夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    平安陰陽師伝奇ファンタジー第三巻。短編七編を収録。男女の情愛漂う狂おしく、切なく、そして悲しい話が多かったかな。個人的には"恋すてふ"の壬生忠見リブートがうれしい。和歌に自分を懸けた男たちの悲しい生き様がぐっとくる。

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    2023年11月24日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    学生時代から読み続けているけど、
    私はどんどん変わるのに、
    いつまでも変わらない二人に
    安心するやら、笑っちゃうやら。

    短編のほうが、やっぱりおもしろい。

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    2023年11月24日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    久々のシリーズ新刊。

    晴明の屋敷での庭を見ながら酒を酌み交わす晴明と博雅。
    その二人の描写を読むだけで、陰陽師の世界に引き込まれる。
    二人の様子は読んでいて心地よい。

    巻を増すごとに二人の信頼関係もどんどん強くなっている気がする。

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    2023年11月15日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    晴明と博雅のコンビの話は若干マンネリ気味かも。それはそれでいいのだが、今回は「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など若干違う作品が入りアクセントになっている。

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    2023年11月06日
  • シナン(上)

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    シナンより周りの人達の人間関係や利害関係などが、物語で感じられて面白かった。シナンから見た時代絵巻な感じ。

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    2023年10月14日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    ものの怪は物の気配、本来は人と物との間に生じた気配、それを感じ取ったもの。しかしそれに名を与え、人の思いを乗せることで神にも鬼にもなると言う。鬼がまだ「もの」と呼ばれていた時代の話…

    これもやはり、人と物との関係性を起点に産み出されるという点では「われーなんじ」の世界に繋がるものと言えるだろうか。
    人間は「人と間」によって形作られる存在と言えるか。しかし決して「人」と「間」は切り離せない。われーなんじの「ー」こそ「間」であるのか。となると「間=ー」とは、なんじに対するアプローチ、動的な側面を持ちうる文字(記号)となるだろうか。

    人間は、人ー間間ー人(「物」でもよいが)ということでしか存在し

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    2023年10月05日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    久しぶりに陰陽師を読みましたが、寝る前に一日一話のペースが心地よく、他の巻も買って見ようかと思いました。

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    2023年09月24日
  • 牙の紋章

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    夢枕獏『牙の紋章』徳間文庫。

    久し振りに読む夢枕獏の格闘技小説。

    過去にムエタイのチャンピオンのイスマール・ソータンクンと闘ったことで藻掻き続ける2人の格闘家を描く。

    引っ張るだけ引っ張り、結末をはっきりと描かないのはよくあるパターン。


    空手家の片山草平は、かつてムエタイのチャンピオンのソータンクンに完敗した過去を持つ。以来、その過去に縛られ、前に向かうことに躊躇する片山はある日、路地裏でヤクザ者たちに土下座するキックボクサーの陣内雅美の姿を目にする。

    陣内もまた過去にソータンクンと闘っているのだが、ソータンクン側の八百長で煮え切らない形で勝利していた。以来、やる気を失い、キックボ

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    2023年09月10日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    獏さん、相変わらずいい話を書く。
    ただの奇譚というだけでなく、博雅の人間性、妖の人?柄との交流も含めて
    「ああ、生きとし生けるものがいとおしい」
    と思えてくるようなお話を書く。

    悪性リンパ腫だったとの事で、いつまでこの語りを楽しめるかと心配していたのだが10月に寛解していたとの報告をネットで読み、一安心。もうしばらくはこの世界を楽しむことが出来そう。

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    2023年08月15日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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     シリーズも既に17作目とのこと。
     相変わらずの晴明と博雅と道満のやり取りに、クスリとさせられたり、う〜んと唸らされたり。
     やはりこのシリーズ、好きですね。
     一編だけ、晴明たちの登場しない番外編が収録されているのですが、いつもの調子で読んでいたら、怖くなってしまって、ちょっと参りましたけど(^^;;
     

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    2023年08月09日
  • 鮎師

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    夢枕獏氏の描く「釣り師」の小説。
    神々があまりに面白かったので、今度は釣りに生きる男の本を手に取ってみました。

