【感想・ネタバレ】ハイエナの夜 〈新装版〉のレビュー

あらすじ

六本木に事務所を構えるカメラマン、滝村薫平。依頼されるのは普通のカメラマンが受けない、体力まかせの“危い”仕事ばかり。えげつない記事で知られる写真週刊誌からの今回のオーダーは、伊豆のホテルに身を隠しているとされる、演歌歌手の激写だ。その歌手は覚醒剤の運び屋疑惑が報じられ、背後には暴力団の影が噂されている。ザイルを使って上階の窓からぶら下がり、部屋をのぞいた滝村の眼に飛び込んできた光景は……。快調アクション連作集。

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Posted by ブクログ

夢枕獏『ハイエナの夜〈新装版〉』徳間文庫。

アクション系連作短編集。新装版が出たので再読。かなり前に読んでいたが、内容は殆ど覚えていなかった。読んでみると面白い。所々ストーリーを覚えていたが、それでもなお面白い。

主人公は六本木に事務所を構えるカメラマン・滝村薫平。若い頃、空手をかじり、一度だけキックボクシングのプロのリングに上がった経歴を持つ体力自慢の滝村に依頼される仕事はいつも危険なものばかり……

夢枕獏があとがきに書いているが、関川夏央と谷口ジローの『新・事件屋稼業』をイメージして書いた作品のようだ。確かに設定や雰囲気は非常に似ている。主人公の滝村薫平は『新・事件屋稼業』の深町丈太郎と同じように別れた妻と娘に未練があるようで、助手の木野原英子はさしずめ深町の大家の歯科医なのだろう。

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2018年06月10日

Posted by ブクログ

たぶん再読。夢枕獏のアクションもの連作シリーズだから当然面白かったけど、オビに「巨匠の初期傑作!」ってあるのに違和感

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2018年12月29日

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