夢枕獏のレビュー一覧

  • 奇譚草子

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    「鳥葬の山」と同時に購入したヤツ。

    作者曰く、頭は長編型。
    なので、短編、更に短いショートショートは苦手みたい。
    作家としては、長編一作とショートショート一作は、同じ頭脳労働が必要とか…
    星新一さんって、どんなけ凄いんや!って事やな。

    タイトルにもなってる奇譚草子は、都市伝説とか、友人の体験等の話が中心で、めっちゃ怖いというより、ゾワゾワして来る感じ。
    でも、こんなんの方が、後から来るから嫌やねんなぁ…
    フッと夜中に思い出して寝れん…とか…
    夜道歩いてて…「ゲッ!」みたいになる…

    それ以外は、
     ミステリーっぽい
     仏教系?
     狂ってる?
    と様々あり。

    通勤電車とか、隙間時間に最適やけ

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    2022年11月23日
  • 陰陽師 女蛇ノ巻

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    今作で16巻目という。毎回、摩訶不思議なことが起き、それを解決していくわけだが、最近は、蘆屋道満や蝉丸といった、サブキャラも立ってきて、楽しい。

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    2022年11月05日
  • 混沌の城 下

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    夢枕獏『混沌の城 下』徳間文庫。

    SF伝奇大河小説の下巻。

    夢枕獏が度々描いている『螺旋』が物語の鍵を握るようだ。

    壬生幻夜斎と蛇紅皇王に加えて、新たに登場した螺力の使い手、九魔羅。明らかになる豪剣の巨漢・武蔵と壬生幻夜斎の因縁。武蔵と行動を共にする来輪左門、蛟族と役者は揃った。

    しかし、最終盤に面白さは急失速し、物語は混沌のうちに結末を迎える。

    金沢城の地下に眠る『大螺王』と天台の『秘聞帖』を巡る奇怪な登場人物たちの命を懸けた争奪戦の行方は……

    結末は在り来たりかな。結局『大螺王』も『秘聞帖』の正体も判然とせず。

    そうか、1991年初刊行の作品だったのか……

    本体価格770円

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    2022年10月13日
  • 神々の山嶺 下

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    孤高の登山家、羽生丈二の生き様がすごい。燻る中年カメラマン深町との対比で際立ってくる。
    8000メートル超の極限世界の自然描写とそれに挑む登山者の心理描写が凄まじい。なぜ山に登るのか、素人には全く理解できない世界だけど、ぬくぬくした平地の温暖な部屋で読んでいてもヒリヒリした感覚が伝わってきた。

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    2022年09月04日
  • 神々の山嶺 上

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    エベレストの最初の登頂者は誰か?今でも論争になる伝説の登山家がいるらしい。その逸話だけでもおもしろい。
    標高8000メートルで消息を絶ったその伝説の登山家のカメラが見つかった?
    上巻は山岳小説らしさもありながら、探索のミステリー要素やネパールの旅情要素もあって読ませる。
    見方を変えると、完全燃焼しきれない中年カメラマンが未練がましくヒマラヤや女性への思いを燻らせたり泥棒に合ったりする話にも思えるけど。

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    2022年09月04日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    相変わらずの清明と博雅である。
    短編9編なわけですが、魃の回では天然博雅の能力が発揮!
    魃をとらえるつもりが、葉二の音色にうっとりして弓を引くまでもないという素敵所業。

    いつまでそのままでいて欲しい所です。

    ゆっくり読むにはちょうど良い一冊。

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    2022年08月24日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    いやぁもう絶対付き合ってるじゃんこれ と何度つぶやいてしまったか。「ゆこう」「ゆこう」の予定調和が相変わらず(久々に読んだけれど)楽しい。シリーズの他の作品が好みならば絶対に外れない。
    本作に限った感想としては、晴明の兄弟弟子にあたる賀茂保憲が「身内の絡む問題」を晴明に依頼しにきたシーンで、彼らが陰陽師と出家者(宗教者)のスタンスの差異を語るところが印象に残った。

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    2022年08月19日
  • 天海の秘宝 下

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    冒険活劇と思いきや、何と、SF小説でした??  上巻に続き、極悪非道な「不知火」盗賊団。そして大黒天と呼ばれる謎の男、そして黒犬。

     ネタバレにならない程度で書くと、新面武蔵も、黒犬も、黒猫悟空もロボットでした。そんな技術が何故江戸時代に存在しているのか。

     そんなこんなで最後は宇宙空間が舞台になる。凄いSF小説なのだ。

     シンプルに面白かった。
     
     

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    2026年01月18日
  • 天海の秘宝 上

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    江戸の街を舞台にしたエンターテイメント! 盗賊「不知火」との闘いと謎解きの行方は?  主人公は今風に言えば発明家。赤穂浪士の子孫だと言っているが本当か謎がある。

     また、彼を取り巻く登場人物が魅力的だ。天才剣士の「病葉一三」、後の火付盗賊改長谷川平蔵こと「本所の銕」、黒猫の「悟空」。

     タイトル「天海の秘宝」の天海とは天海僧正のことだ。天海僧正とは、徳川家康を日光東照宮に祀った慈眼大師のことだ。その秘宝を盗賊「不知火」が狙っているらしい。どんな秘宝なのかは上巻でははっきりしない。

     夢枕獏の作品らしく、人間かどうかわからない武士「新免武蔵」、お化けのような黒犬が登場し、怪異の匂いがプンプ

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    2026年01月18日
  • 神々の山嶺 下

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    ほぼノンフィクションを読んでいるような感覚でした。
    こんなにも死が迫る状況を詳細かつ、臨場感を持って書く。

    本当は登った?

