夢枕獏のレビュー一覧

  • 涅槃の王(3)神獣変化 不老宮編 魔羅編

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    この巻の中盤で、35年前の事件がクライマックスを迎える。ザラ王への謁見に向かう、アクスの言動に注目である。陳夢龍が、ラダが、そして“鼠”が、どういった経緯でまたザラ王への謁見に挑むのかが明らかになる。見どころは、後半にある、シッダールタとマハムトとの心理問答である。命と体の結びつきについて、非常に興味深く、命について考えさせられる。

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    2009年10月04日
  • 涅槃の王(2)神獣変化 蛇魔編 霊水編

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    2巻からは「霊水編」とされ、前作のおどろおどろしさを引きずりつつも、“命”という重いテーマに正面から挑んでいる力作である。この巻の後半からは、シッダールタらが永遠の命を得たというザラ王に会おうとする現在より、35年前に起こったという事件についてのいきさつが語られ始める。登場人物が多く、それらが過去と現在に渡って複雑に絡みあった人間関係を構成しているため、やや混乱してしまう。

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    2009年10月04日
  • 月の王

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    我が殿アーモン様。この語り口が良かった。ダイスキ。続きを希望するがどーもお釈迦様にその座は奪われた模様…

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    2009年10月04日
  • 陰陽師 13巻

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    8巻から急激におもしろくなりますよね。それまでは単なる妖怪漫画的なんですが、8巻くらいから、現実と向こうを行ったり来たりできるい空間を作っていて、すごいです!!でも読んで全くおもしろくない人と、とてもおもしろい人に分かれるかもしれません・・・。

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    2009年10月04日
  • 空手道ビジネスマンクラス練馬支部

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    夢枕獏の格闘モノが好きで、『餓狼伝』は出版→即買いをしています。あの読み手の想像力を思いっきり刺激する格闘シーンも好きなんですが、男の再生の物語が必ずテーマになっていて、あれが男心をくすぐるんですよね。そんな男の再生のドラマの決定版が本書です。サラリーマンの悲哀とともにぜひお試しください。

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    2009年10月04日
  • ものいふ髑髏

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    またまた短編集ですo表題作「ものいふ髑髏」o髑髏がしゃべるとかけっこう怖いんですけど小気味ぃぃラストが気に入ってます!

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    2009年10月04日
  • 腐りゆく天使

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    なんというか、美が醜へ変じていく混沌としたプロセスとか、その辺がもうホント夢枕獏だなぁ…と。
    個人的に「上弦の月を食べる獅子」の向こうを張る傑作だと思う。

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    2009年10月04日
  • 奇譚草子

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    妙にリアルな妖しの話。 彼の綴る言葉と重なって独特な世界観を醸す小話は、怖いだけじゃない不思議な魅力に満ちている。

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    2009年10月04日
  • 聖楽堂酔夢譚

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    不思議な本屋、こんな本屋が欲しいです。
    虚実入り乱れての読み物中毒者への更なる中毒へのお誘いとみた(笑)。

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    2009年10月04日
  • 鳥葬の山

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    美しい自然を舞台に描く、哲学の物語。「頭の中の湿った土」は涙なくしては読めません。入手し難いかもしれませんが必読。

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    2010年09月08日
  • 陰陽師 11巻

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    夢枕獏原作・マンガの清明は原作とまた違った俗物っぽく飄々とした感じで、原作とは違う安陪清明が楽しめます♪

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    2009年10月04日
  • 陰陽師 11巻

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    原作があるまんがでここまでまんがとして堪能できた本はありません。原作と共通しつつ違った晴明像、魔術師たる男の生き様がほろほろと桜が散るごとく美しい。

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    2009年10月04日
  • 餓狼伝 : I

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    現在の総合格闘技ブームが訪れる遙か前から、この小説が存在した事にまず驚く。刊行ペースが遅すぎるのが難か(^^;)

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    2009年10月04日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    ネタバレ

    今回は短編8編。
    「器」が好きでした。
    「逆髪の女」で蝉丸法師の過去の話が書かれていました。実際にいた方とは知らず。調べたら大分曖昧な人だった。
    今回は神様や菩薩などがたくさん登場してる印象がありました。

