【感想・ネタバレ】獅子の門8 鬼神編のレビュー

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Posted by ブクログ

 闘いを究めようとする男たちの熱い闘いを描いた格闘エンタテイメントシリーズの完結編。

 読み終わった時についに終わってしまったという感じがしました。

 次から次へと強い男たちが登場し、その度に強烈な闘いが展開され、誰がその頂点に立つのか、最後まで目が離せませんでした。

 結末は、自分の中で受け入れるのに、しばらくは時が必要になるかもしれません。

 いずれにせよ、高校生の時に読み始め、30年を経て結末を見られたことで自分の人生を振り返るきっかけともなりました。

 物語はこの後も別の展開を見せるようなので、楽しみにしています。

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2020年02月09日

Posted by ブクログ

夢漠の大作「獅子の門」を読み終えた。
作者自身が一番楽しんだんだろうと感じられる、
まさしく趣味で書かれた小説だろう。
最後のメインヒーローとダークヒーローの闘いは結末も含めて楽しませてもらった。
ストーリーとしては読者を選別するだろうが、男なら何故か惹かれる単純だけど骨太な小説だった。

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2021年05月28日

Posted by ブクログ

やはり最初から読んできた小説を完結まで読み切る事が出来るという事は幸せです。
栗本薫、田中芳樹、夢枕獏という壮大な話をぶち上げて放り出す人達に翻弄された少年期でありましたが、ようやく獏さんが重い腰を上げてくれました。本当にうれしい。
臨場感とスピード感のある格闘シーンはやはり獏さんの独壇場です。
後の結末はびっくりしましたが、これだけは絶対にここには書けないです。知りたければ読むのだ!と同年代で読むことを辞めた人たちに強く言いたい。読みなさい。

さて、でも苦言もあるんですよ、山ほど。愛するからこそですけれど。
剣豪小説に同時代性を求めないのと同じで、その年代で書いたのであれば「プロレスと空手どちらが強いか」という牧歌的な時代のままで書き続けてもらえたらというのが偽らざる感想です。
格闘技を愛するあまり、現在の潮流を無視する事が出来なかったのはとても理解できます。それでも当初の若者達ではない、総合的な格闘技者がなだれ込んできたおかげで悲哀や詫び寂びの部分が欠落してしまったような気がしました。
芥菊千代、志村礼二、竹智完、室戸武志、彼らをもっと描いて欲しかったし、特に芥の母との確執は全く出て来なくなってしまい、その異常性がいつの間にやら有耶無耶になってしまったのは残念。慟哭のシーンがもっと欲しかった。竹智がブラジリアン柔術に行く必然性もよく分からなかった。あと金的蹴りをみんな多用し過ぎでしょと。そりゃ急所攻撃が一番効果的なのは分かるけれど、反則負け、勝ちが多すぎて大会がめちゃくちゃになってしまうのがちょっといらっと来た。
打撃系の格闘技が今の時代、最強対決の中では不利なので、当初のコンセプトの中ではキャラが動かないのも理解できた。だからこそ前述した通り、同時代性を求めず限られた時間軸の中で書いて欲しかったと思うのであります。

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2019年01月28日

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