夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    四季の移ろいを感じながら晴明と博雅とが二人で飲み交わすこの情景は何度読んでも味わい深いです。道満もすっかり仲良しの様子。この先もまだまだお元気でいてもらって、シリーズを続けていただきたいです。

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    2026年03月31日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ネタバレ

    掲載作品
    1) 天邪鬼
     仏師と天邪鬼な童子の鬼の話
    2) 下衆法師
     下術に魅せられた寒水翁が妖に取りつかれる話
    3) 陀羅尼仙
     仙人になろうとした僧が成仏できない話
    4) 露と答へて
     歌と百鬼夜行の嘘と超子殿の機転の話
    5) 鬼小町
     如水法師の寺をお参りする二人の人格を持つ老婆の話
    6) 桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと
     屋敷の柱から子どもの手が出たり指が落ちてくる話
    7) 源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと
     堀川橋の妖を見に行った博雅が清明と異界に入る話

    一巻と同じ調子で続く、清明と博雅の短編集。お決まりの情景描写や繰り返される展開も、美しく安心感があって読み心地を楽し

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    2026年03月23日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    晴明宅の縁側の簀子に二人が座り、庭に訪れる季節の移り変わりを眺めながら酒を飲み、空になれば蜜虫が注ぎ、博雅が自然について素直に感じたことを口にすれば、晴明が全て呪のせいだと解説する。博雅は呪が出てくると混乱するので拒絶するが、晴明が煙に巻くような説明をしているうちに都で近頃起こった不思議な出来事に話が発展し、それしお決まりの「ゆこう」となる。
    この愛しきワンパターンを著者も拘っているとあとがきで読んで、共感することしきり。

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    2026年03月21日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    漠さんの作品の中でも陰陽師シリーズは外れがありません
    いや自分が読んだ全作品外れがありません
    今作は蘆屋道満の登場が多く、その人となりが多く表現されていましたが、過去のシリーズから較べるとよりその人柄が鮮明に表現されていたと思います
    読んでいて思ったのは、読みかけの時にすぐに内容に戻れる事でした
    他の作者さんの作品では少し前に戻る必要があるケースがあるのですが漠さんの作品ではそのような事があまりありません
    なぜかはわかりませんが読者としては嬉しいです

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    2026年03月19日
  • おんみょうじ 鬼のおっぺけぽー

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    夢枕獏先生は岡野玲子『陰陽師』の、菅原道真公初登場シーンで衝撃を受けて編集部へめっちゃ推したとかである。
    本書はその、陰陽師安倍晴明の若い頃のその話である。
    こっちでも『陰陽師』のマンガに出るアレみたいな、ややコミカルな鬼どもが、おっぺけぽーおっぺけぽーとおぞましい声をあげながら羅城門の辺に出る。
     なんかでたー、陰陽師って若手しか、師匠寝てるー、新人頑張る、なんとかな、あぁーっ、師匠出てきておりゃっと、の展開は、初期のウルトラマンに似る。
    よかった。

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    2026年03月19日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    陰陽師シリーズもう何作目になるのかわからない

    今回は
    あちらの関白
    碧瑤杯(へきようはい)
    菓子女仙
    ひもひめ
    黄金兼家
    火車
    色は匂へど
    カタリ爺

    の八編、まあマンネリと言えばマンネリだけど、出れば読んでしまう。
    晴明と博雅が屋敷の庭で酒を酌み交わすあの空間、空気いいなぁ。
    私にはそんな相手いない、コーヒーではあかんし・・・

    今回は蘆屋道満がよく出てきて仕事していました。

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    2026年03月15日
  • 大江戸火龍改

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    著者お得意の(と言えるほど読んでいるわけではないけれど)陰陽師に似た世界の物語。
    ただし、陰陽師で語られる世界とは、やはり違って見えるのである。
    それは、我々が「江戸時代」という設定に引っ張られているからなのかもしれないし、はたまた紡がれる言葉や表現が違うからなのかもしれない。
    とにかく陰陽師が好きならば、読んでみてよいと思う。

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    2026年03月15日
  • 大江戸釣客伝 下

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    日本史上比類なき悪法生類憐みの令のもと、釣りに狂う文人墨客の滑稽ではあるが、命をかけた飽くなき求道の姿に感動すら覚える怪作。

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    2026年03月13日
  • 陰陽師 烏天狗ノ巻

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    変わらない2人といつも苦しむ兼家という安定さ。毎シリーズ読んでいると、今回出てきたちび不動も思い出の品になるのだなあとなんだかしみじみしてしまう。個人的に今回は道満の活躍が多くうれしかった。道満メインで一冊出ないかなあと夢見ている。

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    2026年03月09日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    ネタバレ

    今回は9編と多め。
    綺麗な女性が出て来る話が多かったような。
    虫姫、蘆屋道満、蝉丸、滝夜叉姫でお世話になった浄蔵さんが登場。
    今回の蘆屋道満は大人しかった。
    一番好きなのは「魔鬼物小僧」ですかね。健気な子だなと思いました。
    お坊さんなんだかんだ女犯を犯す。
    最初の「月琴姫」も好きでした。博雅、罪なことしますね…!



