夢枕獏のレビュー一覧

  • 大江戸釣客伝(上)

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    のんきな お侍の釣りの話と、思っていました。

    「生類憐みの令」で釣りができなくなってしまう・・・
    いきすぎの禁令の数々
    最初はひどいなぁ~と 読んでいましたが

    なんだか 綱吉公も かわいそうな人に思えてきた。

    下巻につづく・・・・

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    2013年06月27日
  • 大江戸釣客伝(下)

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    生類憐みの令で釣りがご法度になった肩身が狭く、生きにくい世の中でも
    皆同じ事を考える。
    浮世から離れ釣りがしたいと。
    素晴らしい。
    何もかも。
    上巻より人間味溢れる内容だったのではないか、と思う下巻。
    サラサラと読めて、途中で涙腺が緩みそうになったのも事実。
    実在する登場人物がモデルだから、歴史好きな人には本当に勧めたい。
    色々なことを考えさせられました。

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    2013年06月20日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    前作の瀧夜叉姫が、私の感覚的には
    残忍でついていけなかったため、
    次作品に当たるこちらを読むまで
    随分時間がかかった。

    本作はどの作品も読後感が良く、好き。
    晴明の季節感溢れる庭の描写が美しく、
    二人がその庭を眺めつつ、
    酒を飲む描写は相変わらずで、
    何かほっとさせる。

    しかし、博雅のとんでもなく高い
    楽器演奏スキルが発揮される話が
    増え、以前博雅は晴明の後ろに
    くっついて見物していたイメージが
    強かったが、今や晴明にとって
    助手というよりも相棒というべきか、
    本当にいなくてはならない片腕となった感じがする。

    露子姫や蘆谷道満、蝉丸法師などの
    レギュラーメンバーも健在で、
    各自得意分野で

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    2013年05月13日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

    購入済み

    おもしろい

    不思議な話。SFというよりファンタジー。天、進化、仏教、愛、生についてバイオレンスと冒険と哲学的問答で語っている。独語に余韻が心地よい。

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    2013年05月07日
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)

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    宇宙と進化と仏教と愛と量子論について、ファンタジーとバイオレンスと冒険と哲学的問答で語った物語。骨太で良かった。

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    2013年05月03日
  • 秘帖・源氏物語 翁-OKINA

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    本が進む進む!笑
    何でしょう、日本語の特性をすごく引き出しているというか…。とにかく引き込まれる文章です。

    源氏物語だけど陰陽師の話のようで、なぞなぞも興味深かったです。
    六条御息所の生き霊の辺りも、話が上手くてゾクッとしました。

    とってもおすすめの一冊です!

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    2013年04月23日
  • 陰陽師 玉手匣 2巻

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    前回に引き続き、やっぱり若子がかわいい~♪
    盗賊の話がどうなっていくのか、満仲とか頼光とか登場してくるのかなぁ、つづきが楽しみ

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    2013年04月01日
  • 陰陽師 1巻

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     旅行先で立ち寄ったVillage Vanguardで見つけてひとめぼれ。 帰ってきてやっぱりどうしても欲しくなり1~5巻を大人買いしてしまった。この後しばらく岡野 玲子作品を買いあさることとなりました・・・・

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    2013年01月31日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    「博雅よ、それはそうとしてもだ。おれには、もうひとつ、生きてゆくに必要なものがある────」
    「何だ?」
    「おまえさ、博雅」


    どうしてくれよう、この男ふたり。
    薄い本、作っていいですか。(今更)

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    2013年01月31日
  • 陰陽師 龍笛ノ巻

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    ネタバレ

    いやあ……博雅よ。お前、どんだけ晴明のこと好きなんだ。で、晴明もな/笑。

    「博雅よ、そのような真っ直ぐな目で人を見るな」
    「俺が見ると困るのか」
    「困る」

    わかってやれよ、博雅!!!!笑

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    2013年01月29日
  • 涅槃の王(4)神獣変化 幻鬼編 覚者降臨編

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    ついに全巻読み終わりました。

     夢枕獏著「涅槃の王 神獣変化」全7巻。

     真理を求めて旅をするシッダールタ(後の仏陀)が悟りを開くまでを描いた伝奇大河巨編です。

     作者のシリーズ物の中で、数少ない完結した物語です。

     さまざまな人物たちが大団円を迎える中、シッダールタがついに悟りを開き、この長い物語のクライマックスにふさわしい結末を迎えます。

     仏陀を主人公にして、これだけアクションやバイオレンス、多彩な人物たち、そして、独特の世界観を描ききるなんて、やはりこの作者だけにしかできないでしょう。

     作者の作品をこれまでにもたくさん読んできましたが、これからも読める幸せを味

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    2013年01月24日
  • キマイラ青龍変〈キマイラ別巻〉

