夢枕獏のレビュー一覧

  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    映画が始まるということで、読んでみた。遣唐使として長安にやってきた空海と橘逸勢が奇怪な事件をといてゆく。空海が魅力的に書かれているし、空海と逸勢のやりとりも面白い。歴史が苦手な私だけれど、興味を持てた。少々長いのが気になるが、この先が楽しみ。

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    2018年01月20日
  • 神々の山嶺 上

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    なんかのサイトで読むべき文庫のランキングにあって。古い作品ばかりのランキングだったけど、気になって読んでみた。正解だった。山を題材にした作品は濃いのが結構多い気がするけど、これもかなり濃い。グイグイひきこまれる。まだ上巻なのに

    2018.1.8

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    2018年01月09日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    登場人物が多くて一覧表や頁を行ったり来たりするかと思えば文体が読みやすかったのでそんな心配は無用だった。
    その代わり長安の市街図を度々捲ってたけれど。
    空海と逸勢の会話がテンポ良くて良かった。
    なんだか「陰陽師」のコンビを思い出す。
    空海は一体何処まで見据えてるんだろう?
    頭の中どうなってるんだろう?って思ってしまった。
    だけど達観してる様でしてない。「賢しいのはいけない」と思う人間臭い所もある。
    まだ猫や綿畑からの声等々謎は解明されないまま。
    さて唐の都・長安で空海は何を見、何を聞き、密を奪って行くんだろう。

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    2018年01月07日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    空海と黃鶴と呪での戦い。楊貴妃が黃鶴の娘であることがわかり、最終的に死なずに、弟子の丹翁と最後は暮らし死んでいくところで終わる。空海がその後恵果和尚から授を授かり、日本へ帰るところまで。途中は波乱が一杯で、映画になりやすい話が続いたが、最後の100ページで空海が密の授を授かるところが描かれる。まあ、そちらは物語としてはおまけのようなもの。まあこの本自体が娯楽小説だから仕方ないか。

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    2018年01月05日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    若き日の空海と橘逸勢の活躍。 唐で起きる怪しき物の怪の動きが、皇帝の病気に関係する。 さてどうなる。2巻へ!

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    2018年01月01日
  • 真・餓狼伝 5

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    爽やか筋肉物語。
    基本、体躯会系のノリって好きじゃないのに、格闘マンガが好きなのはなんでだろうと思います。

    まぁ、子どもの頃、プロレスの黄金時代だったというのが大きいのだろうなぁ。
    梶原一騎がいたことも、多分、大きい。

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    2017年12月27日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    ネタバレ

    蝉丸大活躍。今回はほとんどの話に蝉丸が関わってきます。相変わらずいい琵琶弾いてます(実際には聞こえないけど)、盲目になった理由とは?そして表紙は蝉丸の奥さん(で良いのかな?)です。

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    2017年12月17日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(7)

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    物語も佳境に差しかかり、作画担当 睦月ムンクの絵もこなれてきた。
    賀茂保憲と蘆屋道満が腹の探り合いをする張り詰めたシーンの空気感は見応えあったし、賀茂邸の深夜会談にて一人だけ場にいない小野好古が式神スカイプでログイン()するみたいな面白い表現も。
    あと、保憲にじゃれる沙門

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    2017年12月03日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    ネタバレ

    今回はちょっと多めの短編集。ほのかに縦軸は恋愛な感じ。ただただまっすぐで素直な博雅の言葉に清明が詰まるのがお楽しみ。映画の影響でいまだに野村萬斎と伊藤英明の顔がちらつきます。あ、博雅はどちらかというと岡野玲子のマンガの方が多いかも。
    今回のハイライトは本人の意図としないまでも琵琶を自分の式としてしまった博雅の純粋さにつきるかと。

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    2017年10月25日
  • 黒塚 KUROZUKA

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    荒唐無稽、ネタバレ厳禁、SF仕立て、まさかのあの方々が。安達ガ原の鬼ばばが夢枕獏先生の手にかかるとこんなにもファンタスティックな展開になるなんて、想像出来なかった。

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    2017年10月16日
  • キマイラ13 梵天変

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     幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げる伝奇アクション第13弾。

     いよいよ久鬼玄造の過去が明らかになっていく本巻、物語は明治時代にさかのぼり、物語の世界がさらに広がっていくのを感じました。

     この熱量を持った小説は、もう誰が主人公であっても読まされてしまうのでした。

     玄造の過去とキマイラの謎がどのように関わっていくのか、次巻までその楽しみは取っておくことになるので、今回は我慢しました。

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    2017年10月16日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    ネタバレ

    で、下巻。
    伏線の回収をしながら、一気にクライマックスまで行きます。
    将門の復活。
    興世王の暗躍。
    如月の苦悩。
    などなど。

    将門と藤太、二人の純粋な想い、表と裏に分かれた運命を興世王が裏で操るという。
    力をどう使うか、何を目的とするかなど考えさせられる事もあり、読後はぐったりでした。
    上下巻とも一気に読めました。

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    2017年10月03日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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     陰陽師・安倍晴明と源博雅が活躍する14弾。今回は芦屋道満が活躍する3本も収録。

