夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 生成り姫

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    陰陽師シリーズ初の長編

    以前掲載された短編『鉄輪』を長編にしたもの
    『鉄輪』より姫や博雅の心の動きが詳しくかかれているのでこっちの方が悲しく辛く感じた

    博雅は本当にいい漢だなぁと改めて実感
    そして晴明の優しさと博雅との友情も素晴らしかった
    鬼になろうとも味方でいると言い切ってくれる人に一生のうちに出会えるなんて幸せなことだ

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    2012年08月25日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    良い♪  あいかわらず良い♪
    神の存在、仏の存在、人の存在  奥の深い情緒深い寓話なのにエンタメしてるとこがたまらない♪

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    2012年08月24日
  • 陰陽師 1巻

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    高校の頃に買った本ですが、久しぶりに読み返しました。妖怪の知識を少しでも頭に入れているのと入れていないのとでかなり見方が変わり、当時に比べ更に面白く読む事ができました。呪についての話も興味深く、「?」だった事柄がかなりわかるようになっていました。また、陰陽師という話と人物達の繊細な線がとても合っていて素敵な本です。玄象が可愛く見える

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    2012年08月22日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    陰陽師シリーズの中編〜短編集。短い話ということもあって、また、シリーズを重ねてきていることもあって、晴明や博雅の人物に関する描写は少なく(ほとんどなく)エピソード、謎解きに関する部分がほとんどになっています。それでも、とくに博雅の「いい漢」ぶりは健在で、やるせなかったりするエピソードの多いなかで、ほんわかする話や場面をつくってくれています。

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    2012年08月14日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    いつのまにか静かな静かな晴明の館で、二人を見ているような雰囲気になってしまうこの感じ。たまりません。
    「人ではないもの」が、居るとか居ないでなく、なんの不思議も無く、互いにちょっとづつチョッカイ出したり、畏れあったりして共存していたようなこの時代。
    人の心にはもっともっと余裕があったような気がしてなりません。

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    2012年08月02日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    やばいくらいの勢いで物語に引き込まれた。
    展開が面白くて面白く本を置くことができず、一気に読みきった。

    さすが、夢枕獏さん!

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    2012年07月29日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    殆どの本を、文庫に落ちてから(待機期間3年と言われている)買うので
    某所で”今ごろ?”と突っ込まれもしましたが
    今回も面白かった。
    最初の頃は、ただ”奇譚”という感じだったエピソードが
    どんどん透明感を増しているようで、いいですね。
    今回、特にお気に入りは「霹靂神」

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    2012年07月26日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    空海が主人公となるものは初めて読んだが、面白い!天才でありながら、嫌味がないというか、すんなり受け入れられる。

    映画化予定とのことで、こちらも楽しみだが、グロいシーンをどうするのか…。

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    2012年07月13日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    今まで見知ってきた“弘法大師 空海”のイメージが、ガラッッと変わった

    そげん面白か人やったとか スゴかお人やぁ  と♪

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    2012年05月27日
  • 闇狩り師1

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    「銀河英雄伝説」と同じく、小説好きになったきっかけとなった1冊。ほぼ同時期にそれぞれを読み、どちらにもどっぷりとハマったw

    コチラは1つ1つの話が拍子抜けするほどアッサリと終わり後を引かない短さながら、途中でやめられなくなる面白さ。気付けば読み終わっている、というのが正直なところ♪
    長い物語にどっぷり浸って、じっくりと余韻を味わいたい人には不向きかも知れないけれども、これほど読みやすい作家さんもそうそう居ない(特に「陰陽師」はその筆頭)♪ 小説がニガテな人にこそ読んでみる価値のある夢枕獏作品群♪

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    2012年05月27日
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)

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    他の作品とは少し趣向が異なっているものの、やっぱり夢枕獏ワールドはスゴイ♪ 中でも一番この作品が、読んでいて映像が次から次へと無尽蔵に頭に浮かんでくる♪ かの超有名作家のことをほとんど知らないにも関わらず、物語にグイグイと引き込まれていく。幻想と現実がゴッチャになっていく夢うつつな感覚を味わえる。

