夢枕獏のレビュー一覧

  • 神々の山嶺 1

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    久しぶりに面白い漫画に出会った。山の描写から崖を登っているときの息づかいなど、細部まで迫力が伝わってくる。
    ストーリーも良く練られており、伏線の絡ませ方などが秀逸。岳などとは少し違ったハードボイルドな作品。

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    2010年11月16日
  • キマイラ9

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    本当に久しぶりのキマイラ。書いている作者も楽しいのだろうか、筆が走っているのがよくわかり、あっという間に読み終わる。もう何年前に初めて読んだのか覚えていないぐらい昔から続いているが、話の中で経過している時間は圧倒的に短い。実際の時間は長く過ぎたせいで、背景などが陳腐化することもあるが、古臭さは感じない。もともと、古い話から繋がる話であるということと、戦いとか生存とか人間の本能に根ざした話だからだろう。読んでいる読者も楽しいが、書いている作者も楽しいということが伝わる。願わくは、作者が元気で執筆活動ができる間に終わることを望む。未完の大作でもよいのだけどね。

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    2010年10月22日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    橘逸勢が他人とは思えない。
    自分のプライドズタズタにした男に縋らないと国に帰れないってのがね…。
    この天才と凡人のどうしようもない差が切なかった。
    優秀すぎる人が横にいるのは、色々と利点もあるけど、それ以上に自分の無能さが際立ってほんとつらい。

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    2010年10月10日
  • 黒塚 KUROZUKA

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    二度目の読破。漫画を途中まで読んで続きが気になって購入しました。
    あとがきに記されていたように、陰陽師などとは雰囲気が違う感じですが、面白い作品です。弁慶と九遠が切ない。。。

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    2010年10月23日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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     本作を読む前に、夢枕獏の陰陽師シリーズは、一般の人が「陰陽師」という言葉に持っているイメージとはちょっと違うのではないか、と考えていた。
     激しく声高に呪文を唱え、光がビカビカッ!となって怨霊を退治する、そんなイメージがあるんじゃないかな。
     本シリーズの晴明は「静」のイメージ。本作を読むまでは、肉体派でもないし、淡々と京に起こる謎を解決するぐらいがちょうどいいんだろうな、と思っていた。
     本作でも、そのイメージが変わる物ではないが、その分肉体派を用意してストーリーに厚みを出している。なかなか。

     短編と違って残念なのが、めぐる季節を前にして、二人で庭を見ながら飲み、交わす会話が少ないこと

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    2017年08月16日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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     ファン待望のと言っていいのかどうか。上下二巻の長編です。

     若き晴明が百鬼夜行と遭遇するおなじみのエピソードが冒頭にあり、長編ならではの贅沢かと思いきや、最後にストーリーと絡むあたりよくできています。
     長編と言う事で謎も複層構造となっていて、読み応えがあります。陰陽師ファンなら当然楽しく読めますし、ファンならずとも…いや、やはりきちんと第一作から読みましょう。その方が楽しめます。

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    2017年08月16日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    構成は毎回同じなんだけど、冒頭の季節描写と、晴明と博雅がゆるゆると酒を飲んでいる雰囲気がたまらなく良い。

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    2010年09月11日
  • 神々の山嶺 5

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    5巻読んで、感動した。登山に興味を持って、長谷川氏や森田氏などモデルの人の生涯も調べた。まんがでここまで表現できるなんて!この夏の間違いなくエポックとなった。

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    2010年09月06日
  • キマイラ9

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    8年ぶりの続編。待ちかねていただけに、あっという間に読み終えてしまった。
    物語の熱量みたいなものが当時と同じなのかどうか心配だったが、無問題。明治時代から昭和40年代?を経て、再び現代に戻ってきました。
    まだ終わりが見えません。あんまり間をおかずに続編に期待。

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    2010年09月06日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    会社の先輩から借りっぱなしになっている陰陽師
    すぐに感想書かないと、短編物は話が分からなくなるね…

    棗坊主だったかしら?
    仙人たちの打つ碁に夢中になっていたら、いつの間にか何十年も経過していて…
    という感じのお話ですが、なんだか結末はちょっと物哀しい気もいたしました

