夢枕獏のレビュー一覧

  • 神々の山嶺 1

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    全五巻をを読んだ。

    こんなにも圧倒された気持ちになるのはいつぶりだろう。
    素晴らしい、凄まじい。

    エベレスト人類初登頂にまつわるミステリーと、エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂を目指す登山家を軸に進んで行くストーリーが絶妙で、のめり込むように読んだ。山の雄大さや厳しさを表す画力は他に類を見ない。

    ここに出てくる人物達への気持ちは複雑で、あえて表現するなら、挑戦者への羨望であり、強烈なエゴへの嫌悪になると思う。

    なぜ、彼らはそこまでして山に登るのだろう....

    そこに山があるから?それとも、そこに自分がいるから?

    答えのでない、禅問答。
    ただただ、圧倒された。

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    2013年01月27日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    おもしろい!!
    伝奇小説も良いものですね。
    テンポのよさが心地よく、ついつい次のページへ進んでしまう。

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    2012年05月20日
  • 陰陽師 1巻

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    絵が繊細で幽玄な雰囲気があって素敵。晴明と博雅がホm…やり取りが絶妙。式神かわいい。
    ちょっと当時の慣習を勉強した気分になれるので良い。原作読みたくなった。

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    2012年05月11日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    がっつりとしたSF.二人の男の人生が交わり、後半は幻想譚の様子を呈するが、インド神話と相まって混沌とした魅力を醸し出す。
    一度読むと忘れられない味になる。
    色彩が濃く、主に螺旋と夜の話のはずなのに色鮮やかな印象がある。
    プラネテスの4巻の渦巻銀河のシーンは絶対ここから取ってると信じてる。

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    2012年05月02日
  • 鳥葬の山

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     通勤時に電車内で読んでたのだけど、これはすごくぶっ飛ぶ。夢枕世界に引き込まれすぎて危うく何度か電車乗り過ごしそうになった。

     タイトルに書いてある「鳥葬」はやはり衝撃的。死体を解体したりしなかったり、宗教によって違うそうだ。途中、親族が葬儀に来ないのはどうなのだろうと思ったけど、その解釈を見た瞬間すごく納得。ま、それでも「解体屋やれ」と言われたら100%「だが断る」だけどね。

     そして「頭の中の湿った土」は、これまた最近読んだ『腐りゆく天使』にまったく同じ文章があったからコピペかと驚いたw ただ途中からそれぞれ別の物語に繋がっていくのだけど、違う本に2回も出てくるくらいだから、すごく思い

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    2012年04月18日
  • 腐りゆく天使

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     朔太郎の狂気が美しく詰まった物語というか何と言うか、表現しがたい本だった。
     読み始めはどんな話かわからず、ただ淡々と読み進めたものの物語が進んで行くににつれ、さらに意味不明にw意味不明なんだけど、先が気になって手が止まらなくなる。夢枕獏の独特な書き方は、狂っていく朔太郎の描写にすごく合っていた。
    不思議な世界観にビョーキになりそうだった。

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    2012年04月18日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    作者の夢枕さん自身が、傑作だ!というだけあって、おっしゃる通りの傑作でした。源氏物語をもう一度読みたくなりました。

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    2012年03月22日
  • 神々の山嶺 1

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    無限に続く自問自答。

    「そこに山があるからだ」という回答はあまりにも有名であるが、質問が実は「人はなぜ山に登るのか」ではないことはそれほど有名ではないし、答えた人はもっと覚えられてはいないだろう。
    質問は正確には「あなたはなぜエヴェレストに登るのか」であり、答えたのはイギリス人登山家のジョージ・マロリーだ。
    しかし本当にマロリーがそんなことを言ったかどうかは実は怪しい。

    という最近ネットで得た知識を書いたわけだが、このマロリー、実は山岳界に大きな謎を残している。それは、
     彼はエヴェレストに登ったか否か
    というものである。

    そんな話を枕にこのマンガは始まる。
    その同名の原作は、夢枕獏本人

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    2012年03月14日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    二巻。
    そんなに気になる終わり方をするだなんて…!!!三巻を買っておけばよかったと後悔。

    相変わらず、掛け合いはまるで陰陽師のようです。
    二巻の終わりで楊貴妃の謎解きっぽくなってきた!!

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    2012年03月12日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    ネタバレ

    再読。
    進化と螺旋と月と仏陀にまつわる話。再読で大まかなストーリーは覚えていたが、結末と最後の問いは忘れていたので、どう終わるのかを楽しみに読み進めていたが、悟りと仏陀の誕生で終わるという、若干、拍子抜けの結末だったので、忘れてしまったのであろう。それにしても最後の問いが、獅子繋がりで、スフィンクスの謎かけと同じだったとは・・・。
    仏陀の悟りは、涅槃の王があるので、また、そちらを読みたくなった。

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    2012年04月03日
  • 涅槃の王(4)神獣変化 幻鬼編 覚者降臨編

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    蛇魔ヴリトラ像を追ってザラ国へ潜入したアゴンらは、ザラの内乱に巻き込まれ、反乱派に加勢する。霊水アムリタの秘密と王位をめぐって繰り広げられる三つ巴の闘い。一方、とらえられたシッダールタにふりかかる運命とは?古代インド大河伝奇ロマン、いよいよ佳境に!どんどん面白くなる。そして、獏さんの書くあとがきはいつ読んでも力をくれる!

