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Posted by ブクログ 2013年01月23日
夢枕獏著「キマイラ1 幻獣少年 朧変」を読みました。
高校生の大鳳吼(おおとり こう)は自分の体内に恐ろしい能力を秘めていた。それが目覚め始め、自分を鍛えることで、その力と闘おうとする。さまざまな人物が登場し、過去の歴史にまでさかのぼり、その秘めた能力のなぞに迫っていく。20年以上にわたり作者...続きを読むが書き続けているライフワークである。
自分はこの作品に高校生の頃出会い、それ以来「キマイラ」シリーズの世界観に惹かれ、ずっと読み続けています。
今回は、オリジナルに加筆・修正され、改めてノベルズ版になって登場した作品を実に20年ぶりに読み直してみました。
夢中になって興奮した思いがよみがえるように、この作品の衰えることを知らないパワーを感じました。
この作品の魅力は、アクションの醍醐味と多彩な登場人物が織り成す世界観、そして悪役も含め、ひきつけられる強烈なキャラクターの個性でしょうか。
とにかく、マンガよりも面白い小説の決定版。
これからも自分の読書のライフワークとなる作品です。
Posted by ブクログ 2011年03月27日
キマイラシリーズ開始。自分が産まれる前から20年以上続く作品というのは凄い。もっと漫画化、映画化されても良いのではないかと思うほどの世界観。一気に読みたい。
Posted by ブクログ 2022年07月01日
ある高校に転校してきた大鳳吼。
その高校には、九鬼や由魅、九十九、深雪がいた。
次の巻を読もうか悩む。
あまり好みではないけど、この後壮大な展開があるのか。
Posted by ブクログ 2013年03月12日
ラノベの原点とも、厨二のバイブルとも、前評判は様々に聞いておりました、30年以上を経ていまだ完結していない大長編ファンタジー小説についに手を出してしまいました。まずはその構想力に敬意です。
さて中身ですが。文章は平易というか、一歩間違えば安易とも取られかねない文体で、ありていに言えば読みやすいので...続きを読むすが、それでありながら読み応えがあるという不思議な感覚を味わいました。短い文章でテンポ良く読ませていくことで、表現のレイヤーを次々と重ねていきます。一文一文は薄いかもしれませんが、それが重なった厚みがその正体かな、と感じます。
そして、大長編の一巻目だからか、とかく伏線が張られまくりで先の展開にワクワクします。逆に、この作品はレビューするには適していないんじゃ無いか、と今更ながらに思いますが、とかく期待感を煽られているのは確か。
残念だったのは、特に「朧変」の方で多かったですが、ちょっと展開が唐突過ぎたり、「そこ、登場人物疑問抱かないの?」ってのが散見され、そこで少し醒めてしまうという点。
ともあれ、張られまくった伏線と人物模様がどう転がっていくか、先が楽しみです。
Posted by ブクログ 2013年02月28日
イラストと帯の文句に一目惚れで購入したら、新装版らしいですね。しかも前は天野さんイラ。いやいや知らなかった。
夢枕獏はほとんど読んだことなかったけど、想像以上の以上くらいに文章が読みやすかった。(もっとカタイイメージがあったので)
キャラクターでは久鬼が好き。彼がどうキマイラと向き合ってきたのか、そ...続きを読むの苦悩がもっと知りたい。おそらくこの先明かされる(と勝手に期待している)だろうから楽しみ。