また前巻に続き、歴史上の人物が多く登場し、このあともどのように絡んでくるのか、次の巻も目が離せません。

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    2015年12月20日
  • 大江戸恐龍伝 一

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    長崎、江戸、琉球、大阪、龍に導かれた平賀源内の時空を超えた壮大な冒険譚が始まる。

     溢れんばかりの才能の持ち主、源内の人となりがよくわかりました。

     その源内と龍との出会いが今後どのような展開を見せるのか、楽しみな今後を予想させるストーリーでした。

     源内だけでなく、医術や蘭語、芸術で活躍した人たちも多数登場し、物語の広がりを感じました。

     とにかく次巻が待ち遠しい限りです。

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    2015年12月20日
  • 大江戸恐龍伝 三

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    源内はついに三国船を完成させ、琉球に向かう。
    琉球で「ニルヤカナヤ」への手がかりを見つける。

    少々都合が良すぎるとは思うが、テンポ良く前に進み、あっという間に読んでしまった。

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    2015年12月19日
  • 合本 陰陽師(一)~(十二)【文春e-Books】

    購入済み

    ゆるりとした、怪しい物語

    陰陽師安倍晴明と、音楽の才人源博雅を中心とした、雅な都に起こる奇怪な物語です。
    様々な怪異を解決する天才陰陽師と、本人は自分でよく分かってないながら鋭いアドバイスをする人の良い博雅のコンビに、妖怪じみたライバルの芦屋道満、面倒は全て晴明に丸投げの師匠賀茂保憲。それぞれがそれぞれに活躍します。

    基本的にはショートストーリー集なので読みやすいです。あまりアップダウンのある物語ではなく、ゆるゆると進んでいくので、読んでいる側も雅な気分になります。

    人の執念や欲や情が人を鬼に変え、または人と神や仏と呼ばれる力を持つものとのこじれた関係を直してゆく、というのが基本となっており、そこに人々のドラマが垣

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    2015年11月30日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    凄まじい感じ。羽生とのエベレスト登頂シーンではこちらが息苦しく感じるほど迫力のある描写。不器用で純粋すぎる登場人物にもどかしさを感じながらもつい読み進めてしまう。おき

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    2017年05月06日
  • 大江戸恐龍伝 二

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    話は琉球にまで広がり、腹に一物をもつあやしい人たちがわんさかと出てくる。
    長谷川平蔵、杉田玄白、上田秋成などの有名人も引っ張り出し、オウム貝も出てきて、それはそれで面白いのだが、まだまだ話の道筋は見えてこず、魅力的なキャラクタとともに、右往左往している。さてさて、話はどこまで行くのやら。次を楽しみに待とう。

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    2015年11月15日
  • 大江戸恐龍伝 一

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    平賀源内 有り余る才能を使って、いろいろなものに手がける。そんな源内が、龍骨を見、龍の掌を見たが故に、事件に巻き込まれてゆく。
    話は、タネがまかれ、ちらっとつながりを見せたばかり、これからどのように展開するのだろうか?

    有り余る才能と熱くたぎる情熱。多くのものに手をつけ、生き急ぐ源内の姿は、さもありなんと思わせる。源内の声が聞こえてきそうだ。

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    2015年11月15日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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     今宵も安倍清明と源博雅の二人が平安の都に蠢く生きとし生けるものの歓びと哀しみを描き出す。

     物語の季節の移ろいと二人の掛け合いから始まる展開はいつも通りで、読んでいると心地よくなってきます。

     今回は二人の活躍だけでなく、いつも以上に蘆屋道満も活躍し新たな楽しみが増えた感じがしました。

     これからの展開がさらに楽しみになりました。

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    2015年11月01日