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    2012年03月05日
  • 陰陽師 1巻

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    ネタバレ

    5巻まで久しぶりに読み返しました。
    内容も絵も素晴らしいです。どの巻にも息を飲むカット、考え込んでしまうストーリーがありました。
    随分前に読んだ時は完結しておらず、おそらく10巻より前で止まっていたと思うので、今度は最終刊まで読んでみようと思います。

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    2012年03月08日
  • 涅槃の王(3)神獣変化 不老宮編 魔羅編

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    ネタバレ

    不老不死の霊水アムリタを求め35年前にザラ国に潜入したアクス達は、千年を生きる王の代弁者「目なし」族に接近した。王宮派、僧院派、革命勢力の対立の中、千年を生きる王ははたして存在するのか?霊水アムリタは?地下迷宮で見たものとは?獏さん渾身の伝奇巨編、第3巻

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    2012年03月04日
  • 涅槃の王(2)神獣変化 蛇魔編 霊水編

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    ネタバレ

    追うものアゴン一行はヒマラヤ山中に。逃走するアガシャの策略は熾烈を極める。35年ぶりに蛇魔像が戻ったザラ国は、混乱と緊張を深めていた。支配権を握る三つ巴の戦いが。果たして35年前に何があったのか?若き日のブッダが活躍する人気巨編の第二巻!

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    2012年03月04日
  • 涅槃の王(1)幻獣変化

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    ネタバレ

    マーサーカ王国宝物庫から蛇魔像が盗まれる。それを追うもの、追われ逃げるもの、それに加わりし若き仏陀シッダールタ!果たして蛇魔像に隠された秘密とは?獏さんが放つ超伝奇小説!

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    2012年03月04日
  • 呪禁道士

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    ネタバレ

    主人公の毒島が下品! だがそこがいい! とても全年齢対象とは思えない内容ですが、18歳以上の方でエロっぽいのが大丈夫な方にはおすすめな一冊です。ひるこがエロババアでいい味出してますね。私としては「まだら猫」がおすすめのお話です。やっぱり微妙にエロっぽい要素を含むんですが、そこがまた異常な世界観の味を出していて、また格別。毒島は幼稚園の頃に読んだ「サイコダイバー」にも出てくるようですが、この作品で毒島を好きになった私としては、うろ覚えなサイコダイバーを読み直したい気持ちに駆られたり。とにかく毒島のいい意味で下品なキャラがいいです。エログロに耐性のある方、SFオカルトに興味のある方は一読してみるこ

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    2012年02月07日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    まさかまたこの世界観に触れられるとは思ってもみず。
    前シリーズの終結の仕方から、こういった展開になろうとは誰が予想出来たか。

    今までの趣向を押さえつつ、息子大プッシュな所は新鮮味が。
    個人的には、清明と博雅で事件の解決なぞをやってほしい所。

    しっかし、真葛もすっかり母親役になったね…

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    2012年02月04日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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     平安の都を移ろいゆく四季。
     花の香り。雨のにおい。
     虫の音。笛の音色。

     ゆったりとした時の流れの中、
     黙して酒を酌み交わす漢ふたり。

     都を騒がすあやかしとて、
     季節のうつろいの内。

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    2017年08月16日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    読みやすい本。
    すらすらと読める。
    陰陽師シリーズの見所は晴明と博雅との会話で、二人の仲の良さに毎回和む。

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    2012年01月29日
  • 神々の山嶺 1

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    原作は夢枕獏。
    圧倒的な絵とストーリーの厚さ(この表現がしっくり来る)と、冬山の存在感。

    冬山に一人挑むことの苦しさとか孤独とか焦燥感とか、そういう重い感情が紙面を通じて
    どっしりとこちらの感情に流れ込んで来るから、読んでいて本当に疲れる。
    疲れるんだけど、病み付きになる。

    何故山に登るのか――。
    激烈に寒く、暗く、息苦しく、全身の筋肉は悲鳴を上げ、一足毎にもうこんなことはやめてしまいたくなる。
    (レベルは余りに低いが、僕も去年富士山に登った時に少し分かった)
    だが、その骨が軋りつくような濃い時間を体感したら、他の全てが薄まってしまう。
    と、いうことらしい。

    「そこに山があったからじゃな

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    2012年01月22日