上弦の月を喰べる獅子(下)
  • 最新刊

上弦の月を喰べる獅子(下)

1,034円 (税込)

5pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

人は、幸福せになれるのですか? 野に咲く花は幸福せであろうか?――螺旋蒐集家と岩手の詩人、ふたつの孤独な魂から成る人間、アシュヴィンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる……進化とは? 宇宙とは? 人間とは? 究極の問に対する答を破天荒な構成と筆致で描きあげた、これは、天についての物語である。

...続きを読む

上弦の月を喰べる獅子 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 上弦の月を喰べる獅子(上)
    1,034円 (税込)
    あらゆるものを螺旋として捉え、それを集め求める螺旋蒐集家は、新宿のとあるビルに、現実には存在しない螺旋階段を幻視した。肺を病む岩手の詩人は、北上高地の斜面に、彼にしか見えない巨大なオウム貝の幻を見た。それぞれの螺旋にひきこまれたふたりは、混沌の中でおのれの修羅と対峙する……ベストセラー作家、夢枕獏が仏教の宇宙観をもとに進化と宇宙の謎を解き明かした空前絶後の物語。第10回日本SF大賞受賞作。
  • 上弦の月を喰べる獅子(下)
    1,034円 (税込)
    人は、幸福せになれるのですか? 野に咲く花は幸福せであろうか?――螺旋蒐集家と岩手の詩人、ふたつの孤独な魂から成る人間、アシュヴィンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる……進化とは? 宇宙とは? 人間とは? 究極の問に対する答を破天荒な構成と筆致で描きあげた、これは、天についての物語である。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

上弦の月を喰べる獅子(下) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年10月28日

    凄い。縁と業、兄と妹、問と答、空間と時間の話。構想から章の分け方まで凝りに凝っている。
    この手のは、ラストをあいまいにぼかしちゃうんだけど、ちゃんと向き合っているのが好感度高い。
    アシュヴィンの中の人は、何となく、神曲におけるダンテとヴィルジリオを思い起こさせる。
    設定が特殊だし仏教的考えが難しく万...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月03日

    螺旋蒐集家と岩手の詩人が登場する、二重螺旋構造の物語です。

    二重螺旋構造・・・?何と言えばいいのでしょう。
    2つの物語が、同時進行し、時には絡み合います。

    夢枕獏は昔から大好きな作家で、特にこの本は、今までに3回読みました。
    全体的にはファンタジーかなと思いますが、バイオレンスな描写も若干ありま...続きを読む

    0
    購入済み

    おもしろい

    2013年05月07日

    不思議な話。SFというよりファンタジー。天、進化、仏教、愛、生についてバイオレンスと冒険と哲学的問答で語っている。独語に余韻が心地よい。

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月03日

    宇宙と進化と仏教と愛と量子論について、ファンタジーとバイオレンスと冒険と哲学的問答で語った物語。骨太で良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月02日

    がっつりとしたSF.二人の男の人生が交わり、後半は幻想譚の様子を呈するが、インド神話と相まって混沌とした魅力を醸し出す。
    一度読むと忘れられない味になる。
    色彩が濃く、主に螺旋と夜の話のはずなのに色鮮やかな印象がある。
    プラネテスの4巻の渦巻銀河のシーンは絶対ここから取ってると信じてる。

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月19日

     ビックバン以前、インフレーションその先にある多元宇宙(マルチバース)論に本書は言及しているのだろうか、一神教的、神の存在などについてよりも、仏教世界の「無」を通じて宇宙の真理を解き明かそうとする試みであった。実験的な小説と言える。読んで楽しめる方をあえて、スピリチュアル好きと断定してみる。

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月08日

    ☆3.7
    人は、幸福せになれるのですか? 野に咲く花は幸福せであろうか?――螺旋蒐集家と岩手の詩人、ふたつの孤独な魂から成る人間、アシュヴィンは、いくつもの問を胸に、果てしなく高い山を登りつづけていた。長い修羅の旅を経て、彼がその答にたどりついたとき、世界を驚嘆させるなにかが起きる……進化とは? 宇...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月16日

    このテーマでやりきったことで日本のSFに一つのオリジナリティを打ち出した、という、記念碑的な意味合いが強いのではないか。

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    想像していたよりも読みやすく、一気読みした。もっと意味分からない前衛芸術みたいなものを覚悟していたが、普通の物語だった。
    が、感受性が足らず、それ以上のものを感じることは出来なかった。周囲の評判ほどのものがあるとは思えなかった。読みにくそうな話をよく読みやすく書けたと思う。

    800ページ以上を読ん...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年04月03日

    再読。
    進化と螺旋と月と仏陀にまつわる話。再読で大まかなストーリーは覚えていたが、結末と最後の問いは忘れていたので、どう終わるのかを楽しみに読み進めていたが、悟りと仏陀の誕生で終わるという、若干、拍子抜けの結末だったので、忘れてしまったのであろう。それにしても最後の問いが、獅子繋がりで、スフィンクス...続きを読む

    0

上弦の月を喰べる獅子(下) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫JA の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

夢枕獏 のこれもおすすめ

上弦の月を喰べる獅子 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す