夢枕獏のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
最後の方の阿倍仲麻呂の独白が面白かった。
本の最後に載っていた対談を見て思ったのが、作者の方が相当に空海を好きなんだと思う。だから空海すげえ的な話が多いんだけど、たまにそれが疲れることもあって、それがない阿倍仲麻呂の話はかなり引き込まれて読めた。
不思議な力があるんだかないんだかわからなかったんだけど(多くの本はある派かない派かに寄って書いてあるため)、この本では科学の一部分的な感じで扱われてるのかな、と思った。あるっちゃあるけど知識を持った人じゃないと正しく使えない、みたいな。
結構2巻は1巻より面白いなと感じたので、3、4巻も楽しみ。 -
Posted by ブクログ
教会の香部屋になぜか浮かんだ一体の天使……それは神父にしか見ることができない幻影なのか?なんだか凄惨なイメージの作品だなあ、と思って帯をながめておりました。しかも、登場人物にはあの荻原朔太郎がいるらしい。そして、冒頭の一文「この七年間もの間、わたしが考えつづけていたのは、いったい、誰がわたしをここに埋めたのかということだ」を目にしてぶっとんでしまった。これは「頭の中の湿った土」ではないか?
同じ物語なのか、そうではないのか?朔太郎、神父、腐っていく天使、そして頭の中の湿った土……。もはや頁を繰る手ももどかしいのである。ああ、何と病的で、何と美しくて、何と切ない物語なのでしょう?こんな物語があっ -
Posted by ブクログ
バキ外伝小説の「ゆうえんち」のコミカライズ9巻。
まるっと無門と羽鳥薫の戦い。
忍者?ニンジャ?どちらの表記の方が羽鳥と表すのに相応しいのか。外連味たっぷりの観覧車対決をメインに据えるならニンジャかと思うけど、猛虎落地勢を使いこなす勝負への執念を鑑みると忍者になるのか。
「ゆうえんち」全編通じて、観覧車対決はベストバウトに選んでしまいそうな戦いではあるのでニンジャなのかな。
アクションスターのニンジャ、仕事人の忍者という区分けかなぁ。
愚地独歩の後ろ姿に、私刑執行スーパーマンのマルス・リードの登場も好ましいですが、観覧車対決がやっぱりいいです。
無門と羽鳥だけではないですが、肉体も精神もイ -
Posted by ブクログ
原案・板垣恵介、原作・夢枕獏、漫画・藤田勇利亜『漫画 ゆうえんち −バキ外伝− 9』秋田書店。
5巻をもって完結した夢枕獏の『小説 ゆうえんち』でイラストを担当した藤田勇利亜が漫画化するという何ともややこしい作品。
月1連載につき、ようやく第9巻に到達。ゆうえんちへの参加者が何人居るのか明らかにされていないので、連載を続けようと思えば、無限に続けられるだろう。夢枕獏の『小説 ゆうえんち』の方は葛城無門がゆうえんちの主催者である蘭陵王と無門の師匠の仇である柳龍光を倒して、幕を閉じるが、こちらの方はさらに一波乱ありそうだ。
前巻では主人公の葛城無門の闘いが無かったが、今巻ではいきなり忍者のよ