夢枕獏のレビュー一覧

  • 花歌舞伎徒然草 はなのかぶきよもやまばなし

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    著者といい挿絵といい、書かれている役者といい 贔屓ばかりで、どきどきしました。
    夢枕さんの役者を見る視点が面白い‥

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    2024年12月01日
  • 陰陽師 生成り姫

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    第5弾

    長編になるんかな?
    悲しい話やけど。
    貴船神社って、丑の刻参りの発祥の地!
    ここでも、恨みを持った女の人が、毎日夜中に人形に、五寸釘を
    カッツン!カッツン!
      ¶ヾ(´皿`;)_中))))☆= カンカンカン【呪怨】

    しかも、その女の子は、博雅がずっと想っていた人…
    もう既に…徐々に、人から鬼に…
    さぁ、救えるか晴明!
    陰陽の力で!

    「博雅よ、人は自ら鬼になるのだ。鬼にならんと願うのは人よ。貴船の高龗神も闇龗神も、ひとにわずかの力を貸すにすぎぬ」

    鬼なるのもならぬのも人次第か…
    まぁ、そうなのかもね。
    今回は、陰陽の力より、博雅の力の方にぶがあったな。
    陰陽の力で調伏は出来ても

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    2024年11月23日
  • 陰陽師 1巻

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    全13巻読んでの感想

    前半と後半で趣が異なる。
    前半はコミカル。人物紹介。物怪に愛嬌がある。どこか抜けてて妙に人間くさい。
    後半はシリアスで難解。作者は素人と謙遜するが、研究に費やした時間と労力は膨大だろうことが窺える。この分野に関する深い理解と緻密な考察を反映。

    これだけ工夫を凝らしても、京都は度々厄災に見舞われてきた。何をしてもしなくても結局は逃れられないのか。人知の及ぶところではないのかもしれない。

    カラーページがいい。和の色合いが表現されている。

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    2024年11月17日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    満足。
    もっと読みたい。ずっとこの作品の世界に浸っていたい。
    どんどん陰陽師シリーズを発刊して欲しい。

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    2024年11月10日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    第4弾

    短編6つ!

    いつも通り、2人でお酒飲んでるとこからスタート!

    今回は、準レギュラーの道満さんがご活躍!
    しかし、悪さばっかりしてんな!

    ただ、自分の利益とか、そういう現実的な利益の為やなく、あくまでも、暇つぶし…
    それがまた、怖いと言えば怖い。

    妖に連れ去られパターンがあるやけど、紙人形に騙される…彼ら妖は何を人して見てるんやろな?
    姿形やなく、魂というか気みたいなもんなんかな?
    一度、その場に出会いたい。怖いけど…
    すぐ隣に死がある平安京の世、何か読んでると魅力的ではある。
    多分、生活が不自由過ぎてムリかな(^◇^;)

    晴明 vs 道満の方術比べは、名を捨てて実を取るって

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    2024年10月19日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    道満がカッコいい/博雅は、史実では晴明よりかなり早く死ぬらしいので、この物語の晴明は独りで酒を飲むのだろうなあと思った/またしても兼家、身体の内側が痒くてたまらない/ボロボロの老婆の本体は/小さい不動明王に栗を焼かせ売る行者と烏天狗/自慢の妻が時々恐ろしいので困っていると道満が来た/博雅、決心す。あと、玉女山(ぎょくじょせん)に来てしまった歌好きの袖薫さん/道満vs殺生石。「泥の煮えるような声」シブそう。「おれには、どのような人間も救うことができぬよ。たとえそれが、もののけや亡霊であってもな。自身さえ救えぬ哀れな爺いさ、このおれは……」「その虚こそが、我が欲の本体ぞ」/露子、哪吒と出会う。兼家

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    2024年10月17日
  • 陰陽師

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    131冊目『陰陽師』(夢枕獏 著、1991年2月、文藝春秋)
    映画や漫画など、様々な形でメディアミックスされている大人気怪奇小説シリーズの1作目。
    闇の気配が色濃く残る平安時代が舞台の歴史小説なのだが全く堅苦しい感じはなく、スルスルと読み進める事が出来る。
    安倍晴明と源博雅のバディものとして読んでもとても楽しく、この2人の関係性を眺めているだけでニヤリとしてしまう。未だに新作が発表され続けているのも納得の、見事な娯楽作である。