    本人があとがきで自画自賛するなんて、他の作家には真似できないだろうけれども、この人なら許す(しかないww)♪

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    2012年05月27日
  • 神々の山嶺 1

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    全五巻をを読んだ。

    こんなにも圧倒された気持ちになるのはいつぶりだろう。
    素晴らしい、凄まじい。

    エベレスト人類初登頂にまつわるミステリーと、エベレスト南西壁冬期無酸素単独登頂を目指す登山家を軸に進んで行くストーリーが絶妙で、のめり込むように読んだ。山の雄大さや厳しさを表す画力は他に類を見ない。

    ここに出てくる人物達への気持ちは複雑で、あえて表現するなら、挑戦者への羨望であり、強烈なエゴへの嫌悪になると思う。

    なぜ、彼らはそこまでして山に登るのだろう....

    そこに山があるから?それとも、そこに自分がいるから?

    答えのでない、禅問答。
    ただただ、圧倒された。

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    2013年01月27日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    おもしろい!!
    伝奇小説も良いものですね。
    テンポのよさが心地よく、ついつい次のページへ進んでしまう。

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    2012年05月20日
  • 陰陽師 1巻

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    絵が繊細で幽玄な雰囲気があって素敵。晴明と博雅がホm…やり取りが絶妙。式神かわいい。
    ちょっと当時の慣習を勉強した気分になれるので良い。原作読みたくなった。

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    2012年05月11日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    がっつりとしたSF.二人の男の人生が交わり、後半は幻想譚の様子を呈するが、インド神話と相まって混沌とした魅力を醸し出す。
    一度読むと忘れられない味になる。
    色彩が濃く、主に螺旋と夜の話のはずなのに色鮮やかな印象がある。
    プラネテスの4巻の渦巻銀河のシーンは絶対ここから取ってると信じてる。

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    2012年05月02日
  • 鳥葬の山

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     通勤時に電車内で読んでたのだけど、これはすごくぶっ飛ぶ。夢枕世界に引き込まれすぎて危うく何度か電車乗り過ごしそうになった。

     タイトルに書いてある「鳥葬」はやはり衝撃的。死体を解体したりしなかったり、宗教によって違うそうだ。途中、親族が葬儀に来ないのはどうなのだろうと思ったけど、その解釈を見た瞬間すごく納得。ま、それでも「解体屋やれ」と言われたら100%「だが断る」だけどね。

     そして「頭の中の湿った土」は、これまた最近読んだ『腐りゆく天使』にまったく同じ文章があったからコピペかと驚いたw ただ途中からそれぞれ別の物語に繋がっていくのだけど、違う本に2回も出てくるくらいだから、すごく思い

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    2012年04月18日
  • 腐りゆく天使

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     朔太郎の狂気が美しく詰まった物語というか何と言うか、表現しがたい本だった。
     読み始めはどんな話かわからず、ただ淡々と読み進めたものの物語が進んで行くににつれ、さらに意味不明にw意味不明なんだけど、先が気になって手が止まらなくなる。夢枕獏の独特な書き方は、狂っていく朔太郎の描写にすごく合っていた。
    不思議な世界観にビョーキになりそうだった。

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    2012年04月18日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    作者の夢枕さん自身が、傑作だ!というだけあって、おっしゃる通りの傑作でした。源氏物語をもう一度読みたくなりました。

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    2012年03月22日
  • 神々の山嶺 1

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    無限に続く自問自答。

    「そこに山があるからだ」という回答はあまりにも有名であるが、質問が実は「人はなぜ山に登るのか」ではないことはそれほど有名ではないし、答えた人はもっと覚えられてはいないだろう。
    質問は正確には「あなたはなぜエヴェレストに登るのか」であり、答えたのはイギリス人登山家のジョージ・マロリーだ。
    しかし本当にマロリーがそんなことを言ったかどうかは実は怪しい。

    という最近ネットで得た知識を書いたわけだが、このマロリー、実は山岳界に大きな謎を残している。それは、
     彼はエヴェレストに登ったか否か
    というものである。

    そんな話を枕にこのマンガは始まる。
    その同名の原作は、夢枕獏本人

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    2012年03月14日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    二巻。
    そんなに気になる終わり方をするだなんて…!!!三巻を買っておけばよかったと後悔。

    相変わらず、掛け合いはまるで陰陽師のようです。
    二巻の終わりで楊貴妃の謎解きっぽくなってきた!!

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    2012年03月12日