【感想・ネタバレ】獅子の門7 人狼編のレビュー

あらすじ

バーリトゥード形式の総合格闘技トーナメントが間もなく始まる。だが、開幕を前にして、出場者の元に鹿久間源なる男が現れた。飄々とした態度とは裏腹に、久我重明の兄・伊吉を倒した実力者だ。彼の大胆不敵な企みとは!? そして、過酷な修行に明け暮れる鳴海、室戸、赤石ら。新たな柔道家も加わり、頂上決戦の日が迫る。拳と魂が震える超絶格闘エンタテインメント第7弾!

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Posted by ブクログ

夢枕獏『獅子の門 人狼編』光文社文庫。

夢枕獏の傑作格闘大河小説の全八巻の第七巻。初文庫化。残りは本巻を含めて二巻となった。ノベルズ版で全巻既読なのだが、七ヶ月連続で文庫版が刊行されると聞き、再読。再読しても、なお面白い。

ついに武林館の総合格闘技トーナメント開幕!リザーバーの鹿久間源と鳴海俊男は初戦を勝ち上がれるのか……

前巻から登場した、煮ても焼いても喰えそうもない曲者の鹿久間源が面白い。恐らく、オリンピックに出場し、突然引退したあの元柔道選手がモデルだと思うが。結局のところ主人公は羽柴彦六と久我重明なのか。二人の存在感の前では室戸武志、芥菊千代、加倉文平、志村礼二、竹智完ら新世代の格闘家も霞んでしまう。

そして、羽柴彦六と久我重明の邂逅…いよいよ次が最終巻。

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2018年10月12日

Posted by ブクログ

 6人の闘う男たちの拳と魂が震える格闘エンタテイメント第7弾。

 6人の男たちの前に立ちはだかる強敵も現れ、益々目が離せない展開でした。

 闘うことが生きることである生き方を自分は決してできないので、味わっている自分がいました。

 強敵の登場によって、6人の出番が減っている所が少し残念でした。

 次巻が最終巻なので、どのような結末を6人が迎えるのかその人生を見届けたいと思います。

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2020年01月26日

Posted by ブクログ

いくら夢漠でも、これはないんじゃない⁈
毎回、主要人物を誰かが待ち伏せしていて喧嘩がはじまる。その繰り返しばかり。
重明がいやに分別臭くなっているのもどうなのかな?
最終巻のトーナメントに期待をしよう。

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2021年05月05日

Posted by ブクログ

新キャラ鹿久間源が色々かき乱しています。話に動きを出して行く意図だと思うんですが、幾分少年漫画的な部分があります。元々少年漫画的な所はありますが、わびさびの部分が減ってきたのがちょっと悲しいです。
強くなりたいと、泣きながらサンドバックを蹴り、泥を捏ねるようにスクワットを繰り返すような実直な描写が熱かったんですけどね。
次巻で完結とは思えない展開なんですが、ちゃんと落とし前付けてくれるのでしょうか。そこが心配。
でもわくわくして読んでいるのは変わらないです。

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2019年01月23日

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