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    2026年05月20日
  • 闇狩り師 蒼獣鬼

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    「闇狩り師」(短編集2巻)、「崑崙の王」(長編)、本作と、時系列順に読んできた。書かれた時期は、「蒼獣鬼」の方が「崑崙の王」より先だが、九十九乱蔵がキマイラに登場している龍王院弘と出会うのが「崑崙の王」で、その後に「蒼獣鬼」の出来事が起きている。どちらを先に読もうが、乱蔵の物語にほとんど関係ないが、今回は並行して読んできたキマイラに合わせて再読した。
    鳴神素十と戸田幽岳、どちらも人間を超越した陰陽師と神霊能力者。2人の対立の中で呪詛、憑依や生まれ変わりが行われ、そのことに利用されようとする素十の息子真人を乱蔵が救うストーリー。初版のときには《妄霊篇》《異神篇》 の2巻になっていたが、今回は1冊

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    2026年05月07日
  • 陰陽師 付喪神ノ巻

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    天中軒すみれが、浪曲化したことから読み始めた原作の陰陽師シリーズ。浪曲化された二作目の原作「迷神」と「打臥の巫女」が載っているので、二冊目を飛ばして、三冊めのこれ読んだ。
    全部読んでみると、この本に載っている小説としては、「迷神」はかなり面白いが、「打臥の巫女」は特に良い出来というわけではないが、両方とも蘆屋道満が出てくる話だ、というのが浪曲に選んだ理由なのだろうなと、と思われる。ということで、今回のテーマは、安倍晴明と蘆屋道満の対決らしい。
    その浪曲の東京公演は2026年8月23日。楽しみ。

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    2026年05月01日
  • キマイラ聖獣変

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    物語から10年後の最終話を始めるというFSS方式を導入。
    筆がノリノリでこれ書きたかったんだよ!感がひしひしと伝わる。
    菊地が良い。まさかこんなキャラになるとは。

    闇狩師とは元々同じ世界の話なのだけど、「人に憑く何か、魍魎」みたいなものは闇狩師で扱ってきたテーマだと思う。今回それがちょっと混ざってきた感じがする。

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    2026年04月19日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    ネタバレ

    何度怪異に遭っても懲りない兼家様が兼家様らしくて大変面白かった。
    兼家様のように欲をかいて痛い目見ることもあれば、欲を切り捨てすぎても、良くなかったり。
    人って欲を持ってこそ人で愛しいのかもしれない。

    晴明と博雅は、いつものように晴明が呪の話で博雅を困らせ、博雅が直球の親しみで晴明を動揺させてて、そこもまた愛しい。
    博雅に「もしも死んだら」の話をされる晴明はつらいだろう。

    色は匂えどとカタリ爺がとくに好き。

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    2026年04月18日
  • 陰陽師 氷隠梅ノ巻

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    四季折々の風情や四季の移ろいをいつも以上に色濃く感じる巻でした。
    そのせいか、博雅と晴明の間に流れる空気感も以前よりも結びつきが濃いような。

    晴明が物事の道理はすべて呪に結びついていく話をしようものなら、以前にもまして即止める博雅が可愛らしい。

    また、芦屋道満と博雅二人で物語が進む回も珍しい。道満も食わぬ漢ではないいつもとは違う。

    全体的に博雅の漢ぶりが感じられた。

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    2026年04月08日
  • 陰陽師 女蛇ノ巻

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     陰陽師安倍晴明と源博雅の活躍を描く陰陽師シリーズ第16弾。

     12編からなる、美しく、哀しいお話を今回も堪能することができました。
     
     今回も二人の友情は変わらず、深い安心ともに、微妙な嫉妬を覚えつつ、二人の活躍を見届けました。

     今回は芦屋道満の登場がいつもにも増して多かったような印象でしたが、やはりこのおじいちゃん、憎めません。

     最終話の蝉丸と博雅の音曲を通した掛け合いも、とても味わい深く、心に沁みました。

     本作を読んだのが年度の切り替わりの時期で、心に余裕のない中だっただけに、ほっと一息つけたように感じました。

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    2026年04月04日