【感想・ネタバレ】大江戸恐龍伝 一のレビュー

あらすじ

龍に導かれた平賀源内の時空を超えた冒険譚。

物語の発端は、明和八年(1771)。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。高松藩を脱藩し自由の身となっていた源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨化石に遭遇。その存在を暴こうと野心に燃える。
同じ頃、遠州沖で一隻の船が遭難した。船頭たちは、漂流してやっとたどりついた島で、見たこともない巨大な爬虫類に襲われてしまう――。
その後、大坂で円山応挙とともに龍の掌を見に行った源内は、それを祭る寺の法主から、その昔、龍の掌を龍宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。
京で若き日の鬼平・長谷川平蔵や上田秋成にで会い、この頃から、源内は龍に導かれるように、不思議な事件に巻き込まれていくのであった。
構想から完結まで20年の超大作。全六巻の一、二を同時刊行。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

出オチ的で無茶なタイトルだが、今のところわりと普通な歴史フィクション。
最初ちょっとジュラシックパーク。
小さなエピソードが連なり、歴史的な事柄がちょこちょこ入る。ところどころ獏さんっぽいが、まるで司馬遼太郎を読んでいるよう。
まだ話は動かず、人物の顔合わせといったところ。

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2020年11月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高橋克彦さんもだましえ歌麿で平賀源内を登場させているけれど、こちらの平賀源内もまた魅力的。
エキセントリックさ加減とか、なかなか良いです。
(夢枕獏さんなら多分宇宙人ネタは入らないと思うので、安心して読めます・笑)
いろいろな昔の資料も織り交ぜてなので、こんなこともしてたんだ!と感心しきり。
最後まで読みたいな~。

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2016年06月07日

Posted by ブクログ

全6巻から成る歴史奇譚小説の第1巻。主人公は平賀源内。肥後で大嵐の中、消えて行った巨大な龍骨化石、漂着した島で巨大な爬虫類に襲われた船頭たち、大阪の寺に伝わる龍の掌。物語はまだ序盤であり、これらの事実がどんなつながりを見せるのか全く予想も付かないのだが、何やら面白くなりそうな予感。

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2016年02月22日

Posted by ブクログ

長崎、江戸、琉球、大阪、龍に導かれた平賀源内の時空を超えた壮大な冒険譚が始まる。

 溢れんばかりの才能の持ち主、源内の人となりがよくわかりました。

 その源内と龍との出会いが今後どのような展開を見せるのか、楽しみな今後を予想させるストーリーでした。

 源内だけでなく、医術や蘭語、芸術で活躍した人たちも多数登場し、物語の広がりを感じました。

 とにかく次巻が待ち遠しい限りです。

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2015年12月20日

Posted by ブクログ

平賀源内 有り余る才能を使って、いろいろなものに手がける。そんな源内が、龍骨を見、龍の掌を見たが故に、事件に巻き込まれてゆく。
話は、タネがまかれ、ちらっとつながりを見せたばかり、これからどのように展開するのだろうか?

有り余る才能と熱くたぎる情熱。多くのものに手をつけ、生き急ぐ源内の姿は、さもありなんと思わせる。源内の声が聞こえてきそうだ。

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2015年11月15日

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