【感想・ネタバレ】合本 陰陽師(一)~(十二)【文春e-Books】のレビュー

あらすじ

野村萬斎・主演で映画化され、テレビドラマや漫画にもなった大人気シリーズ、既刊の12巻すべてを収録した合本。
時は平安時代、京の都に安倍晴明という名高い陰陽師がいた。まだ闇が闇として残り、夜になれば人も、鬼も、物の怪も、同じ都の暗がりに、息をひそめて住んでいた時代――。安倍晴明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼など、普通の人間には見えない、妖しのものどもを相手に、この世ならぬ不可思議な難事件をあざやかに解決する。親友の源博雅は、霊感はまるでないが、刀では敵なしの強さ。力を合わせて物の怪に挑む大ヒットシリーズ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

この値段で

12巻分まとめて読めるのはお得!
晴明と博雅の関係性は変わらないけど、ちょっとずつ雰囲気が変わっていってるのがわかって面白い。

0
2021年01月01日

購入済み

ゆるりとした、怪しい物語

陰陽師安倍晴明と、音楽の才人源博雅を中心とした、雅な都に起こる奇怪な物語です。
様々な怪異を解決する天才陰陽師と、本人は自分でよく分かってないながら鋭いアドバイスをする人の良い博雅のコンビに、妖怪じみたライバルの芦屋道満、面倒は全て晴明に丸投げの師匠賀茂保憲。それぞれがそれぞれに活躍します。

基本的にはショートストーリー集なので読みやすいです。あまりアップダウンのある物語ではなく、ゆるゆると進んでいくので、読んでいる側も雅な気分になります。

人の執念や欲や情が人を鬼に変え、または人と神や仏と呼ばれる力を持つものとのこじれた関係を直してゆく、というのが基本となっており、そこに人々のドラマが垣間見えてくるのが面白いところです。

0
2015年11月30日

「SF・ファンタジー」ランキング