    「月琴姫」も面白かったです。

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    2026年03月09日
  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    17冊目『陰陽師 飛天ノ巻』(夢枕獏 著、1998年11月、文藝春秋)
    陰陽師・安倍晴明と雅楽家・源博雅のコンビが活躍する歴史怪奇小説の第二巻。
    もののあわれや情け、懸想、そして執心が主題となったエピソードが並び、中には事件そのものが狂言だったということも。ただの鬼退治ものに留まらない物語の拡がりを見せてくれる。
    主人公2人の掛け合いだけでなく、風雅な文章も本作の長所のひとつ。「鬼小町」という短編での桜吹雪の描写は驚くほどの情感に溢れている。

    〈晴明よ、よい風だ〉

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    2026年03月08日
  • 宿神 第四巻

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    宿神とか翁、後戸の神と呼ばれているものの小説家と思ったら、西行と清盛の話だった。
    3巻くらいまでは面白かったけれど、4巻目はちょっとダレた。

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    2026年03月02日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    やっぱり短編は面白い。
    そして、博雅が活躍すると嬉しい。

    博雅のストレートな訴えに、
    晴明がどんな顔してるのか、
    想像するのも楽しい。

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    2026年03月01日
  • 幻獣少年キマイラ

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    ラノベのような読みやすい物語 青年がキマイラに変わりその後どう展開していくのか。分かりやすく読みやすい物語。

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    2026年03月14日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    やっぱりこの物語は面白い。
    晴明、博雅、そして道満、最近みんな優しくなってないか、特に
    道満、まいいか面白ければ良しとしよう。
    それにしても、最後の「カタリ爺」は、作者本人か?

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    2026年02月18日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    どんどん楊貴妃の死にまつわる事件の全貌が見えてきそうでアツい。
    歴史は苦手だし、人の名前は覚えられないのが常だが、この本に関しては何回も説明を挟んでくれるから、するすると読めた(それが野暮ったいと感じる人もいるかもだけど)。
    あと1巻なので早く読み切りたい。

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    2026年02月16日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    最後の方の阿倍仲麻呂の独白が面白かった。
    本の最後に載っていた対談を見て思ったのが、作者の方が相当に空海を好きなんだと思う。だから空海すげえ的な話が多いんだけど、たまにそれが疲れることもあって、それがない阿倍仲麻呂の話はかなり引き込まれて読めた。

    不思議な力があるんだかないんだかわからなかったんだけど(多くの本はある派かない派かに寄って書いてあるため)、この本では科学の一部分的な感じで扱われてるのかな、と思った。あるっちゃあるけど知識を持った人じゃないと正しく使えない、みたいな。

    結構2巻は1巻より面白いなと感じたので、3、4巻も楽しみ。

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    2026年02月14日
  • 決定版 大江戸恐龍伝 一

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    2015年頃に小学館文庫で刊行されていた作品(全6巻)の集英社版(全5巻)

    当時、おそらく夢枕さんが描く江戸、というものにそこまで魅力を感じずスルーしたような記憶がある。

    やっぱり本との出会いはタイミング。

    恐龍伝とあるが、1巻はまだ源内の人となりの紹介と、
    登場人物が出そろってくる段階。
    まだ龍はチラ見せ程度です。

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    2026年02月13日
  • 腐りゆく天使

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    教会の香部屋になぜか浮かんだ一体の天使……それは神父にしか見ることができない幻影なのか?なんだか凄惨なイメージの作品だなあ、と思って帯をながめておりました。しかも、登場人物にはあの荻原朔太郎がいるらしい。そして、冒頭の一文「この七年間もの間、わたしが考えつづけていたのは、いったい、誰がわたしをここに埋めたのかということだ」を目にしてぶっとんでしまった。これは「頭の中の湿った土」ではないか?
    同じ物語なのか、そうではないのか?朔太郎、神父、腐っていく天使、そして頭の中の湿った土……。もはや頁を繰る手ももどかしいのである。ああ、何と病的で、何と美しくて、何と切ない物語なのでしょう?こんな物語があっ

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    2026年02月08日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    やはり楽しい陰陽師。初期より妖怪がサラッとしている気がする。それもまたいい。
    「自分は、零落した姫が好きなのだ。」
    「そして、結局、いくらもしないうちに煮過ぎた餅のようにしなだれかかってくるのである。」
    という文に痺れる。だからこそ毎度、このシリーズを買ってしまう。

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    2026年02月03日