神々の山嶺 上

神々の山嶺 上

715円 (税込)

3pt

カトマンドゥの裏町の古道具屋でカメラマン・深町は時代物のコダックのカメラを入手した。そのカメラは、英国の伝説的な登山家マロリーが本当にエベレストの初登頂に成功したかどうかという、登山史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの謎を追う深町と、厳冬期に単独でエベレストに挑もうとする登山家・羽生丈二が現地で出会った…

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神々の山嶺 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 神々の山嶺 上
    715円 (税込)
    カトマンドゥの裏町の古道具屋でカメラマン・深町は時代物のコダックのカメラを入手した。そのカメラは、英国の伝説的な登山家マロリーが本当にエベレストの初登頂に成功したかどうかという、登山史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの謎を追う深町と、厳冬期に単独でエベレストに挑もうとする登山家・羽生丈二が現地で出会った…
  • 神々の山嶺 下
    770円 (税込)
    英国の伝説の登山家・マロリーは、本当にエヴェレストの頂上を征服していたのか? 登山史上最大の謎が今解き明かされる…という山岳ミステリーと、日本人冒険登山家・羽生丈二の冬季無酸素単独登頂は成功するのか…という二つのテーマがみごとに絡み合い、一気に盛り上がる下巻。柴田錬三郎賞に輝く山岳冒険小説の真髄。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

神々の山嶺 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中でダントツで面白かった。

    山に取り憑かれた羽生とカメラマンの深町。
    山(登山)という非日常の中に刺激や生きがいを求めた2人は日常生活には満足できず山に挑戦していく。

    山に刺激を求める2人だが、日常生活を捨ててまで山に登る羽生と、生活のために日常に戻る深町。深町の羽生への憧れ、マ

    0
    2024年09月20日

    Posted by ブクログ

    初めての夢枕獏。
    「そこにそれがあるからだ」というセリフで有名なマロリーが、エヴェレスト登山時に持っていたカメラを追っていくジャーナリスト深町が主人公。カメラを追ううち、孤高の登山家、羽生の人生を追う形に。
    死にかけた登山路の手記は恐ろしくて泣けた。
    下巻が楽しみ。

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

    夢枕獏さんといえば陰陽師。幻想的な昔語りのスペシャリスト、だとばかり思っていたら全くのお門違い。
    ゴリゴリに現実的で、瑞々しい山岳エンタメだった。
    ヒマラヤを取り囲むチベット・ネパールという異国情緒も生々しく映る。これはハマらないでいられない。

    山登りといえば、ゴルフや釣りと並んで三大老後の楽しみ

    0
    2024年03月02日

    Posted by ブクログ

    羽生丈二。なんと不器用で、魅力的な男だろう。 なぜ山に登るのか?という問いにマロリーは「そこに山があるから」と答えたという有名な言葉があるが、「ここに俺がいるからだ」という羽生。
    誰もなし得ていないエベレスト登山に己の全てを注ぎ込む人生。少年から青年になり、年齢を重ねると共に社会に適合するようになっ

    0
    2023年12月20日

    Posted by ブクログ

    この本を買ったのは随分前で、有名な作品だし、読んだら面白いのはわかってたけど、分厚い上下巻でなかなか手を出せずにいた。
    けど、読み始めたら止まらない!面白い!
    登山のことはよくわからないし、エヴェレストのこともよく知らない。
    そして、なぜそこまでして登山家は取り憑かれたようにして山頂を目指すのか、ほ

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    最近登山が趣味になり、本も有名なものを読んでみようと本書へ。
    夢枕獏先生の作品は格闘系の本も読んだことがあるが、それと同じでかなり面白かった。

    孤高の天才、一流の話はやはり引き込まれる。どんな分野でもその道を極める人の話は興味深い。登山をメインにしながら、登山史のミステリーや、その他登場人物の事件

    0
    2022年03月12日

    Posted by ブクログ

    カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田

    0
    2022年04月27日

    Posted by ブクログ

    夢枕獏さんの小説というと、不思議なファンタジーを思い浮かべるが、これはノンフィクションのような迫力ある小説。誰もやったことのない登り方に生きがいを見出す天才クライマーと、生きがいを見失いかけた写真家が出会い、命をかけたエベレスト登頂に挑む。この主人公を取り巻く脇役の配置と関係性も濃密で、単なる山岳小

    0
    2021年08月18日

    Posted by ブクログ

    河野啓の「デス・ゾーン」を読んでいる中で、夢枕獏の「神々の山領」を知った。山岳小説でこんなに面白い本があるのかと驚いた。八千メートル級の山を登る困難さを、映像ではなく文章で表す技量が見事。ストーリーも秀逸で最後の展開に舌を巻いた。20年以上も前に書かれた本だが、出合えて良かった。

    0
    2021年07月11日

    Posted by ブクログ

    さすがの山描写。マイナス30℃でのビバークも岩に宙吊りも、山を知らなくても想像を掻き立てられてゾワゾワする。
    雪山高山の常識?も、素人を突き放さず丁寧に書いてあるので、謎だったことがわかってきてスッキリする(アタックする人って最初から決まってるの?とか)。

    0
    2021年05月09日

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