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ときは安永――。江戸では「宮本武蔵」と名乗る辻斬りが出現し、凶悪な強盗団「不知火」が跳梁跋扈していた。からくり師・堀河吉右衛門は親友の剣豪・病葉十三と怪事件の真相究明に立ち上がるが……。奇想満載の伝奇時代小説。《解説・高橋敏夫》
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Posted by ブクログ
夢枕獏 著「天海の秘宝(下)」を読みました。 江戸を揺るがす怪しい集団と戦う覚悟を決めた、からくり師吉右衛門と親友の剣豪、病葉十三は苦闘の末に天海の秘宝を見つけ出す。しかし、そこには驚愕の真実が隠されていた。 下巻は正直やられたという感じでした。 上巻は、謎が謎を呼び、時代劇ミステリー...続きを読むのような形で進み、下巻はその謎が明らかになっていく展開と思って読み進めていたのですが、謎が明らかになるにつれ、上巻とは思い切り展開が変わり、いい意味で裏切られました。 まさか、思い切りSF小説だったとは。 タイムパラドックスを織り交ぜ、展開の秘宝の謎に迫る展開は、頭の中でなかなか整理することができず、パズルのピースを当てはめていくような楽しさを味わうことができました。 しかも、登場人物も一人一人がくせ者で、悪役も悪の魅力が全開でした。 その中に歴史上の人物も顔を出し、歴史の魅力も感じられました。 かなり思い切った作品になっていたと思いますが、自分はこの思い切りがとても爽快でした。
うんけらちょばっ、 映像化希望、できればハリウッドで、キアヌリーブスでいいや、でもおいらの天海上人のイメージは天地茂なんだよなぁ、
不知火、武蔵、堀河吉右衛門、大黒天、天海は、誰なのか、天海の秘宝とは何なのか、その謎が解きほぐされ明らかにされていく 天海はなぜ突如、歴史に現れたのか?それに対する漠さんの答えがこの本なのかもしれない。
江戸を舞台にした伝奇小説が一転…こういう仕掛け、結末の小説であったのか!まさに驚愕の真相! 最初は山田風太郎のような伝奇小説だと思ったのだが、下巻に入るとまるで映画『ターミネーター』のような永井豪の『黒の獅子』な展開。 まあまあの面白さかな。
タイムパラドックスを解決せず流しているのに感心。ハインラインも『夏への扉』で放り出しているのを思い出したり。 いろいろ突っ込みどころは満載だけどなかなか愉しく読めた。
途中からおかしいと思っていたら,そんな結末だったとは…… 陰陽師シリーズのようなつもりで読んでいたから,ちょっと衝撃が.
風呂敷広げすぎ。斬られたときの悲鳴も変すぎる。斬新さばかりを狙っているようで、むしろ白けてしまった。
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