    〈おまえは、優しい漢だな〉

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    2024年10月15日
  • 決戦!忠臣蔵

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    お気に入りの「決戦」シリーズだ。
    奇しくも続けて忠臣蔵関連の作品を読んだ。

    忠臣蔵はどちらかと言うとこのシリーズの中では、題材が限られている部類かと思った。でも一連の短編を読み終えると
    味わい深く切り口の多様さを感じた。
    どの書き手も思わず唸ってしまう味わいである。

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    2024年10月12日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    初出2018〜23年「オール讀物」の8話で、シリーズ18作目(たぶん)

    例によって、清明と雅博、あるいは蘆屋道満があやかしたちを鎮める物語。
    今作の事件は、500年生きた松による呪い、身代わり観音への供え物を食べて病を負った狢、経を聞いて人の姿になれた烏、絵師を愛した狐、過去に死んで玉女山から帰った歌人、殺生石に封じられていた玉藻の前、唐から逃げ出した青牛を追ってきた哪吒太子、大納言橘実之の離魂。

    いちばん心に残ったのは、雅博が語った、相手が死んで自分が遺される苦悩を思うと相手にそれを味わわせたくないので、自分が後まで生きようということば。

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    2024年10月10日
  • 陰陽師 水龍ノ巻

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    ちょっと特別感のある巻/麩枕:深夜、笛を吹きながらそぞろ歩く博雅についてくるものと朱雀門の鬼の素性/野僮游光:道を通るあやしきものと青疱瘡/いそざき:伝澄和尚の母が被った鬼の面が外せない/読人しらず:博雅《人の生き方に、上手、下手があって、たまるものですか!》/腐草螢と為る:兼家さん、今度は道満に呪われた?/跳ねる暙㕞踊る針:涸れそうな井戸と曲芸/秘帖・陰陽師赤死病の仮面:いつものとは違う作品/蘇莫者(そまくしゃ):蝉丸のもとに通うもの、博雅暗殺計画、蘇莫者という舞。

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    2024年10月02日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    第3弾
    短編集7つ

    大体、パターンは、同じやけど、京都の知ってるとこで、2人で、妖と対峙するんで、雰囲気が共感できて良い!
    一回、牛車って乗ってみたい!酔うかな…

    何編かの感想を!

    「瓜仙人」
    全く関係ないけど、管狐出てきた〜!
    こっちの方が、かわいい気もする!
    夷さん、すみません〜!w

    「鉄輪」
    貴船神社の「丑の刻参り」か…藁人形のやつ。ここが、ゆかりの地らしいけど、こんなんのゆかりの地って、嬉しないんとちゃうかな?
    「人を呪わば穴二つ」っていうけど、できれば呪わずおれれば良いんやけど、男の勝手と言えばそうだし…

    「迷神」
    やっぱり、反魂の法はあかんな。
    死んだ想い人を何とかしたい

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    2024年09月23日
  • 神々の山嶺 下

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    友人に勧められて読んだ。
    山に興味がないので自発的に手に取ることはない本だがとても興味深かった。
    そもそもエベレスト登山と簡単に言っても、実際に開始するまでに準備が大変なことも知らなかった。そしてそもそもの話、なぜ山に登るのか。

    理解できるとは言わない、だって、なぜ生きるのかさえ答えがないのだから。
    だけど、納得はした。

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    2024年09月19日
  • 陰陽師 女蛇ノ巻

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    傀儡子神(伊豆守の目代はデキる男)/竹取りの翁(竹取りの青盛の母が行方不明)/さしむかいの女(橘忠治が目覚めないという話を賀茂保憲が持ってきた)/狗(よく気のつく娘と人懐こい犬の敵対)/土狼(連続して脚を食われた事件が)/墓穴(墓穴で鬼に出会った?)/にぎにぎ少納言(夜中に謎の女が腕を噛む)/相人(死相をみることができる僧)/塔(塔を作っては壊しまた作らされる苦行)/露子姫(露子姫に夢で何かが訴えかけてくる)/月を呑む仏(神泉苑で夜ごと薬師如来が月を呑む)/蟬丸(自然の音の中、蝉丸と博雅の出会い、音楽で語り合う)。

    ■この巻の簡単なメモ

    桜は人の心をよく映すということだ(p.11)

    博雅

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    2024年09月10日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    飛天ノ巻!
    短編7つ!

