夢枕獏のレビュー一覧

  • 大江戸恐龍伝 一

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    ネタバレ

    高橋克彦さんもだましえ歌麿で平賀源内を登場させているけれど、こちらの平賀源内もまた魅力的。
    エキセントリックさ加減とか、なかなか良いです。
    (夢枕獏さんなら多分宇宙人ネタは入らないと思うので、安心して読めます・笑)
    いろいろな昔の資料も織り交ぜてなので、こんなこともしてたんだ!と感心しきり。
    最後まで読みたいな~。

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    2016年06月07日
  • 神々の山嶺 下

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    ネタバレ

    もう、言葉にならない。山って、登山家ってこんなにすごいのか。こんなに一生懸命生きたことある?
    羽生、深町の息遣いが聞こえてくるような、本当に生々しいドキュメントのよう。登山家にとって登ることは生きることなのか。自身への挑戦なのか。
    最後の再会は、息をするのを忘れるほど没頭して読む。こんな再会が待ってたなんて。

    うまくレビューが書けない自分がもどかしい。。
    映画見たいなあ。

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    2016年05月31日
  • 神々の山嶺 上

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    ネタバレ

    すごい。こんなにストイックになれるほど、山は魅力なんだ。富士山すら登ったことないけど、行ってみたくなる。
    ネパール・カドマンドゥーの描写もすごい。行ったこともないのに目の前に情景が浮かぶ。
    下巻も楽しみ。

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    2016年05月27日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    相変わらず、良い男達である。
    雅な大人達の物語である。
    いつも二人が庭を見ながら酒宴を開き、そこから物語は始まる。
    そして、収まるところに収まる。
    いつ読んでも風と庭が心地良い物語。

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    2016年05月13日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    なんのために山に登るのか。
    なんのために生きるのか。

    やりたいという憧れとできないという現実と、それを感じた時のなんとも言えない悔しさ、情けなさ、物悲しさ、やり切れないモヤモヤした感情が描かれていて、すごく共感できる。

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    2017年12月30日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    損しても、馬鹿にされても、嘲笑されても、お天道さまを真っ直ぐ見れるような生き方をしていきたいなーと思います。
    人を信じる。真面目な相手にはちゃんと真面目に対応する。

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    2016年04月03日
  • 大帝の剣 3

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    大天使ガブリエルまで出てきました。
    ガブリエルは、イエスの生誕やイスラム教では、預言者ムハンマドに神の言葉を伝えた天使とされている。
    その上で、漠さんは、ブッダにも関わらせてしまった。
    しっちゃかめっちゃかぶりはすごい。

    さてさて、どう収まることやら。
    次の最終巻も分厚いけれど、すぐに読んでしまいそう。

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    2016年04月03日
  • 神々の山嶺 上

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    映画を見てから読んでるけど、面白いやん! う~ん、映画も忠実だったとは思うんだけど、薄い、軽い、重みがないなんだよなあ・・・ 原作ファンの人は映画は見ない方がいいと思います。映画見てても、小説は早く後編読みたい!

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    2016年04月02日
  • SF JACK

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    11人の作家によるSF短編集。それぞれの世界が変わっていて面白い。未来の世界がどれかに近かったら‥‥

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    2016年03月27日
  • キマイラ2 朧変

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     キマイラを体内に宿している大鳳は、精神を高めるため山にこもる。一方、友人の九十九三蔵は、大鳳と愛する人を救うため、修羅の道に進む。

     著者のライフワーク「キマイラシリーズ」の2巻ですが、自分にとっても読者としてのライフワークの一冊と言えます。

     高校生の時に出会ったこの作品をまたこうして読み返すことができる幸せを味わうことができました。

     この巻は龍王院弘も登場し、愛すべき九十九三蔵との死闘が描かれ、一気に読み進めました。

     愛する女性のために闘う男たちの姿もたまりません。

     次巻もたっぷり楽しみたいと思います。

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    2016年03月21日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    陰陽師だと思って読んでいたので、安倍晴明が出てくるのを
    最後まで待ってました(^◇^;)
    物語の舞台は嫉妬に狂った六条御息所が生霊となって
    妊娠中の葵の上を苦しめるというあたりですね。
    色々を策を講じるも効果なし。そこで光の君が頼ったのが、蘆屋道満。
    葵の上の中に、六条御息所以外の何かがいる。
    道満と共に、その何かの正体を見極めるために動きだすが、
    異国の宗教もを絡めて予想外の方向にシフトするのが面白かった。
    やっぱり獏ちゃんが描くと嫌いな光源氏もステキに見えます。

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    2016年03月19日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    世界初を目指す事が人生と考える羽生丈二。命を懸けて山に登る。常に極めて危険なルートを選ぶが、死なない為にありとあらゆる技術と準備を怠らない事の矛盾。いつも鬼気迫るものがある。冬のエベレスト南西壁に比べればどんな苦しい事もぬるま湯で物足りないと考える。いったい何を求めるのか。人生を無駄にしたくない思いに駆られる。

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    2016年03月16日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    大好きだよ、好きだけど、あまりにも「日出処の天子」色濃すぎて、どうかと。

    ネットサーフィンしてたら、著者がやはりいづ天を参考にしました
    とか暴露してたのに、あとがきで「自分が漫画界へ影響を与えた」とか書くのヘンじゃない?

    そうそう。
    「鬼小町」は強烈で鮮烈で、よかった

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    2016年03月28日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    映画化されるということで、合併版を購入。
    分厚い本ですが、物語に引き込まれて、あっという間に読めました。

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    2016年02月27日
  • 大江戸恐龍伝 二

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    全6巻から成る時代奇譚小説の第2巻。物語は動き出す。主人公の平賀源内は龍宮から龍の掌を持ち帰った男が残した謎の暗号を解読する。

    第1巻では恐龍に少しずつ触れながらも、物語は右に逸れ、左に逸れと一筋縄ではいかなかったが、実はそれらが第2巻につながる大いなる伏線であったことに驚いた。いよいよ物語は核心に向かうようだ。いや、夢枕獏のことだから、真っ直ぐには核心に向かうはずはない。

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    2016年02月23日
  • 大江戸恐龍伝 一

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    全6巻から成る歴史奇譚小説の第1巻。主人公は平賀源内。肥後で大嵐の中、消えて行った巨大な龍骨化石、漂着した島で巨大な爬虫類に襲われた船頭たち、大阪の寺に伝わる龍の掌。物語はまだ序盤であり、これらの事実がどんなつながりを見せるのか全く予想も付かないのだが、何やら面白くなりそうな予感。

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    2016年02月22日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    今回はちょっと切なくなるようなお話しばかり。
    男女のもつれや、情がらみの話が多いかな。
    清明と博雅とのなんともいえない間が楽しい。

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    2016年02月13日
  • 陰陽師 生成り姫

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    初の長編となっていたのでどんなはしかと思ったら、前回の鉄輪の話をベースとした短編の連作みたいな感じだった。
    切なくて悲しい話。

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    2016年02月13日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    いつもの短編。
    登場人物がちょっと増えたかな。
    蘆屋道満がレギュラーに近くなってる感じ(笑)
    あと賀茂保憲がいい感じなキャラだった。この先もちょくちょく出てきそう。

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    2016年02月13日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    平安時代の貴族、しかも陰陽師という、イメージとしては非常に優美でたおやかな時代、人物を描いているのに、描写は冷徹とも思える程簡潔で、写実的。
    『迷神』の冒頭部分、早春、咲き始めの桜の花びらが風もないのに一枚ひらりと落ちる場面なんか、カメラの連射で捉えたようです。

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    2016年01月30日