    実際にエベレストを登ろうとは思わないけれど、
    山という名の自分だけの目標に登りたくなる。

    なんのために登るのか。

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    2022年07月24日
  • 天海の秘宝 下

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    ネタバレになるから、詳しくは書かないが、奇想天外か、荒唐無稽か、評価が分かれる。
    まあ、でも、それなりにハラハラドキドキで楽しめた。

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    2022年06月05日
  • バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々

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    ネタバレ

    夢枕獏さんと天野喜孝さんだから…
    海外の鬼とか、妖精みたいなもの
    怖いんだけど、この絵本のように描かれるとこの世界で私も遊びたくなる
    悪さする人間の方がタチが悪いかも、と思う部分もちょっとある

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    2022年05月09日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    夢枕獏さんの作品が好きで購入。
    源氏物語が元とは思えないほど、非常に読みやすい作品であるものの…後半の盛り上がりは他の作品と比べると薄いようにも感じた。
    陰陽師シリーズの安倍晴明から妖に関する知識を抜かれたような光源氏が主人公で、それを補っていくのが蘆屋道満という形で進んでいきます。
    作中に登場する謎々も宗教を絡めており非常に面白かったです。

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    2022年03月23日
  • 宿神 第一巻

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    今のところ、平清盛と佐藤義清の話。2人のバディの様子が、晴明と博雅のよう。
    何か見えないものを感じられる義清。この後、どうなっていくのか。どう西行になっていくのか。楽しみ。

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    2022年03月20日
  • 宿神 第三巻

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    かかる世にかげも変わらずすむ月を見るわが身さへ恨めしきかな  出家後の40歳くらいまでの西行の物語。

     朝廷内での激しい権力争いは読んでいて息苦しいばかりになるが、これが人間というものなのか。

     物語の節目節目で歌を紹介している。なんとなくわかるが、はっきりはわからない。高校の時、もっと真剣に古文を勉強しておくのだった。

     疑いをかけられて、四国に流される崇徳院に会った時に西行が詠んだ歌が「かかる世に…」だそうだ。

     ウクライナにロシア軍が侵攻している。

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    2026年01月18日
  • 宿神 第四巻

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    夢枕獏『宿神 第四巻』徳間文庫。

    全四巻から成る大河歴史伝奇小説の最終巻。

    自然の摂理と時代の移ろい。人間の権力や地位への欲望は果てしなく、変わらぬものは自然の摂理だけ。欲望の強さが人間を変えていき、世の中を動乱や混乱へと導いていく。

    第二巻、第三巻と面白い展開だと思ったのだが、この最終巻は歴史小説の色合いが強くなり、伝奇小説の面白さが薄れたように思う。

    保元の乱、平治の乱を経ても混迷は一向に治まる気配は無く、西行は平安時代が滅び行くのを静かに見詰める。祈っても、願いを叶えてくれないという自然の万物に宿る、宿の神、翁、魔多羅神。それでも人は祈らざるを得ない。

    死者たちと戯れる西行……

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    2022年02月16日
  • 宿神 第一巻

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    夢枕獏『宿神 第一巻』徳間文庫。

    全四巻から成る大河歴史伝奇小説の第一巻。

    ゆったりとした時の流れの中で物語は展開する。『陰陽師』のような怪異は控えめながら、随所に肝となる事件が散りばめられている。

    平清盛の友人にして、後に西行を名乗る佐藤義清は御所の警衛にあたる若き武士だった。ある日、美しき箏の音に誘われ、待賢門院璋子と運命の出会いを果たす。璋子に心を奪われた義清は璋子も自分と同様にもののけの姿が見えることを知る。

    本体価格760円
    ★★★★

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    2022年02月13日
  • 神々の山嶺 上

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    カメラマンの深町誠は、40歳以上の登山者チームでエベレスト 登頂に挑むが、2名の死者を出す無惨な失敗と終わったが、失意の中でジョージマロニー(エベレスト初登頂した可能性のある登山家。1924年山頂周辺で行方不明)の物と思われるカメラを発見した。深町は、エベレスト登頂の証拠フィルムを持っている天才登山家羽生丈二を探し始める。 2016年に阿部寛と岡田准一出演で映画化された夢枕獏の傑作です。羽生はモデルが森田勝(1980年没)、羽生のライバル長谷常雄は長谷川恒男(1991年没)です。先に読んだチベット旅行記 に触発され、山岳小説を読んでみました。

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    2025年12月21日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

    購入済み

    陰陽師シリーズを読み始めて4冊目。隙間時間に読むので短編が多いこちらのシリーズは読みやすいです。博雅が笛を吹く場面がいつも美しいなぁと想像して読んでいるのですが、今回もそんな場面がいくつかあってとても良かったです。

    #癒やされる

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    2022年02月08日
  • 宿神 第二巻

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    宿神とは何か?義清がついに出家してしまう!  鞠を蹴っているとき、箏の音を聞いているとき、不思議なものを見てしまう義清。似たような経験をもつ人々と語り合い共通項を見出す。それは母親の出産時に胞衣(えな)を被って生まれて来たという共通項。

     胞衣とは胎盤のこと。今風に考えると出産時に胞衣を被って生まれてきたために、酸素不足になり、脳が損傷したとか?

     宿神とは何かについても申によって語られるが、まだはっきりしない。

     義清は待賢門院璋子から拒絶されたことがきっかけで出家してしまう。妻子を捨ててしまう。当時の感覚ってこんなものなのか?

     さて、その璋子が病で死んでしまうのが第2巻の最後。早

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    2026年01月18日