【感想・ネタバレ】獅子の門4 朱雀編のレビュー

あらすじ

フジ・プロレス所属選手の圧倒的敗北。何でもありの格闘技・バーリトゥードが男たちの心を震撼させた。己の腕を見つめ直す者、禍々しい力にひれ伏す者……。格闘界が揺れ動く中、期せずして対峙した羽柴彦六と久我重明。最強に最も近い二人が繰り広げる闘いの行方はいかに!? そして、開幕を控えた武林館主催のトーナメントに向けて、いくつもの思惑が動き出す!

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Posted by ブクログ

夢枕獏『獅子の門 朱雀編』光文社文庫。

夢枕獏の傑作格闘大河小説の第四巻。ノベルズ版で全巻既読なのだが、七ヶ月連続で文庫版が刊行されると聞き、再読。特にこの第四巻からは初文庫化、全八巻の折り返しとなる。

再読しても、なお面白い。あの『神々の山嶺』が山岳小説の最高峰ならば、『獅子の門』は『餓狼伝』と並ぶ格闘技小説の最高峰と言っても良いだろう。

第四巻で鍵を握るの久我重明は、板垣恵介の漫画『餓狼伝』の中でも良い味を出していた異端の格闘家である。この巻では全身黒づくめの久我重明とその弟子の志村礼二のえげつない闘いの全容が詳しく描かれており、なかなか面白い。

バーリトゥード。ブラジリアン柔術という黒船が日本格闘技界に上陸し、新たな時代が始まる。そして、羽柴彦六と久我重明の格闘界の頂上対決……二人の磁力に吸い寄せられるかのような、芥菊千代、志村礼二、加倉文平、竹智完、室戸武志の五人の若き格闘家……

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2018年07月12日

Posted by ブクログ

次第に関わりが濃くなっていく各主人公達。僕の好きなコミュ障の芥くんの出番が少なくて寂しいですが、次第に唸りを上げてきた物語が非常にうれしいです。思い入れが有るので素直に楽しく読んでしまっています。あーうれしい。

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2019年01月11日

Posted by ブクログ

 5人の若者達が強さを求めて闘いを繰り広げる格闘アクションシリーズ第4弾。

 5人の若者が少しずつつながり始め、闘いの人生が熱くなっていく感じがしました。

 今巻ではいよいよあの運命の二人の戦いが繰り広げられるのですが、まだこの折り返しの巻で勝負がつくはずもなく、どのように描かれるのかとても気になりました。

 この二人の闘いの場面は、迫力があって長いこの物語の一つの山場という感じがしました。

 いよいよトーナメントに5人がそろい、最強の男にだれがなっていくのか、これからも見逃せません。

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2018年11月25日

Posted by ブクログ

彦六と重明は拳を交える。
どちらが本当に強いのか?
そして若者達の決着は?
闘いバカのストーリーはまだまだ続く。

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2021年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ついにというか、ようやく二人が闘う事になった。主人公(か?)の彦六と重明だが、まだその時期ではなかったか途中で邪魔が入って延期された。五人の若者達もそれぞれの闘いに身を投じるが、久我重明のキャラが立ちすぎて他が霞んでしまいそう。
初出は2002年だけど、そんなに古さを感じさせない。しいて言えば濡れ場がドギツイくらいだけど、まあそれも愛嬌。
しかし作者はジーンズとTシャツが好きなのか、そればっかりだな(笑)

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2018年11月15日

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