    今作の舞台は小田原、早川。

    色々な釣りがある中、今作では「鮎」専門で、
    しかもエサ釣りでも友釣りでもなく、チンチン釣り。

    普通年魚である鮎は大きくても30〜40cmでその一生を終える。
    けどこの川にはもっと巨大な鮎がいる。その鮎を数年追いかける、鮎で人生を狂わせた黒淵。

    その道に片足を踏み込みつつある主人公、菊村。

    果たして、巨大鮎は存在するのか。
    いたとして釣り上げることはできるのか。


    普通、釣りって特定の1匹を相手にするものではないからこそ、その1匹に執着する常軌を

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    2023年08月06日
  • 漫画 ゆうえんち -バキ外伝- 3

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    原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち 3』秋田書店。

    全5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。

    やはり、原作とは少し構成やストーリーを変えてきた。オリジナリティが加わるのは大歓迎。原作に登場しなかったキャラクターが登場しても面白い。しかし、ストーリーはなかなか進まない。3巻を終えても、『ゆうえんち』の入口すら見えて来ない。

    主人公の葛城無門は愚地独歩の養子になる愚地克巳の実兄という設定で、無門の師匠の松本大山は範馬刃牙の恋人である梢江の父親という設定だ。


    既に夢枕獏の『小説 ゆ

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    2023年07月07日
  • 陰陽師 鼻の上人

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    人の世界と神々の世界。これってメタ・バース?
    神仏の世界も喜怒哀楽あって、なかなかたいへんそうだ。

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    2023年07月07日
  • 大江戸火龍改

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     江戸市中の化け物たちを取り締まる裏組織「火龍改」の活躍を描く、江戸版陰陽師の世界。

     「陰陽師」が大好きな私にとって、また新たな「陰陽師」の世界が増えた感じです。

     しかも江戸時代とあって、奇々怪々の物語を味わえました。

     仲間の登場人物たちもそれぞれ特色を備えており、化け物退治に活躍する姿にワクワクしました。

     ぜひ、シリーズ化して新たな化け物をどんどん退治していってほしいです。

     できれば、私の中に時々顔を出す魔物も退治してほしいと思う今日この頃です。

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    2023年06月25日
  • 大江戸火龍改

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    江戸版陰陽師。火付盗賊改めの裏組織とのことだが、人員構成とか命令系統が全く見えない。十手持ちなのかも不明。隠密同心@大江戸捜査網や仕事人みたいなあり様。その辺描かれていると嘘リアル増しになったのになー。
    むむさては、与力間宮は連絡係で、土平や平賀源内が火龍改のメンバーなのか!?。
    主人公がアルビノなのは少々キャラ盛りすぎと思いました。

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    2023年06月25日
  • 大江戸火龍改

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    「江戸版陰陽師」
    シリーズ1作目なので、登場人物・設定の紹介といった感じ。
    忍び寄ってくる恐怖というよりも、ハリウッド的な直接的な怖さ。
    著者の作品は初めてで、漫画で陰陽師は知っていたけど、こんなに読みやすいとは。
    まさにエンタメホラー。

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    2023年06月16日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    陰陽師の新刊を読んだ勢いで、本棚から引っ張り出してきた。
    岡野玲子さんの世界、なかなか飲み込みにくいけど、やっぱり素敵。
    処分してなかった私って偉い!

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    2023年06月11日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    楽しみに待っていました。
    買って、すぐに近所の公園の水辺のベンチで読み始め。
    この本は、風や月、土を感じながら読んで、少しでも物語の世界に近づきたい。

    変わらぬ晴明と、楽に愛されている博雅。
    いつもより、少し長めのお話あり、気持ち良い読後感。
    あぁ、夕べの、屋外の雅楽やクラシックコンサートに行ってみたくなる。

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    2023年06月10日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    今回は割と博雅回。
    露子ちゃんも道満のおじさまもちょっと出ます。
    朱雀門の鬼、葉二の持ち主の話がやっと出る。
    いつものやんごとない感じよりも、現代よりにやや砕けた感じの巻。読みやすくはある。

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    2023年06月10日
  • 餓狼伝 1

    匿名

    ネタバレ 無料版購入済み

    小説を読んでいません。この丹波文七という男は個人的に範馬勇次郎にから少しだけ狂暴性を取った男のように感じた。

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    2023年06月09日