    作品全体としては、例の如くで晴明が博雅を振りまわしておりますw

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    2010年08月11日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    誰かの人生が幸せだったか、幸せでなかったか。
    そんなことを問うても、仕方が無いことなのに、
    人はおせっかいにそんなことを思ってしまうんだと思う。
    気になってしまう。

    人生の中に一瞬でも満たされた時間があれば、
    その人の人生は幸せだったと思うのだけれど。。
    だから、丹翁と貴妃は幸せだと私は思う。

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    2010年09月06日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    誰かの人生が幸せだったか、幸せでなかったか。
    そんなことを問うても、仕方が無いことなのに、
    人はおせっかいにそんなことを思ってしまうんだと思う。
    気になってしまう。

    人生の中に一瞬でも満たされた時間があれば、
    その人の人生は幸せだったと思うのだけれど。。
    だから、丹翁と貴妃は幸せだと私は思う。

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    2010年06月29日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    おもしろかった!
    自然の描写がとても好き。色や瑞々しさがせり出てくる感じ。3D映画どころじゃない立体感。

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    2010年06月29日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    おもしろかった!
    自然の描写がとても好き。色や瑞々しさがせり出てくる感じ。3D映画どころじゃない立体感。

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    2010年06月29日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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     久しぶりに読んだ陰陽師。やはりいい。
     読み進むのがもったいなくて、少しずつよんでしまう。

     晴明と博雅のいつもの二人が、京で起こる様々なあやかしの出来事を解決していく・・・と紹介されるのだが、もはや何もアクシデントが起きなくても構わない。二人が庭を眺めながら杯を傾けているシーンだけで十分な気さえしてくる。
     お勧めです。

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    2017年08月16日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    博雅以外の人が弾こうとしても音のならない琵琶の話、月琴姫。
    晴明に助けを請い、名僧、浄蔵が40年越しの恋に始末をつける話、浄蔵恋始末。 伊勢の五十鈴川の主が拾われてしまった鏡を取り戻したことで巻き起こる奇怪な現象とその結末、蚓喰法師。
    等、どの話も面白かったです。
    この巻は、切なく、優しい話が多かった印象です。

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    2010年05月27日
  • 陰陽師 1巻

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    最終巻ではもう、わけがわからない程難解になってしまいますが、この辺りはまだ、夢枕獏の世界を忠実(?)に再現してます。そして、その世界を裏切ることなく、かといってただの従順な状態でなく別個のものとして存在、共存しています。スバラシイです。

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    2010年05月26日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(上)

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    どの巻も面白く大好きですが、今回の巻は今まで以上に緊迫していて読み応えがありました。
    いろいろな歴史上の人物が登場し、その争いや戦が物語の伏線として描かれています。歴史に疎い私はどこまでが史実なのか、興味がわいてきました。読書をしているとそういう楽しみもありますね。
    下巻を読むのが楽しみです。

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    2010年05月10日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一

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    空海というのがどんな人か…なんとなくすごい人でしょ。
    そんなイメージしかなかったのが、この本を読んで、空海に対する興味をそそられた。
    もともと陰陽師シリーズが好きなのが、なかなか新刊が出ないので、雰囲気が似てるからと代替的に読み始めた、のが始まり。一度に四冊読んでしまった。
    陰陽師シリーズもそうだけど、夢枕獏氏の書くこの手の話を読むと、自分の世界が広がる感じがする。
    仏教に縁も興味もないけれど、「色即是空」とか、「宇宙」の意味とか、そういうことにいちいち感銘を受ける。
    ただ妖と陰陽師、法師との戦い(?)とは思わず、晴明や空海の目を通して見る世界を楽しんでいただきたい。
    夢枕獏氏の描写は丁寧で、

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    2010年05月09日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    どの話も面白かったですが、特に二百六十二匹の黄金虫が良かったです。いつも読誦している主人の留守の寂しさから、経本から抜け出してしまうとは、それが金色に輝く黄金虫とは、ちょっと感動的でした。般若経は262文字なんですね。勉強になります。

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    2010年04月24日