【感想・ネタバレ】キマイラ聖獣変のレビュー

あらすじ

著者のライフワークである伝奇大河シリーズ「キマイラ」がついに完結を迎える!? 闘病を経て、いま考えうるラストをとにかく書きあげたいとの思いから、物語の途中をすっとばし、先にラストを書き上げるという前代未聞の一冊に。俺たちの闘いは終わらない!

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Posted by ブクログ

このシリーズ15編くらいあるのに
知らずに手に取った
最初に登場人物のプロセスが書いて
あるので読みやすかった親切
よりによって終わりのない物語の終幕
でもこれからも続く物語

半獣半人間の生き物と現代社会の
ドロドロしたつながり
自然の不思議そして驚異
その中での人間の無力

こんな作品あまり読んだこと無いけど夢枕獏の作品はスッと読める
不思議な作家だ
なぜ終幕を先に書いたか理由が分かった
これからも書き続けられることを
願っています

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

何となく、永井豪の「デビルマン」のラストを思い出してしまった。変化する彼らが、どのようにここへ終着するのか、しないのか。著者の病気と老いが気になるところではあるが、学生の頃からの読者であるので、ここまで引っ張った責任は、ぜひ取ってもらいたい。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

完結巻(仮)という触れ込みには違和感を持ちました。
この巻以前の話も、この巻以後の話も存在するような内容だったからです。
著者の生涯小説と公言してるだけあって、本当の着地点を気長に待つしかないのかなぁと思いました。
未完になったら、読者の数だけ補完される物語があっても良いじゃないという、著者からの新しい試みの巻かもしれません。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

キマイラはまさに僕も、犬神明ロスからこのシリーズに手を染めた二十歳そこそこの時、むさぼって読んだのを覚えている。でも、キマイラも犬神明のように、やがて話のスピードが緩慢になりいつしか僕はそこから卒業していた。しかし、今回はいきなり完結編だと仰るから読んでみたが何も終わってはいなく、終わりの始まりだった。そして「あとがき作家」だというのを思い出せてくれた、あとがき(前書きもあった)の半端ない文章量。キマイラにはもう心が震えなくなっている自分を発見したよ。やはり僕は卒業してしまっていたんだ。

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2025年05月30日

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