     今回も二人の息の合った掛け合いは健在、都の闇を二人の活躍で解決していく展開を楽しみました。

     しかも今回は、あの道満が中心となって話が進む作品もあり、物語に深みが出てきた感じでした。

     道満が中心の物語では、道満の意外な人間性も垣間見え、魅力を感じました。

     今後も二人だけでなく、この三人目も活躍していく展開を楽しんでいきたいと思います。

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    2017年08月31日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.4 【合本版】

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    ネタバレ

     姫川に負けてうんこを漏らしたことが全国中継されてしまった丹波文七が気の毒でならないのだが、復活の兆しがあって嬉しい。最終巻なのでどのような形の結末になるのか期待して読んでいたのだが、終わるつもりがまったく無さそうな気配で、新キャラがまた出て来て非常に途中で終わって、そしてとうとうあとがきにも「あと2巻で終わる」といういつもの文句が消えてしまった。

     『新・餓狼伝』が今3巻まで出ているのだが、途中までで放置すると展開を忘れてしまうので、そこそこまとまった巻数になってから読みたい。13巻にも及ぶ小説は読んだことがなかったので新鮮で楽しい経験だった。

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    2017年08月03日
  • 悪夢喰らい

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    夏の角川ホラー文庫祭。角川ホラーにしては、割と表紙デザインが好き。

    夢枕獏の短編集。ショートショートみたいなものから、時空の歪で抜けられなくなる軽いSFまで、たくさん網羅している。また、夢枕獏と言うと山モノ(でいいの?)なので、登山関係が半分くらい。

    角川ホラーなのに、文章はちゃんとしていて、話の内容もちゃんと怖くて意表を突かれた。大御所の作品だから当たり前だろうと言うところはあるが、ホラー方面は、古典的な怪談を、そのまま現代にもってくるだけではなく、きちんと現代風に調理してから書かれていて好感。比較は誰とは言わないけど。

    また、SFものは、インパクトはそれほどないものの、きちんと「なぜ

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    2017年08月01日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.3 【合本版】

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    ネタバレ

     UFC時代が到来し、丹波文七が大いに迷い、作者も迷っていることに正面から向き合っていてとても面白い。UFCの初回のホイスの構えや動きが記憶にあり、そういう感じなのかなと想像をめぐらして読むのだが、見てない人にはイメージしづらいのではないだろうか。あまりに面白くて600ページもあるのに3日で読んだ。

     葵一家がブラジリアンの出汁になってしまってかわいそうだった。無傷の丹波と姫川の試合が見たかった。松尾象山とガルシーアのお父さんの試合の描写が流されてしまった。後に詳細に語られるのだろうか。

     この小説の面白く恐ろしいところは、MMAの先にある素手に殺し合いを想定しているところだ。

     空手家

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    2017年07月13日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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     今宵も晴明と博雅のコンビが都の怪異を解決していく短編10編。

     久しぶりの「陰陽師」、この巻も晴明と博雅がホームズとワトソンの二人のような関係で読んでいてとても安心できます。

     この巻の10編のうち、一番印象に残ったのは、「安達原」のお話です。

     昔話にある山姥の怖い話かと思いきや、ラストは鬼でありながら人として思う心を描いた逸品でした。

     こういう話に出会う醍醐味が「陰陽師」の魅力なのでしょう。

     これからもやめられません。

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    2017年07月09日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    相変わらず、あの二人は仲がいいねぇ。
    それこそなんかあったら酒を飲んで話をしている。
    そりゃ道満先生も妬けるわね。

    今回は道満先生も、お出ましが多くて、酒を報酬に働いてます。晴明様の代わりに。
    色々と面白かったよ。

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    2017年06月18日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.2 【合本版】

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    ネタバレ

     僕自身がもうアラフィフなので、最も感情移入するのが泉宗一郎で、雑魚キャラ的にあしらわれてしまい悲しかった。いよいよMMAの萌芽が描かれ、野試合で殺し合いみたいな戦いばかりしていた丹波文七が大いに戸惑っている様子が面白かった。他の登場人物がみっちり描かれる中、梶原年雄の影がすっかり薄くなってしまった。試合がたくさんあって楽しかった。試合描写そのものはあんまりよく分からなかったのだが、誰が誰に勝ったのか前巻までは曖昧なケースもあったがしっかり白黒着くようになった。

     この小説が時代のものだと感じるのは、基準が当時のもので、またこの小説が作った基準もあり、それが覆ってしまった現在、成立していない

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    2017年06月11日
  • 餓狼伝 the Bound Volume.1 【合本版】

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    ネタバレ

     単行本4冊分で870ページもあって辞書みたいで持ち運びが大変だった。シリーズを4冊にまとめていて、他の3冊はここまで厚くないようだ。

     最初に発売された当時2巻くらいまで読んだ記憶がある。完結したらまとめて読みたいと思っていたのだがいつまでも完結せず、そのままモチベーションがなくなってしまった。今回は改めて最後まで読んでみたい。

     まだ、MMAがなかった時代でそれを夢想しているなんでもありのルールで誰が一番強いのかを競う。見返りはなにもないに等しい。だからこそその思いを共有できる人たちの繋がりが強く、選ばれし者感も強い。みんなちょっと狂ってる感じがすごくいい。そんな彼らがもし現代に現れて

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    2017年05月15日