夢枕獏のレビュー一覧

  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

    Posted by ブクログ

    前巻は仲麻呂が李白に送ろうとした手紙で終わっていた。
    この巻では高力士が仲麻呂(晁衡)に宛てた手紙をクライマックスとする。
    手紙の後には、黄鶴と瀕死の高力士との対話に続く。
    いよいよ楊貴妃と玄宗の話に集中していく。

    楊貴妃にかけられた術を緩めたのは誰か。
    ドゥルジとは誰か。
    黄鶴と楊貴妃との関係は。
    ―といったことになるのだけど。

    空海は主人公というより、狂言回しのような位置にいる。
    逸勢はもはや、ワトソン君。
    詩に取りつかれたオタク青年、白楽天がむしろ個性的に見える。
    手紙の文体が基本同じなので、話者が変わった感じがあまりない。
    ちょっと残念な感じ。

    巻末の解説を読んで、十八年もかかっ

    0
    2020年01月30日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

    Posted by ブクログ

    第二巻は、日本人が知っている中国の歴史上の人物オールスターキャスト、とでも言いたくなる感じだった。

    空海が徐文強の畑の怪の謎を解くべく動く。
    それはどうやら、安禄山の乱の際の、楊貴妃縊殺に関わるらしい。
    貴妃の墓で、白楽天と出会い、都長安へ戻れば、柳宗元や韓愈と語り合う。
    それも、楊貴妃の死の真相を語る、晁衡(阿倍仲麻呂)の残した文を巡って。

    貴妃は、騒乱で死んだのではなかった、仮死状態にして蘇生させ、後で日本に逃がすつもりだった。
    そして玄宗皇帝の命で、日本へ連れて行くのは仲麻呂だと――。
    たしかにねえ、そんな伝説も聞いたことあったなあ。

    何という派手な構図。
    エンタメ小説として、これ

    0
    2020年01月30日
  • 獅子の門7 人狼編

    Posted by ブクログ

     6人の闘う男たちの拳と魂が震える格闘エンタテイメント第7弾。

     6人の男たちの前に立ちはだかる強敵も現れ、益々目が離せない展開でした。

     闘うことが生きることである生き方を自分は決してできないので、味わっている自分がいました。

     強敵の登場によって、6人の出番が減っている所が少し残念でした。

     次巻が最終巻なので、どのような結末を6人が迎えるのかその人生を見届けたいと思います。

    0
    2020年01月26日
  • 陰陽師 2巻

    Posted by ブクログ

    菅原道真の怨霊を道真が作った詩を詠むことで鎮めるシーンが凄い。
    「悪霊に対するのに必要なことは恐れでも敬いでもなくて理解」むむ、素晴らしい。これはでも、悪霊に対することだけでなくて生身の人間にも言えることなのではないか…?
    式神を操る晴明に翻弄され腹を立てる博雅が面白い。それと道真の詩の解釈を晴明から聞いてボロ泣きするところもいい。クールな晴明とホットな博雅、この2人が好き。

    0
    2020年01月26日
  • 陰陽師 1巻

    Posted by ブクログ

    陰陽師、安倍晴明について知りたくて読み始めました。玄象という琵琶の話、ベベン…ベオン…という琵琶の音が脳内に再生されておどろおどろしい雰囲気が満ちてて凄かったです。そんな中でぜんぜん動じない晴明様さすが!一方、ころっと相手の思う壷にハマる源博雅は対照的で面白いです。良いコンビですね。
    闇が闇として残っていた時代…華やかな王朝文化の影に鬼神、妖魔、怨霊が蠢く平安京。岡野玲子さんの絵柄が怪しげで雅やかな当時の雰囲気が伝わってきてぞくっとしつつぐいぐい引き込まれます。原作者の夢枕獏さんも絶賛してますね。

    0
    2020年01月25日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

    Posted by ブクログ

    野村萬斎の映画の印象が強かった陰陽師。
    何となく読んだ1冊だったけど、思ったよりも読みやすい
    読んでいて蟲や妖のゾワゾワした気持ち悪さだったり
    晴明の庭の幻想的な雰囲気が想像できて面白かった。
    シリーズが揃ってるわけではないけど、とりあえず手元にある陰陽師を読んでいこうと思う。
    映画の陰陽師が好きな人、妖怪の類の話が好きな人は好きそう。
    むしめづる姫がお気に入り

