あらすじ
龍の見世物の陰で、火鼠の一味が暗躍!?
伝説の島ニルヤカナヤにたどり着いた平賀源内一行は、龍に遭遇。その島では、二つの国が領地を巡って戦っていた。敵国に囚われていた方丈国の姫・ハンから、ニルヤカナヤ=蓬莱島の由来を聞き、すべての謎が解けた源内。敵対する二つの国の戦いも収め、庄九郎、ハン、そして龍部のハンが操る恐龍も連れて「ゑれき丸」は島を離れた。
江戸に戻った源内は、両国で龍の見世物を始める。見世物は大いに評判を呼び、一躍時の人になった平賀源内。しかし、その大盛況の最中、源内は何かが自分の中で急速に冷めていくのを感じるのであった。
そんなある日、ニルヤカナヤから一緒に帰還した水夫の藤介が変死体で川に浮かぶ。
息を潜めていた火鼠の一味が、ついに動き始めた!?
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Posted by ブクログ
全6巻から成る時代奇譚冒険小説の第5巻。ニルヤカナヤに渡った平賀源内は島の秘密に触れていく…
越五屋の息子・庄九郎を見付け出した平賀源内は、方丈国の姫・樊と龍の饕餮を連れ江戸に戻る。
ニルヤカナヤでの手に汗握る展開が面白い。江戸で大人気の見世物となった龍の饕餮を巡るこの後の展開が気になる。
Posted by ブクログ
ニルヤカナヤ編終了。ハラハラドキドキの冒険もの。
めでたしめでたしで終わってもよさそうで、終わらない。
連れてこられた饕餮が不憫。あと春信はどうなった?動物好きとしてはその辺が気になる。
Posted by ブクログ
ニルヤカナヤと龍の謎が解ける。
庄九郎、樊と樊が操る龍も連れて江戸に戻った源内は、両国で龍の見世物を始める。
舞台はニルヤカナヤから江戸に移って、ニルヤカナヤでは伸びやかに活動していた源内も、江戸ではなんだか息苦しそう。