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    夢枕獏著「キマイラ青龍変」を読みました。

     SF伝奇アクションの大河小説「キマイラシリーズ」の外伝にあたる作品です。

     本作はあの龍王院弘が主人公で、宇名月典善と出会い、自分の真の強さに目覚めていく物語です。

     「キマイラシリーズ」の大鳳吼や九十九三蔵たちと出会う前が描かれているのですが、彼らが出て来ずともぐいぐい引き込まれてしまうのは、さすが作品の魅力だと思います。

     「キマイラシリーズ」には実に多彩な人物が出てきますが、この龍王院弘のような悪役をふくめ、みなとても魅力的です。

     この大河小説はさらに話が大きく展開しており、今後もどのようなストーリーになるのか、とても楽し

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    2013年01月23日
  • キマイラ1

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    夢枕獏著「キマイラ1 幻獣少年 朧変」を読みました。

     高校生の大鳳吼(おおとり こう)は自分の体内に恐ろしい能力を秘めていた。それが目覚め始め、自分を鍛えることで、その力と闘おうとする。さまざまな人物が登場し、過去の歴史にまでさかのぼり、その秘めた能力のなぞに迫っていく。20年以上にわたり作者が書き続けているライフワークである。

     自分はこの作品に高校生の頃出会い、それ以来「キマイラ」シリーズの世界観に惹かれ、ずっと読み続けています。

     今回は、オリジナルに加筆・修正され、改めてノベルズ版になって登場した作品を実に20年ぶりに読み直してみました。

     夢中になって興奮した思いが

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    2013年01月23日
  • 陰陽師 玉手匣 1巻

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    出ているのを知らなくて、今になって買いました。前作は全部揃えたので。
    相変わらずの不思議な独特の雰囲気の漫画。そこが好きなんだけど、今度は子供の和子くんが出てくるので和む。
    なんだか息子にほっぺのぷっくり感が似てるから余計に和む
    次巻も楽しみ♪

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    2013年01月08日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    陰陽師に出てくる女の人は、みんなとってもかわいらしいです。愛する人を思うばかりに とんでもない呪詛をかけてしまったりね・・・

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    2012年12月01日
  • 陰陽師 9巻

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    壊れる事の意味と終わる事の意味について悶々と考えさせられるような。この本を読み終わるとどうも紅葉に燃える山に入りたくなる。ここ数年、そんな場所に入っていないから久しぶりに行ってみようか。

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    2012年11月21日
  • 鳥葬の山

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    すごい世界観の短編がいくつも。文体は本来の私の好みからいうと苦手なはずなんだけど、それを凌ぐ魅力があった。幻想的で恐くて、フィルムが傷んだ昔の映画を観ている感覚というか。

    「やわらかい家」「鳥葬の山」「あやかし」が中でも面白かった。

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    2012年09月24日
  • 陰陽師 天鼓ノ巻

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    ネタバレ

    発売されているのに気付いてなくてあわてて買った本。

    このシリーズは安定感があって、迷わず安心して買える。
    今回は蝉丸さんがよく出てきて、百人一首の坊主めくりで何か被っている間際しい坊主がこの人だとやっと気付いた。
    今までもちょくちょく出てきていたのに全く気付いてなくてちょっとした衝撃だった。

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    2012年09月24日
  • 陰陽師 3巻

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    真葛かわいい。実は狐じゃないかとか晴明の母じゃないかとか邪推してたらぜんぜん違った。

    絵がきれいで平安時代にマッチしてる!
    晴明の髪の乱れが色っぽい←

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    2012年09月01日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    なんて素晴らしいホームズとワトスン!と思ってしまうのは、ミステリの読み過ぎだろうか。

    博雅の過剰なほどの純粋さ(怨みを抱いて鬼になり、害をなす相手に同情の涙を流しさえする)に、胸を打たれる場面が多々あった。すべての物事を人の情と切り離して(それすら呪なるものと分析して)いるような清明には、彼のそのような姿がこの上なく好もしいのだろう、そんな風に思った。

    それにしても、道満。
    「雨風と同じ」なんて、清明は大変的を得ている。すごく納得してしまった。

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    2012年08月26日