    0
    2020年01月18日
  • 陰陽師 10巻

    購入済み

    関係性

    晴明と保憲の関係、晴明と真葛との関係、晴明と博雅との関係。いくつもの関係性が複雑に絡み合っている。ただ現代語が多い。

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 9巻

    購入済み

    内裏が焼けること自体が浄化であり必然だったともいえるとは…博雅が炎の中から必死で楽書や楽器を救おうとする様に色々感じるものがある

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 8巻

    購入済み

    雨乞いの為、晴明と博雅が若狭から吉野までめぐる。水の流れ、宇宙の氣、生命の転化。壮大な旅の果てには魂の浄化。

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 7巻

    購入済み

    歌合

    視覚的に見るとまた面白い。漫画の良さだなあと思う。文章で読んだだけではわからなかった洲浜とか納得できる感じになっている。

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 6巻

    購入済み

    陰陽道

    陰陽道に関する解説が書かれているのだが、なかなか頭が付いていかないのが大変。何となく理解しても進んでいけるけど

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 5巻

    購入済み

    博雅の楽狂いがよくわかる…。藤原兼家と兼定兄弟絡みの「狂言」に巻き込まれた晴明。「この身は常にニュートラルに 可でもなく不可でもなければ たとえ周りでどのような事象が起ころうとも この身は風のように自由でいられる」博雅の楽はさぞかし美しく、晴明は自然なままで面白い。

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 4巻

    購入済み

    まさひろ

    ただ気持ちの赴くままに笛を吹いているだけなのに、博雅が通るだけで人々は足を止め、涙を流し、殺意すら無くしてしまう。すごい才能

    0
    2019年11月26日
  • 陰陽師 1巻

    購入済み

    おもしろい

    小説の漫画化・映画化ってあんまり見たいと思えなかったけど、評判がいいから買ってみた。自分のイメージとその作品を読んだ誰かのイメージが一体化しているってすごい漫画家さんなんだと思う。

    0
    2019年11月26日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

    Posted by ブクログ

    空海の遣唐使時代の話。
    夢枕獏は割と最近まで敬遠していたが、前に神々の山嶺を読んでから見直した。
    今回は特に題名に惹かれた。
    4分冊は長いけど読みやすい。
    史実が上手く織り交ぜられていて、空海の超人的能力も本当にあり得るかもと思わせる(実際、空海は超人だと思うけど)。
    歴史にあまり詳しくなくても知っているレベルの人物がたくさん出てくるので飽きない。

    0
    2019年09月16日
  • キマイラ19 明王変

    Posted by ブクログ

     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げるSFアクションシリーズ第19弾。

     物語は、キマイラのルーツに迫り、ついに仏陀が悟りを開く前までに遡ってしまいました。

     まさか、一気にそこまでいくとは予想外の展開。

     物語の壮大な世界を想像せずにはいられませんでした。

     この長い物語もクライマックスに向かって進んでいるようですが、どんな結末を迎えることになるのでしょうか。

     この物語を読み始めた10代の頃の感性で味わいたいものです。

    0
    2019年09月16日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

    Posted by ブクログ

    晴明と博雅いいよなぁ。
    岡野某先生の漫画も獏先生の原作に沿って書いていてくれればよかったのになあ。
    そう思いませんか。

    0
    2019年09月10日
  • 獅子の門6 雲竜編

    Posted by ブクログ

     男たちの命が燃える格闘エンタテイメントシリーズ第6弾。

     今回は、2組の格闘が展開しますが、その熱い闘いの描写を新たな文体で描くことで、文字を通した戦いの一挙手一投足が目に浮かぶようでした。

     登場人物も新たに加わり、熱い男たちの戦いの世界がさらに広がり、どのような結末を迎えることになるのか、とても楽しみです。

     日常では決して味わうことのできない、スリリングなアクションを満喫できた気分です。

    0
    2019年08月31日
  • 大江戸釣客伝(下)

    Posted by ブクログ

    流石だなと思う。
    釣りに興味がない私でも大変面白く読ませてもらった。

    綱吉の最悪の法「生類憐みの令」
    これが引き金になった赤穂浪士の討ち入り。そして天が怒った元禄大地震。そんな窮屈な時代に釣りを媒介に繋がり続けた男達。
    朝湖と其角の最後のやりとりには涙が出てきた。

    良い小説でした。

    0
    2019年08月15日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

    Posted by ブクログ

    シリーズ第4弾。前巻で出てきた新キャラ道満がまた登場。癖のあるキャラだけど、なんだか憎めない感じもある。準レギュラーになるのかな?

    0
    2019年07月20日