【感想・ネタバレ】獅子の門3 青竜編のレビュー

あらすじ

最凶の男、久我重明の非情な指導の下、着々と力を増す志村礼二は、フルコンタクト空手大会に参戦。比類なき強さで勝ち進み、迎えた決勝で、鍛錬を重ねた芥菊千代と対峙する。一方、東京のプロレス道場の見学に訪れた室戸武志。選手の練習風景に圧倒されていたが、思いがけずリング上でスパーリングに臨むこととなる。さらなる強さを求め、意地がぶつかる第3弾!

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Posted by ブクログ

夢枕獏『獅子の門 青竜編』光文社文庫。

夢枕獏の傑作格闘技小説の第三巻。ノベルズ版で全巻既読なのだが、七ヶ月連続で文庫版が刊行されると聞き、再読。何しろ30年弱に亘っての断続的刊行だったため、もはや初巻の内容など殆ど覚えていない状況で最終巻を読んでいるのだ。

こうして間を置かずに三巻までを読んでみると、なかなかスピーディーで迫力のあるストーリーが面白い。

格闘技界をさ迷う五人の若者。芥菊千代、志村礼二、加倉文平、竹智完、室戸武志。室戸武志は当然の如くプロレスの世界に身を投じ、久我重明の弟子となった志村礼二はフルコンタクト空手大会で芥菊千代と対峙する……

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2018年06月15日

Posted by ブクログ

いよいよ主要人物達の強さを求めるぶつかり合いが始まった。副題に則れば四神の凄惨な闘いのオープニングにあたる巻でルール無用の強さの頂点を目指す。
それぞれが誰かに対する勝利の渇望を秘めて次巻へと進んでいく。

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2021年04月04日

Posted by ブクログ

ここまでは高校時代に読んだと思います。芥君VS志村の戦いが一番の見どころです。僕一押しの人見知り少年がすっかり強くなって凄絶イケメンの志村と互角以上の戦いを繰り広げます。獏さんの戦いものは、戦っていない所の静謐で精神的なシーンがいいんです。キマイラでも差し向かいで酒飲んでるシーンとかが妙に胸に染みますが、本作では最後に芥君が鳴海にぽつりと心情を吐露する所が妙に好きです。
これ以降は読んだことが無い領域に進むので超絶楽しみです。

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2018年12月28日

Posted by ブクログ

 強さを求める男たちが闘いを繰り広げる格闘小説第3弾。

 これまでそれぞれの若者たちが描かれていた展開から、この巻から少しずつつながり始め、目が離せない展開になってきました。

 男たちが出会い、そして闘いを通してさらに強さを求めていく生き方に凄まじさを感じずにはいられません。

 誰がこの強さを究めていくのか、最後まで見届けたいと思います。

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2018年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いよいよ5人の若者のうち志村と芥が大道塾(本書の中では違うけど)のトーナメントで相見える。
しかし彦六の着てるものが洗いざらしたGパンとTシャツなのはよくわかったからもういいよ、と思いながらも読書が楽しい。

赤石館長だか彦六だかもう忘れてしまったけど、技や空手への好奇心さえ持ち続ければ幾つになっても向上する、という言葉は心から同意する。

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2018年11月04日

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