    こんな作品読むと、隠居したら、こんな生活してみたい気もする。
    四季を感じて、赴くままに生きる!
    こういう生き方って、今の世の中ではムリなんかもね…
    この作品を読んでると、そういうのに憧れるんやけど、実際はね…
    四季を感じるといっても、年がら年中、エアコン付けて、時期ハズレでも、美味しいもん食べれるし…
    まぁ、この作品読んでる最中ぐらいは、浸ります!
    今も残る神社やお寺の面影を平安京時代に心の中で変換させて!

    『天邪鬼』
    上賀茂神社だけで、イメージ膨らむ!
    やはり、仏像などには、魂宿るとかいうけど、彫る前にも、ちゃんとしたことしないといけないのね…

    『露と答へて』

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    2024年09月08日
  • 楊貴妃、綺羅羅(話売り) #1

    Hnb

    無料版購入済み

    どこまで史実に沿っているのかは分かりませんが、綺麗な絵とちょっとミステリアスな始まりかたで、とても引き込まれました。

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    2024年09月04日
  • 楊貴妃、綺羅羅【電子単行本】 1

    無料版購入済み

    まず綺麗な絵に引き込まれました。
    内容はよくある養女の美女が無理矢理嫁がされて、でも旦那が思いがけず良い人で幸せになれる話かな?と思いましたが、意外な登場人物にすこし驚きました。
    今後に期待。

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    2024年08月25日
  • 陰陽師

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    風水で作られた街 京都(平安京)!
    鬼門にある比叡山延暦寺。
    街には、安倍晴明邸(今は晴明神社)。
    風水に基づいて構築されただけに、そういう鬼門を封じる神社多数あり。
    上賀茂神社、下鴨神社、貴船神社などなど。
    裏鬼門は、石清水八幡宮!

    今でも、いっぱい残ってるから、それなりのパワーあるんかな?
    時代は、ご存知、平安時代。
    まだまだ、魑魅魍魎がウロウロしてると言われてた頃。
    確かに、闇も濃いやろうし、人が闇を恐れるのも分かる〜!
    でも、こんな時代に生きるのも、少しは憧れるな。でも、コンビニないし、本屋ないし、映画館ないのは何とかならんか…(^◇^;)

    晴明と博雅との関係が良いね。
    物怪、怪異

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    2024年08月25日
  • 陰陽師 玉兎ノ巻

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    祟られた渡辺元綱/月蝕の夜、兼家はんが捕まえた兎が人語を発した/道満の月下の酒宴/寂しい女の感応/魃を射た/体調崩した男を治すには月の光を飲ませること/月から仙人がやって来た/水に映る顔を描き変える筆/晴明にとっても対処が難しい異国の鬼/パターン化されてるけどそれでも読みたくなるのはこの世界にひたるのが心地よいからでしょう。

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    2024年08月19日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    またぞろ懲りない兼家はん怪しい夜市に出会う/梨の倒木が橋のようになっているものから聞こえた声。博雅は行けなかった/韓志和をひどく扱った小鳥遊渡の顛末。露子姫も登場/伴正則を蛇がつけてくるのをなんとかしたが、晴明に少しの後悔/琵琶湖に舟を浮かべ月を愉しんでいた晴明、博雅、蝉丸は風に吹かれて/蝦蟇占いをする法師/不思議な桃を隠した男/倒れた男を助けてくれた女は/博雅に笛を吹いてくれと願う声/巨椋池の真ん中で舟に乗り込んでくるものたち。

    ■安倍晴明と源博雅についての簡単な単語集

    【青猿】琵琶湖で晴明に恋路を邪魔された。大きな蝦蟇を使役している。
    【青物主/あおものぬし】猪の化け物、神? 紀声足(

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    2024年08月11日
  • 陰陽師 酔月ノ巻

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    橘盛季の通った女は灼熱に溶けた銅の酒を呑んだ/亡き橘花麻呂の屋敷の散らない桜の下で琴を弾く博雅/首だけになった懲りない兼家くん/観音経フェチの橘さきのまろは死んだが道満が添い寝すると/糺の森で願かけしてた橘為次は両目を奪われた/虎に変じた橘季孝が詩を吟じている/顔の欠けた男が李白を吟じながらやってくる/多人・真人の猟師兄弟は鬼となった母に追われる/今回も呑気に楽しみました。

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    2024年08月06日