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Posted by ブクログ 2024年03月02日
最上の読後感!
北極、南極と並ぶ三大極地エベレスト山頂。高度8,000m。ジェット機が飛ぶ高さ。地表という枠を外せば宇宙や深海に並んで人間を寄せ付けない場所。自然vs人。そんな俯瞰の知ったかなどはねのけるように、泥臭いほど人間の一人称視点によって切り取られている。
──神聖な場所だから人はそこを目...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月15日
とにかく没頭してしまいました。
羽生という男の素性が明らかになっていく上巻を助走に、一気に物語が動き出す下巻は圧巻でした。
山に生きる男が山に登る、ただそれだけを直球に描いた作品を通して、男にとっての山と読者である自分にとっての人生がリンクして、相当のめり込めました。
登山の知識や経験は全く必...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月05日
なぜ命を賭してまで山に登るのか?
それはなぜ生きるのかと同じ問いだという。
そこに山があるから登るのではない。
オレがいるから山に登るのだと羽生は言った。
生きることに意味がないのと同じように、山に登ることに意味はない。
生きた時間の長さではなく、生きた時間の濃さなのか?
私にはわからない。
そこま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月13日
【神々の山嶺】
夢枕獏の最高傑作!!
どうだ!!と叩きつけられるような本でした。
昨年のアニメ映画じゃ全然伝わってなかった…。漫画もあるけど、これは絶対に小説で読むべき。この熱量はそんな簡単にトレースできない。
山岳小説ど真ん中!ストレート一筋。超どセンターを一切躊躇なくこれでも足りないか!とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月18日
山登りも人生も同じなんだなとつくづく思う。
なんのために登ってるのか?ってなんのために生きてるのかって明確な答えは持ち合わせていないけど、山登りなら登頂を目指すし、何かしららの目標とかに向かって突き進んで行くだけで、それを達成してもまた次の目標を追いかけるだけで、それは与えられるものではなく自らが...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月03日
誘拐事件はアッサリ解決。後半の熱量が凄い。
氷壁を登るくだりは読んでいて恐い。低酸素の呼吸困難と落ちる恐怖、襲う幻覚。自分だったらと思うととても耐えられる気がしない。逃れられるならいっそ自ら…いや、そもそもそんなところに近付かない(近付けない)な。
凍傷で指を何本も落としながらも取り憑かれたようにキ...続きを読む
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