あらすじ
織部深雪を拉致したのはルシフェル教団だった。「彼女と交換に久鬼麗一と大鳳吼を、無理ならばいずれか一方の身柄を」という教団側の要求を耳にした大鳳は、自らの手で深雪を助け出すことを決意する。著者渾身の大河シリーズ!
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Posted by ブクログ
まさか西城学園を支配していた「もののかい」がルシフェル教団と関わっていたなんて。この事件を機に九鬼のことが知れて、ボックが1年後日本に現れることになる。トランシルヴァニア症候群や伯爵病についても、ここで触れられている。そして、この事件で闇狩り師のあの人がキマイラ本編にサプライズ登場。長く書き続けられていると、こんなこともあるんですね。さて、この後でグルジェフの過去まで語られ、(また1人掘り下げられた、阿久津まで含めると2人か)やっと現在に戻りました。九鬼玄造達、九十九と雲斎、大鳳は、拉致された深雪が伊豆にいることをそれぞれに知る。深雪を助け出すために動く大鳳。ついに割れた円空山の裏手の石、九十九が動く。坂口が、阿久津が…?やっと物語が進むのか。1巻めが始まったときは、大鳳が入学した4月だった。現在は、その年の12月。信じられますか、まだ1年経っていないんです。それでも、この物語を読みたい。
Posted by ブクログ
この巻も面白かった。主要登場人物の秘密がだんだんと明らかになってくる。それは、うれしいことなのだけれど、同時に物語の終わりの兆しが見えてくることでもある。ずっと読み続けたいと思わずにはいられない。